本日は、P.primuliflora 縮緬種です。

P.primulifloraは、北アメリカの南東部(フロリダ州からミシシッピ州)の湾岸湿地帯に自生している虫取りスミレの仲間です。非常に栽培の簡単な品種なのですが、我が家では中々旨い具合に育ってくれません。Rose種は温室内と戸外栽培で状況を見ていましたが、何れも絶不調で温室内の個体はその後召されてしまいました。( ノД`)シクシク…
四日前に続きP.primulifloraですが、本日紹介する縮緬種は、2009年の9月に満田氏が交配育種されたもので、他に葉流布されていない貴重なものを戴きました。
P.primulifloraの栽培は再三失敗しているのですが、この戴いた品種からずっと戸外で栽培することにしました。戴いて既に4年8ケ月程度経過しましたが、一時は瀕死状態になったものの持ち直し、2018年まで何とか機嫌よく育ってくれていました。が、2019年から今年は愚図ってばかりでした。小苗が親鉢からもぎれ落ちたのでプラ鉢に植付けましたが、1個体は満開後1個体は愚図り気味が続いていました(^^;。この4月には植替えが奏功したのか子供たちは何とか頑張っていましたが今は不調。
元々の親株は植替えしていないせいか瀕死状態が続いています。今シーズンは早めに植替えしないといけないでしょう、と何時も云ってるだけで行動が全く伴っていません。(ノД`)シクシク
本種の特徴は、Rose種と同様な花で、その花弁がチリメン状になることから命名されたそうです。2017年に初めて開花しました。とても素晴らしい品種です。開花初期の頃はローズ種とあまり変わらないようですが、咲き進むと確かに花弁がチリメン状になります。
伴充晃氏が作出されたRose種は、瞬く間に全世界に流布してしまったようですが、本種は戴いた満田氏のご意向により勝手な譲渡流布が出来ませんので、厳密な管理の元栽培している状況です。下段写真左から、

1.戴いた当日の2016年3月30日に撮った株姿。オォ~、何と4芽もあるよ~\(^o^)/
2.2016年4月10日、何と瀕死状態になってきたではないか。唯、新芽の部分はガッ
  チリとしてきている雰囲気なので、何とか持ち直してもらいたいものだが(;´д`)トホホ
3.2016年6月26日、何かミズゴケばかり成長しているみたいだが、少し持ち直して
  きたみたいで、一寸ε-(´∀`*)ホッ
4.2016年7月20日、更にミズゴケがモサモサ状態になってきたが、本種はあまり変
  わり映えがしないか(・・?
5.2016年10月18日に撮った株姿
6.2017年1月31日、日中はずっと戸外栽培で、夜間のみ4℃程度の廊下に取り込

  んでいる。時折取り込み忘れで朝にはカチコチになっていることもあるが、特に問

  題なさそう。比較的幅広の葉身が展開してきており、何となく良い感じ(^O^)

1.2017年3月17日、オォ~、花芽が出てきたではないか\(◎o◎)/!
2.2017年4月7日、徐々に蕾は大きくなり、僅かながら開き始めたよ~!何と二番花
  も既にスタンバイ済み( ^)o(^ )
3.こちらから二枚は2017年4月13日に撮ったもので、こちらは株全体の様子。いよ
  いよ一番花の開花が始まった
4.花をアップ。何とも言えない美しい色合い。未だ開き始めたばかりで、花弁はチリメン
  状とまではいかないか(・・?
5.こちらから三枚は2017年4月24日に撮ったもので、こちらは株全体の様子
6.こちらは背面から撮ったもの。既に二番花も咲き始めめっちゃ賑やかになってきた

  ね~(*^^)v
7.花をアップしたもの。一寸判り辛いかもしれないが、花弁は確かにチリメン状になる。
  見た感じフワっとした感じで豪華に見えるよ~

1.こちらから五枚は2017年4月24日に撮ったもの。ミズゴケが何か亀の子タワシみ
  たいにこんもり(* ̄▽ ̄)フフフッ♪。何れも不定芽の様子で、あちこちから沢山出てき

  ている。開花が一段落したらもぎって分離独立させようと思う

1.2017年11月4日、不定芽が大分増えてきた
2.2018年2月24日、終日戸外で管理しているせいか、出来は良くないが何とか生

  きてくれている
3.2018年4月3日、ん(・・?、下方中央寄りの個体は何やら花芽の様な感じのものが
  発生している
4.2018年4月22日、小さな個体に小さな花芽が伸出してきた。今年は開花は無理

  だと思っていたが…
5.こちらから四枚は2018年4月27日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
  スギ苔はバンバン出てくるわ、ネジバナは発生するわ(^-^;。いよいよ開花してきた
6.花をアップで撮ったものだが、やはり小さな個体に咲いたせいか、綺麗な花ではな

  く一寸奇形気味で色合いも悪い。そう言えば一度も植替えしていないので、調子

  が悪くなってきているのは当然かもね(^^;
7.鉢の側面にもやや大きめの個体が成長してきている
8.反対側の側面にもやや大きめの個体から小さな個体まで発生している。今年こそ

  少し分離して株を更新させようと思う

1.2018年12月9日、親鉢から2芽零れ落ちてきたので、プラ鉢に植付けた様子
2.こちらから五枚は2019年3月26日に撮ったもので、こちらはこの時点での親鉢

  の様子。ミズゴケもすっかり駄目になったせいか、本種も大分くたばってきた様で

  ある
3.左写真を別角度から撮ったもの。出来が悪いせいかどうも開花しない感じだね~

  (ノД`)。今週末にでも植替えしたいところだが…
4.左端写真の左側個体の現在の様子。成長は何とか良い様で無事に開花した
5.左写真個体の花をアップ。未だ咲き始めなので縮緬状態が良く現れていない様だ
6.こちらは左端写真の右側個体の現在の様子。こちらは結構調子が悪そう(^^;

1.2019年4月3日、このシーズン最後の開花。もぎって分離した子株から開花した。
  未だ咲き始めで縮緬譲渡まではいっていないが、色合いは結構いい感じ(^^♪
2.こちらから二枚は植替え当日の昨日2019年11月4日に撮ったもので、こちらは

  植替え前の2号プラ鉢に植えてある子株の様子
3.腐った古いミズゴケを取り外し一回り大きな3号プラ鉢にミズゴケで植付けた。一寸

  だけだが生ミズゴケをチョイスした

1.こちらから二枚は2019年11月5日に撮ったもので、こちらはもともとの親株の様
  子。ミズゴケはすっかり枯れてしまい杉苔とネジバナだけが目立つ。本種も調子悪

  げなのでこの週末辺りには植替えしたいものだ
2.こちらはもう一つの2号プラ鉢植え個体。これも状態は良くない。今週末時間が取れ

  たら植替えしよう

1.こちらから四枚は2020年4月9日に撮ったもの。こちらは元々の親株で、スギコケ
  とネジバナに乗っ取られてしまい瀕死状態である。まあ、植替えもしていないので

  当然だが…。週末には植替えしたいものだ。一寸判り辛いが、真中のやや大きめ

  の株は小さな蕾が見え始めた
2.こちらは2号ブラッチックポットに植えていた苗を最近素焼鉢に植替えしたもの。開

  花は望めないが、今のところ何とかなりそうな雰囲気
3.昨年植え替えした一寸大きめの個体で、今は何とか調子良さげでやっと開花が始

  まった。ミズゴケの調子が良いと本種も調子が良い様なので、ミズゴケが植替え判

  断のバロメータになっている
4.花の様子。未だ咲き始めなのでチリメン状態が良く判らないかもしれないが、完全

  に開き切ると良く判る様になる

1.こちらから三枚は本日2020年11月27日に撮ったもので、こちらは元々の親株の
  現在の様子。すっかりお杉ちゃんに乗っ取られてしまってるし…
2.正面部分を拡大した様子。相変わらず状態は良いとは決して云えない
3.背面をアップしたところ。一カ所に固まってぎゅうぎゅう状態(^-^;

1.こちらから三枚は2020年11月27日に撮ったもので、こちらは昨年植替えした個
  体。めっちゃミズゴケの調子が悪化しており、当然の事ながら本種も最悪状態
2.上部の部分をアップ。この片は若干ミズゴケは生きているが、本種は少々お粗末く

  ん
3.鉢の縁の部分に出来の悪い子が密集している^^;
4.こちらは今年の4月に植替えしたのだが更に調子は悪い様で、ミズゴケは完全に

  腐っており本種も一寸瀕死に近い。この週末に出も植替えした方が良いかもネ(^^;)

1.こちらから二枚は2021年1月29日に撮ったもので、ずっと調子が悪い株を植替え
  する事にした。こちらは植替えした個体1の様子
2.こちらは植替えした個体2の様子。無事に復活してくれることを祈るばかりである
3.2021年2月17日、最後の個体(・・?だと思うが、こちらも植替えした。皆大した
  ことはないのだが、この個体が一番ましな様である

1.2021年3月31日、漸く開花が始まった。こちらは開き始めの様子。薔薇の雰囲気
  だろうか。この時点ではほぼ白い感じだ
2.こちらから二枚は2021年3月25日に撮ったもので、こちらは完全に開き切った花
  姿。花弁が縮緬状を呈しているのが判る
3.こちらは別の株の花の様子
4.更に別の株の花の様子。この淡い藤色っぽい感じも中々良い感じヽ(^o^)丿

1.こちらから三枚は本日2021年11月23日に撮ったもので、こちらは個体1の現在
  の様子。3個体の内で一番調子が悪そう
2.個体2の様子。こちらも2個体は何となく育ってるって感じだが、やはりイマイチの様
  だね~
3.個体3の様子。まあ、平均して少しだけ育っているって感じだろうか。我が家ではど

  うもイマイチ状態が多い。ピシッと決まって欲しいものだが…

 

三品種の比較
一般種のプリムリフローラとローズ及び、縮緬種を並べてみた。各々の品種特性が一目で

わかる。左端からプリムリフローラ普通種、真中がローズ、そして右端がこの縮緬種である

 

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