本日は、N.clipeata×(clipeata×eymae)です。
①人工交配 :N.clipeata×(clipeata×eymae)
②入手時期 :2011年10月、2016年3月
③入手元 :jips殿、食虫植物愛好会鈴鹿会長
④成長度合 :やや遅い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木 :挿し木実施中
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax12cm前後
⑧雌雄 :?、我が家での開花実績は無し
本種はN.clipeataの血が濃いため、形態はN.clipeataに非常に良く似ています。補虫嚢も魅力的な色・形だと思います。特に補虫嚢は寿命が長く、半年程度は十分持ちますので、一株でも沢山の嚢が鈴なりになって見応えがあります。
実生繁殖なので、兄弟姉妹株で個性がある様ですね。又、ある程度成長すると、蔓は中肋の途中から出てくる様になり、N.clipeataの遺伝が顕著になります。結構耐寒、耐暑性があるようです。日照には十分当てて管理すると成績が良い様に思います。但し、真夏の暑さには少しくたびれる傾向にありますので、やや遮光して涼しく管理した方が更に成績は良くなると思います。唯、我が家では遮光なしで頑張ってくれていますが、やはり多少の葉焼けは起こしてしまうようです。我が家の様に気にしなければ良いのですが、見てくれなど気になる場合は多少遮光した方が良いでしょう。
又、水分は比較的好む様ですが、過湿は良くありません。従って、素焼き鉢+ミズゴケ植えで、根部は表土が乾いてきたらたっぷり与える様にしていますが、それで機嫌よく育っています。特に根の生長は良い様で、既に根鉢自体が根に押されて浮き上がってきています。植替えした方が良いのでしょうが、こうなってからの方が断然調子が良くなった様で、それだけ根部は空気を好むことの表れではないかと推断します。(⌒∇⌒)
2013年の8月に腋芽が二芽発生し順調に育ってくれており、既に親芽を凌駕していましたが力尽きました。又、2015年の夏になって三番目の腋芽が発生し生長していましたが、即年末に力尽きました。現在はその次の腋芽が成長しています。
本種の一番良い時期は10~5月頃にかけてでしょうか。唯、夏場涼しい環境下で育てるとその限りではないと思われます。2016年の3月に、何時もお世話になっている食虫植物愛好会鈴鹿の会長から挿し木苗を1鉢託されました。未だ小さくチマチマ状態が続いていましたが、何故か2017年の夏に急逝してしまいました(ノД`)シクシク。
挿し木をしたいところですが、あまり徒長せずにロゼット葉が続きますので、中々実施できませんでした。今春になって力尽きそうな腋芽がありましたので、思い切って頂芽枝を取って挿し木にしました。果たして上手くいくでしょうかね(;^ω^)→残念ながら失敗してしまいました(´;ω;`)ウゥゥ。是非予備苗を作りたいですから、又タイミングを見て実施したいものです。
この3月に地際から腋芽が2芽発生して少しずつ成長していますが、最近更に1芽発生し生長着袋が始まりました。それに現主系が勢いよく徒長を始めていますので、来春には挿し木が出来そうです(^_-)-☆。下段写真左から、
1.入手して2週間程度経過した2011年10月21日に撮った草姿全体。全体的に華
奢で、青瓢箪みたい
2.こちらは入手して8ケ月後の2012年6月21日に撮った草姿全体。丁度ビニール
ポットから素焼鉢に植替えたところ
3.2012年12月11日、入手して1年以上経過し、やっとがっちりとした感じになっ
てきた。嚢付きもとても良く、見応え十分だと思う
4.2013年4月3日に撮ったもの。頂芽が伸び出してきつつある雰囲気。いよいよ徒
長が始まるのだろうか、成行きが楽しみ
5.2014年8月6日に撮った草姿全体。分かり辛いが、左下の芽が親芽、左奥と正
面よりの芽が腋芽
6.2015年2月24日に撮った草姿。直射光下で育てているため多少?葉焼けしてい
るが至って健康。上の二芽が腋芽で、一寸見辛いが下に親芽がある本種の捕虫
嚢は、中肋の途中から蔓が伸出することと蔓が短い為か、葉の裏の隠れた位置に
形成される事が多く、殆ど付いていないように見えるが、実は8つ程着袋している
1.2013年8月24日、入手して2年弱で待望の腋芽が発生。しかも二芽発生してき
たが、無事に成長してくれるだろうか
2.2013年12月17日、腋芽が成長しそれに付けた最初の頃のロアー達
3.2014年8月6日に撮った捕虫嚢
4.これも同8月6日に撮ったもので、別の捕虫嚢。N.clipeataもどきでそっくり
5.こちらは4の嚢を正面から撮ったもの。蔓は葉の先端からではなく、やや截形の葉
の中肋途中から出てくる様子が良く分かるかと思う
6.2014年9月4日、やっと夜温が低下してきたようで、これまでは一寸ショボイ感じ
だったが、これからは良い感じになってくれそう
7.2014年10月6日に撮ったもので、ややスレンダーぎみ
1.こちらから7枚は全て2015年2月24日に撮ったもの。こちらはやや赤味の強い
捕虫嚢
2.間もなく開きそうな感じ。蓋の部分がボンネットの様に膨らんでいて面白い
3.これも別の茎に出来た未開の捕虫嚢。一寸見辛いのはご容赦の程 m(_ _"m)
4.一寸N.clipeataに似てる?
5.蓋が三角錐の形状になる所も良く似ている
6.こちらは別の嚢を正面よりから撮ったもの
7.これも結構スレンダーな感じ
1.2015年3月5日、生長途中の捕虫嚢
2.2015年3月19日、左写真の嚢のその後でやっと蓋が開き始めたところ
3.2015年5月16日、この三角錐のボンネット状になる蓋が良い感じ
4.2015年7月28日、夏季に出来る嚢はややショボイ感じ
5.こちらから四枚は2015年10月20日に撮ったもので、こちらは最新の捕虫嚢。未
だ一寸ショボイが、これから良い感じの嚢を付けてくれる
6.こちらは三番目の腋芽に出来始めた超ロアー
7.株姿全体を撮ったもので、葉が一寸黄色っぽいが強光線にずっと当たっていたせ
い。これからは良い感じになってくれる筈
8.こちらは三番目の腋芽をアップしたもの。真ん中の一番細い茎が主茎で、左右の
茎は同時に発生し生長している一、二番目の腋芽
1.2016年1月5日、生長途中の捕虫嚢だが、この時期にはこんなに色が濃くなるこ
とが多い
2.2016年3月8日、三番目の腋芽のその後の様子でボチボチ着袋している
3.こちらから二枚は2016年4月3日に撮ったもので、これは結構大きな蓋だ(^O^)
4.サイド寄りから撮ったもの。この色合い、模様、形何れをとってもとても好み(・∀・)
5.こちらから四枚は2016年5月10日に撮ったもので、こちらは三番目の腋芽のそ
の後の様子。生長は緩慢だが、大きめの葉身が展開し始めた
6.こちらは最初の腋芽にできた捕虫嚢。んん~、とっても良い感じ
7.こちらから二枚は2016年11月27日に撮ったもので、こちらは最新の捕虫嚢だ
が大分ショボイよ~
8.こちらは三番目の腋芽のその後の様子で、生長は遅めだが少しずつ大きくなって
きている
1.2016年3月30日、こちらはブログでお世話になっている食虫植物愛好会鈴鹿
の会長から、挿し木苗を1鉢戴いたもの。本種は実生苗が大分流通している様
で、この個体も実生苗だと思われるので、どの様に個体差が出てくるのか見極
めたいものだ
2.2016年5月10日、僅かながら中心部の芽が動き始めた様子
3.2016年7月17日、新しい葉身が2枚程展開した。最新の葉身はやや大きくな
ってきた感じ。蔓がやっと中肋途中から進出し始めた
4.こちらは2016年11月27日に撮ったものでその後の株の様子。我家に来た時
と比べわずかに大きくなったかな(#^^#)
5.2016年7月17日、我家に来て始めた着袋した
6.2016年10月13日、最新の捕虫嚢で、僅かながら大きくなった(・・?
7.こちらから二枚は2016年11月27日に撮ったもので、こちらは最新の捕虫嚢。
一寸ショボイよね~
8.こちらは次に生長してきている補虫嚢の赤ちゃん
1.2017年2月13日、ん~ん、一寸ショボいかも
2.2017年4月18日、気温の上昇と共に大分良い感じの補虫嚢になってきた感じ
3.2017年5月14日、こちらは成長途中の捕虫嚢
4.こちらから五枚は2017年5月22日に撮ったもので、こちらは左写真の嚢のその
後の様子
5.こちらは別の腋芽に出来た捕虫嚢
1.こちらから三枚は2017年5月22日に撮ったもので、こちらは上段左から二枚目
写真のその後の様子だが、殆ど変わり映えはしない
2.こちらはNO-2個体だが、冬場に調子を崩してからずっとこんな感じで、一向に調
子が上がらない(ノД`)シクシク
3.NO-2個体に着いているものだが、めっちゃショボ!
4.2017年11月2日、寒さの影響かめっちゃショボくなってきたよ~
5.こちらは2018年1月30日に撮ったもの。着袋しているのはこれだけという淋しい
状況(;´д`)トホホ。今年は例年に無い低温続きで、ここのところ10日位は日中の
最高気温が-2℃~2℃程度である。それ故か本種も含め半数近くの品種が愚図
り気味である。まあ、腕の無さによるものも大きいのだが…
6.こちらから二枚は2018年5月9日に撮ったもので、暖かくなって漸く着袋が始まっ
ているが、それにしてもこちらの捕虫嚢は一寸ショボいね(^^;
7.こちらは生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。これはボチボチ大きくなってくれそうな雰
囲気
1.こちらから二枚は2018年5月9日に撮ったもので、こちらは生長途中の捕虫嚢の
赤ちゃん
2.完成した捕虫嚢。一寸ボケているがm(_ _"m)
3.完成して間もない捕虫嚢。本種はN.clipeataの血が濃いからかN.clipeataにとても
良く似ており、特にボンネット上の蓋がなんとも云えないね(^^♪
4.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢
5.こちらから四枚は2018年7月4日に撮ったもので、こちらは地際の腋芽の節から
次の腋芽が顔を覗かせてきたところ。久し振りの腋芽(*^^)v
6.最新の捕虫嚢、一寸スレンダーな感じだね~
7.二つ前に着いた捕虫嚢。一寸小さくてショボい
8.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。今年挿し木にしたかったが、兎に角場所がない
状態なので諦めた。来春には優先して実施したいところ
1.2018年8月2日、地際から発生した腋芽のその後の様子。やっと葉身が展開し
てきたε-(´∀`*)ホッ
2.2018年10月29日、ボチボチ蓋が開きそうな成長途中の捕虫嚢の赤ちゃん
3.こちらから三枚は2018年11月11日に撮ったもので、こちらは腋芽の最初に着
いた超ロアー。めっちゃ小さい(^^;。それにしても根鉢が完全に浮き上がっており
根の周りがスカスカだが、この状態の方が調子が良い
4.一寸汚れているが、腋芽に着いた最新の捕虫嚢。この時点では本来の姿とは程
遠いね(^^♪
5.先に成長している腋芽に着いたロアーからややミドル寄りの捕虫嚢。この独特な
雰囲気はN.clipeataに良く似る
6.こちらから三枚は2019年1月12日に撮ったもので、こちらは地際から発生した
腋芽に着いた最新のロアー。本来の姿に僅かであるが近づいてきているね~
7.地際から発生した腋芽に出来つつあるロアーの赤ちゃん
8.こちらは左から五枚目写真の捕虫嚢のその後の様子。大した変化はない
1.2019年6月7日、最新の捕虫嚢。まあまあの感じかな
2.こちらから七枚は2019年7月17日に撮ったもので、こちらは最新の捕虫嚢だが、
高温になってきたので少しショボくなった
3.こちらは二つほど前に着いた捕虫嚢
4.こちらは別の腋芽の最初の頃に着いた捕虫嚢で、大分時間が経過している為一
寸dirtyな感じ(^^;
5.こちらは左端写真の捕虫嚢のその後だと思うが、大した変わりは無い
6.別の腋芽に着いた最新の補虫嚢。高温時期なのでショボい(ノД`)
7.次に成長を始めた蔓の先端。めっちゃ毛むくじゃら( ^)o(^ )
8.以前に発生した腋芽が力尽きそうになったので、頂芽枝を挿し木にしたところ。無
事に発根活着して欲しいな~(^^♪
1.こちらから四枚は2020年1月15日に撮ったもので、こちらは最新の腋芽に着い
た二つ前の捕虫嚢。何か一寸色合い大きさ共にショボめ。本種は今の時期良い
感じの捕虫嚢を着けてくれる筈なのだが…
2.葉の裏をひっくり返したところ。補虫嚢の蔓は葉身先端からではなく、截形葉の中
肋途中から出てくる様子が良く分かる
3.一つ前に着いた捕虫嚢。多少増しになってきたようだ(^_-)-☆
4.最新の捕虫嚢の赤ちゃん。何となく良い感じになってきそうだ。蓋の先端部分の
形状が一寸先に伸びた感じで馬の鼻のようで面白い(^0_0^)
1.こちらから三枚は2020年4月25日に撮ったもので、腋芽が少し成長した枝に着
いた捕虫嚢
2.生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。独特な雰囲気だね~
3.別の徒長枝に着いたミドル辺りの捕虫嚢
4.こちらから二枚は2020年6月1日に撮ったもので、こちらはやや徒長した枝に着
いた最新の捕虫嚢。ボチボチ大きくなってきた様で中々良い雰囲気
5.次に成長してきた捕虫嚢の赤ちゃん
1.こちらから四枚は2020年7月18日に撮ったもので、ややミドル寄りの捕虫嚢。本
種は血の濃いN.clipeataに良く似ている
2.一寸蓋が歪んだ感じ^_^;
3.徒長枝に着いた二つ前の捕虫嚢。葉身の中肋途中から蔓が進出しているのが良
く判る
4.徒長枝に着いた最新の捕虫嚢。結構大きくなってきたよ~\(^o^)/。これからど
れ位大きくなつてくれるか一寸期待したいものだね~
1.こちらから五枚は2021年3月23日に撮ったもので、こちらは徒長枝の一つ前に
着いた捕虫嚢。何か一寸へしゃげた感じ(^^;
2.こちらは同じ徒長枝に着いた最新の捕虫嚢。これから徐々に大きくなってくれるの
ではないかと期待したいところ
3.同じく徒長枝に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。未だこんなに小さな赤ちゃんな
のに蓋だけは異常に大きい(^^)/
4.脇芽に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
5.こちせは別の腋芽に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。この腋芽2芽が大きくなっ
てくれれば1芽を挿し木にしたいところ
1.こちらから四枚は2021年7月29日に撮ったもので、こちらは地際から発生した
腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。何かねっちゃショボいネ(^_^;)
2.同じく地際から発生した腋芽に着いた最新の捕虫嚢。捕虫嚢は小さいが蓋がい
やにでかくて釣り合いが取れていないね(^^;
3.こちらはこの時点の主茎に着いた捕虫嚢。厚い時期なので色合いは一寸イマイチ
みたい
4.同じく主茎に着いた最新の捕虫嚢。更に色合いは淡白になりリップのストライプも
ほぼ消えている様だ
1.こちらから四枚は本日2021年11月28日に撮ったもので、こちらは現主茎に着
いた最新の捕虫嚢。あまり大したことはない様だ(^^ゞ
2.地際から待望の腋芽が発生してきた。来春には少しばかり生長してくれているこ
とだろう。又、現主茎が勢いよく徒長を始めたので、来春挿し穂が採れそう(^_-)-☆
3.地際から発生してきた腋芽の二番目に着いたロアー。めっちゃ小さいネ(^▽^;)
4.同じく地際から発生してきた腋芽の三番目(最新)に着いたロアー。若干大きくな
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