本日は、N.ampullaria Red×tobaicaです。

①人工交配  :N.ampullaria Red×tobaica
②入手時期  :2012年4月
③入手元     :うつぼかずらの郷殿
④成長度合  :早い
⑤栽培難度  :簡単
⑥挿し木      :水挿しで100%
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax8cm前後
⑧雌雄        :♂、7~11月頃開花

本種の補虫嚢の表面は、淡緑色地に赤い斑点が沢山入り、襟の部分はホットリップの様に真っ赤に色付き、時間の経過とともに黒身が増し結構インパクトのある感じになります。

幼苗時期はN.ampullariaに良く似ている様ですが、一端徒長を始めると結構早いスピードで伸びる所は、N.tobaicaの血を引き継いでいると思います。又、比較的早い時期から腋芽が発生してくる様です。老成すると節の所々から腋芽が発生してきます。何れ空中コロニーの様になってくれるのかもしれません。と云っても結果的には全然大したことはなく普通でした(^^;。
本種は夜間最低15℃程度でもボチボチ着袋してくれますし、夏の暑さにも全く平気ですので、至って強健、育てやすい種だと思います。2015年に初めて挿し木を実施しましたが、アンプの血か発根までには結構時間を要しました。しかしながら水カビが発生するも力尽きることは無く、無事に発根してきました。2018年も挿し木を実施しましたが、この時は鹿沼土に頂芽枝×1、節間枝×2本を挿しました。結果的には何れも発根し既に里子に出てしまいました(@^^)/~~~。水挿しよりも鹿沼土挿しの方が発根活着が早く成績が良いようです。

2020年秋、親株の徒長枝が枯れそうになったのでダメもとで水挿しにしていましたが、今回は発根期間が短かく12月には鉢上げしました。増殖も容易な品種の様ですね\(^o^)/。下段写真左から、

1.入手した当日、2012年4月12日の草姿全体。植物体はごく普通の感じだっ
  たが、未だ嚢が付いていなかったので特長が分からない
2.入手して5ケ月少々経過した2012年9月20日に撮ったもの。我が家の環境
  にもなれ、徐々に大きくなってきたので素焼鉢に植替えをした所
3.2012年12月24日、徒長が始まり生育のスピードが増してきた。又、小さ
  な腋芽も少しずつ大きくなってきている
4.2013年5月17日に撮ったもの。真中の茎が本種のもので既に60cm程度
  伸長している
5.2014年9月23日に撮った三番目の腋芽。既に超ロアーが付き始めたところ
6.2015年3月19日に撮ったもので、三番目の腋芽が徐々に大きくなってきた
7.こちらも同3月19日に撮ったもので、老成し茎の至る所からこの様に腋芽が発
  生してきた。アンプの様に空中コロニーが出来るのだろうか。これからが楽しみ
  ⇒途中で力尽きたぞ~

1.2012年10月31日、間もなく蓋が開きそうな嚢
2.2012年12月16日、手前の嚢は出来て間もないもので、左奥の嚢は既に2
  ヶ月程度経過したもの。時間が経つと、襟の部分が黒くなる
3.2013年10月1日、二番目の腋芽に出来た超ロアー。リップが真っ赤で良く
  目立つ
4.2013年12月13日、二番目の腋芽に出来た三番目のロアー。輝くような赤
  ってところだろうか
5.2014年1月26日、最初の腋芽に出来たミドル
6.こちらも同日の1月26日に撮ったもので、親芽に出来たアッパー。ご多分に漏
  れず色柄共に擦れてくる
7.2014年8月14日、始めて開花した雄花
8.2014年9月23日に撮ったもので、最初の腋芽に出来たミドルからアッパー
  寄りの嚢

1.2014年10月7日、主茎が大分徒長した先に出来たアッパー。何かカスみた
  いな感じ
2.2014年11月14日、手前二つは二番目の腋芽に出来たミドル寄りの嚢下の
  嚢は三番目の腋芽の最初の頃に出来たロアー
3.同11月14日、三番目の腋芽の最初の頃に出来たロアーをアップしたもの
4.2015年1月1日、最初の腋芽に出来たミドル
5.2015年3月19日に撮ったもので、三番目の腋芽にできたロアー

1.2015年4月22日、腋芽にできたロアーで、とても発色が良い
2.2015年6月8日、こちらも腋芽に出来たロアー
3.2015年6月21日、こちらも腋芽に出来たもので、開いたばかりの捕虫嚢
4.2015年7月25日、左写真の嚢のその後。嚢が付き進むにつれて徐々に色合
  いは薄くなってくる
5.こちらから四枚は2015年9月5日に撮ったもの。腋芽が大分生長してきたの
  で、主茎及び最初の腋芽の頂芽をカットし、この5月1日に水差ししていたもの。
  やっと発根してきたので、本日ビニールポットに上げる事とした。N.ampullaria
  の血のせいか、発根までに大分時間を要したが、挿し木自体は問題なくできる

  様だ
6.ビニールポットにミズゴケで植付けた状態。活着して生長開始するまでには多少
  時間がかかりそう
7.何番目の腋芽か忘れたが、腋芽に出来たロアー
8.こちらも何番目の腋芽か忘れたがアッパー。何かめっちゃショボイね~

1.2015年9月17日、腋芽にできたロアー
2.2015年11月5日に撮ったアッパー
3.2015年11月8日、毎年必ずといっていいほど開花する。未だ花粉嚢が破れ
  ていないので、花粉は出てきていない状態
4.こちらから五枚は2016年3月15個に撮ったもので、こちらは腋芽にできた
  ロアーだが色合いは薄い
5.こちらは茎の途中1m位のところから発生した腋芽の最初に出来た嚢だが、既

  にミドル辺り(・・?の嚢
6.昨年5月に挿し木した苗。1鉢だけ我が家の予備として育てていたもので既に徒
  長が始まっている
7.こちらは左挿し木苗の最新の捕虫嚢。既にミドル~アッパー寄り
8.こちらも挿し木苗に出来つつある生長途中の嚢

1.こちらから二枚は2016年5月26日に撮ったもので、こちらは挿し木したビ
  ニールポット苗を植替えする為根鉢を外したところ。大した根量ではなさそう
2.こちらは4号ブラ鉢に砂利系混合用土で鉢増しした様子。一寸ボケm(_ _"m)
3.2016年5月30日、親株の何番目かの腋芽に出来た未だロアー辺りの嚢
4.2016年9月16日、親株の何番目かの腋芽が徒長した先に出来たアッパー
5.こちらから四枚は2016年9月19日に撮ったもので、こちらは左から二番目
  写真の挿し木苗のその後の様子。既にこの8月雄花が咲いた。地際から腋芽も

  発生してきている
6.こちらは腋芽の様子。既に徒長が始まっているぜ(◎_◎;)
7.この挿し木苗の主茎に出来た最新のアッパー
8.同じく一つ前にできたアッパー

1.2016年10月7日、こちらは挿し木苗に出来たもので、ボチボチアッパー寄
  りだろうか
2.2016年10月27日、こちらも挿し木苗に出来たアッパー寄りの捕虫嚢
3.こちらから二枚は2017年6月11日に撮ったもので、こちらは親株に出来た
  めっちゃショボいアッパー
4.こちらも親株に出来たアッパー
5.こちらから四枚は2017年7月12日に撮ったもので、こちらは挿し木苗に出
  来たアッパー
6.こちらも挿し木苗に出来たアッパー
7.こちらは親株に出来つつある捕虫嚢
8.こちらも親株に出来た花序で、本個体は♂である。一般的に蕾がまん丸に近い

  と♂、蕾が楕円形、卵型に近いと♀。唯、判別のつきにくい品種もある

1.こちらから二枚は2017年9月1日に撮ったもので、こちらは親株の何番目か
  の腋芽に着いたミドル辺りの捕虫嚢で、一寸ホットリップっぽい感じ
2.こちらも親株に着いたもので、ミドルからややアッパー寄りの捕虫嚢で。大分色
  が抜けけて来た
3.2017年11月25日、親株の腋芽が徒長して着いた最新のアッパー
4.こちらから三枚は2018年1月4日に撮ったもので、何れも挿し木苗に着いた
  捕虫嚢。
  何かパッとしないミドルからアッパー寄りの捕虫嚢
5.最近は気温の低下で、着袋はするもののやけに小振りになってきた
6.ポッチャリ型からややスレンダーな感じになってきた様子

1.こちらから三枚は2018年5月9日に撮ったもので、こちらは挿し木苗の徒長
  枝に着いたアッパー寄りの最新の捕虫嚢
2.こちらも徒長枝に着いたアッパー寄りの一つ前の捕虫嚢。左奥に僅かに見えるピ
  ッチャーも本種のもの
3.親株の徒長枝に着いたアッパー
4.こちらから五枚は2018年7月28日に撮ったもので、こちらは出来て大分時
  間が経過したアッパー
5.リップの半分だけ赤く染まっている。左から二番目写真の捕虫嚢も同様で本種は
  時々こんな感じになる
6.花穂が成長してきた様で、もう少ししたら開花しそう。本種は雄株である
7.最新のアッパー。色合いも殆ど無くなった
8.2018年の5月14日に鹿沼土に挿し木(頂芽枝×1、節間枝×2)を実施し
  たが、何れも発根活着し既に里子にでたよ~(^_^)/~。水挿しよりも鹿沼土の方
  が成績が良い様だ

1.2018年12月4日、挿し木苗の茎が短い腋芽に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃ
  ん。既にアッパー
2.こちらから二枚は2018年12月5日に撮ったもので、こちらは挿し木苗の茎
  が短い腋芽に出来た最新のアッパー
3.挿し木苗の茎が短い腋芽に出来た一つ前のアッパー
4.こちらから四枚は2019年1月11日に撮ったもので、こちらは左端写真の捕
  虫嚢が完成したもの。色合いは随分グリーンっぽい
5.こちらは出来て大分経過したもののようで、ボチボチその役目を終えるかもしれ
  ない
6.こちらから二枚は2m程度徒長した腋芽に着いたもので、こちらは最新のアッパ
  ー
7.こちらは一つ前に着いたアッパー。何れもアッパーばかりだが、最近地際から腋
  芽が2芽発生してきたので、今後のロアーが楽しみである\(^o^)/

1.こちらから二枚は2019年3月12日に撮ったもので、 こちらは挿し木苗の
  徒長枝に着いたアッパー。比較的ボッテリとした感じだろうか
2.挿し木苗の別の徒長枝に着いたアッパー。こちらは結構スレンダーな感じ
3.こちらから六枚は2019年7月14日に撮ったもので、こちらは挿し木苗の徒
  長枝に出来つつあるアッパーの赤ちゃん
4.挿し木苗の徒長枝に着いた出来立てのアッパー
5.親株の徒長枝に花穂が上がってきた。後一週間前後したら開花しそうな雄花
6.こちらは親株の徒長枝に着いた一つ前のアッパー
7.こちらは親株の徒長枝に着いた二つ前のアッパー。何かめっちゃショボいね
8.親株の徒長枝に着いた最新のアッパー。最近地際からの腋芽が無いので、毒々

  しいロアーが一寸拝めないでいる(ノД`)

1.2019年8月3日、親株の徒長枝に着いたアッパー。何か色合いが白っぽいね
2.こちらから三枚は2019年9月4日に撮ったもので、こちらも親株に着いたも
  ので一つ前のアッパー
3.親株に着いた最新のアッパー。出来て間もない感じだね~
4.挿し木苗の途中枝に着いた一つ前のアッパー
5.2019年11月2日、挿し木苗の徒長枝に着いたアッパー。結構スレンダー

1.2019年11月2日、親株の徒長枝に着いた最新のアッパー。随分と細長くな
  ってきた感じ
2.2019年11月10日、挿し木苗の徒長枝に着いたアッパー。どんどんショボ
  い感じになっていく様だ
3.こちらから二枚は2020年1月14日に撮ったもので、こちらは親株の地際か
  ら発生した腋芽に着いたもの。未だ10cm程度しか生長していないのに完全に
  アッパー風だね(;^ω^)
4.親株の徒長枝に着いたアッパー。早く株元から元気な腋芽が欲しいが、完全に

  日陰になって居るので、どうせ出来てもショボいだけだろう

1.こちらから五枚は2020年7月30日に撮ったもので、こちらは2m程度徒長
  した枝に着いた最新のアッパー
2.同じく一つ前に着いたアッパー。蓋がいじけてしまって欠損している(;'∀')
3.二つ前に着いたアッパー。アッパーも進むと更に小さくなってきた
4.三つ前に着いたアッパー。最近は地際からの腋芽が無いため、毒々しいロアー

  を拝めていない。地際からの腋芽を期待したいものだ
5.開花した雄花と二番花の花穂が出てきた。特に交配予定はないのでカットしても
  良いのだが…

1.こちらから三枚は2020年12月5日に撮ったもので、こちらはこの9月下旬
  に親株の徒長枝が力つきそうだったので、カットして水挿しにしていたもの。何
  とか発根した様だ。ん(・・?、葉身に書いた交配品種名が逆になってる(;'∀')
2.根部をアップしたところ。カルスばかりで書くなって発根量は少なめ
3.2号ビニールポットにミズゴケで植付けた様子
4.こちらは2021年1月26日に撮ったもので、鉢上げ下挿し木苗の様子。低温
  期に鉢上げした為か一向に動きがない

1.こちらから四枚は2021年1月26日に撮ったもので、こちらは以前挿し木に
  した苗の徒長枝に着いた一つ前のアッパー
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新のアッパー。まあ、こんなもんだね
3.次に成長してきたアッパーの赤ちゃん
4.こちらは親株の徒長枝に着いたみすぼらしいミドルからアッパー寄りの捕虫嚢。
  唯、リップだけは赤味がかっている

1.こちらから六枚は2021年8月29日に撮ったもので、こちらは既に1m以上
  徒長した枝に着いた一つ前のアッパー
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新のアッパー
3.こちらは別の徒長枝に着いた一つ前のアッパー。何れも殆ど変わりは無いようだ
4.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新ののアッパー
5.左写真の捕虫嚢の次にできつつある最新のアッパーの赤ちゃん。徒長枝に着く

  アッパーは総じて小さく華奢で。全く見ごたえはない
6.1m以上徒長した枝に開花した雄花。唯、花粉袋は未だ破れていない様だ

1.こちらから三枚は2021年12月5日に撮ったもので、こちらは徒長枝に着い
  た二つ前の捕虫嚢。僅かに斑模様が見てとれる
2.同じく徒長枝に着いた一つ前の捕虫嚢
3.同じく徒長枝に着いた最新の捕虫嚢。こちらも未だ斑模様が少し載っている様だ
4.こちらから三枚は昨日2022年2月11日に撮ったもので、こちらは徒長枝に
  着いた一つ前の捕虫嚢
5.同じく徒長枝に着いた最新の捕虫嚢。ロアーと比べアッパーは本当にみすぼらし
  いね。早く地際から腋芽が発生して欲しいものだ
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。完成までにはもう少し掛かりそう

 

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