本日は、N.insignisです。

①自生地   :ニューギニア本島、ビアク島。1928年記載種
②入手時期 :2021年1月
③入手元   :hips殿
④成長度合 :遅い
⑤栽培難度 :普通、夏越しは50%程度の遮光で可
⑥挿し木    :我が家での実績無し
⑦嚢の大きさ:12cm程度
⑧雌雄     :?

本種は、元々は1912年にオランダの教授植物学者であったAdriaan Pulle氏によって発見されたようです。その後1926年Willem Marius Docters vanLeeuwen氏によって再度採取され、1928年に正式記載された品種です。
ニューギニア本島、ビアク島の標高0~850mに自生し、特にTayeve産のものは巨大なロート型の捕虫嚢になり襟はdark-redでとても素晴らしい個体です。イリアンジャヤのビアク島産のものは比較的小型でスレンダーな個体が多い様です。又、インドネシアの西パプアに産するものは、ニューギニア島産のNepenthesの中では最大級の捕虫嚢を着ける個体が多いそうで、熱帯雨林のやや標高の高いところに着生して自生している様です。
比較的低地に自生している品種ですので栽培も簡単な様ですが、実は2012年に一度導入した経緯があります。唯、夏場に急に調子を崩しお★様になってしまいました。
二度目の挑戦になりますが果たして今回はどうでしょうか。夏場は50%程度の遮光下で無事に夏越し出来ましたε-(´∀`*)ホッ。唯、夏場は捕虫嚢の大きさは少し小さくなった様に思います。やはり若干暑がるのかもしれません。
今回入手した個体は、N.insignis-alfinとなっていました。alfinとは地名でしょうか(・・?、愚鈍な私には一寸(ΦωΦ)フフフ…。下段写真左から、

1.こちらから二枚は入手当日の2021年1月15日に撮ったもの。こちらはこの時
  点での株姿。雰囲気的に草姿はN.sibuyanensis、N.ventricosaそして同じく近縁種
  であるN.burkeiに似ている感じである
2.三つ前に着いている捕虫嚢。リップがややdarkticな感じだが、全体的にslenderな
  forme

1.二つ前に着いている捕虫嚢。このチュッとした渋めの色合いが何となく良い感じだ
  ね(^-^)
2.一つ前の捕虫嚢。撮ったアングルに依るのかもしれないが、口部が一寸広がって

  きている雰囲気だね~。色合いが更に濃くなった感がある
3.最新の捕虫嚢。完成して間もない感じで、未だリップも完成しきっていない。色合
  いもこれから更に濃くなってくるだろう。今後が楽しみである

1.2021年3月6日、我が家に来て初めての捕虫嚢が形成され始めた
2.2021年4月5日、左写真の捕虫嚢のその後の様子。徐々に大きくなってきたが
  結構時間は掛かる様である
3.2021年4月11日、プリプリ感が出てきたのと僅かに柄が発現し始めているの
  で、間もなく開きそうな感じだ
4.2021年4月18日、やっと蓋が開いたところ
5.2021年4月23日、リップも綺麗に完成したが色合いは白っぽい。これから時
  間の経過とともに赤黒くなってくるだろう

1.2021年5月11日、次の捕虫嚢が成長してきている様子
2.2021年5月26日、大分大きくなってきたよ~(^o^)/
3.2021年6月2日、柄色合いが出てきたので間もなく完成しそうだ
4.2021年6月7日、蓋は完全に開いたが、リップは未だラッパ状で完成までには
  後数日掛かるかな
5.2021年6月10日、色合いも大分濃くなってきた様だ。リップもN.ventricosa
  宜しく大分角張ってきた感じ

1.こちらから四枚は2021年7月2日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
  生長は比較的緩慢な様だ
2.左の捕虫嚢が一つ前に出来たもので、大分リップの色合いが濃くなっている。右

  が最新の捕虫嚢で、色合いは未だ白っぽい
3.二つ前に着いた捕虫嚢。更にリップは濃い色合いになってきている
4.最新の捕虫嚢をアップしてみた。完成して未だあまり時間が経っていないので全

  体的に白っぽいネ

1.こちらから三枚は2021年9月11日に撮ったもので、こちらは成長してきた捕
  虫嚢の赤ちゃんだが一寸小さい様である
2.こちらは最新の捕虫嚢の赤ちゃん。ほぼ普通サイズになってきただろうか
3.こちらはこの時点で着袋している唯一の捕虫嚢。やはり夏場は大分小さくなる様

  である
4.2021年9月17日、左から二枚目写真の捕虫嚢が完成した様子。夜温が少しず
  つ低下しており、少し機嫌を取り戻したのだろうか
5.2021年10月11日、この時点の最新の捕虫嚢。大きさはそこそこの様だが、
  少しslenderになってきた感じ

1.2021年12月13日、生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん
2.2021年12月16日、左写真の捕虫嚢のその後の様子。蓋が開いたばかりだが
  随分と口部が小さい感じだね~(^^;
3.こちらから三枚は本日2022年1月2日に撮ったもので、こちらは左写真の捕虫
  嚢の現在の様子。何となく普通な感じになったかな(・・?
4.次に成長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。完成までには時間がかかりそうだ
5.こちらは現在の株姿。夏越しは無事だったが、生長は比較的遅い様である。早く

  地際からの腋芽、ロアーを拝みたいものである(^^♪

 

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