本日は、N.Kihachijoです。

①人工交配 :N.alata(ひょうたん種)×maxima、1982年一正園殿作出
②入手時期 :2010年6月、2020年4月
③入手元   :うつぼかずらの郷殿、gunさん
④成長度合 :早い、徒長を始めると更に早くなる
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木      :水挿し発根、ほぼ100%
⑦嚢の大きさ:我が家では以前の個体でMax25cm程
⑧雌雄        :♂、5月~6月頃

補虫嚢の外観はN.alata(ひょうたん種)にそっくりです。又、N.alataの特長である蓋の付根辺りに突起がある所も遺伝している様です。補虫嚢の色彩は、黄緑色で赤い斑点が入り、日照が良いと全体が赤味がかり、縦縞模様がくっきりと現れます。又、襟の部分は赤から時間の経過と共にチョコレート色になり、色合いが濃くなります。
草姿も日照により随分異なります。日照が良いと、茎の節間は詰まり、葉も結構硬くなり、全体的にがっちりとした感じになります。補虫嚢の形は、ひょうたん似、草姿や色合いはN.maxima似と云ったところでしょうか。
暫くの間はロゼットに近い感じの節間が詰まった成長でやや遅めですが、一端徒長を始めるとあれよあれよと言う間に伸びていきます。我が家では半年で約1m位伸長してしまいました。一度頂芽をカットし挿し木にしましたが、既に温室の屋根を這い回っていました。しかも成株になると、茎の途中からもあちこちから腋芽が発生して大変なことになります。
唯、大分親株は老化が進んでおり、ショボイ嚢しか付けなくなってきましたので、挿し木を実施したのですが、2018年に親株と挿し木苗の両方をドライアウトさせてしまい天国に召されてしまいました。
そこで今回gunさんにおねだりをして、立派な挿し木苗をお譲りいただきました。誠にありがとうございました。何とか無事に育て上げたいものですが如何せん腕が無いので中々上手くいきませんね~。
最近になって地際近くから漸く腋芽が発生してきました。既に着袋も始まっていますので、今後の生長に期待したいものですね。下段写真左から、

1.2011年11月29日に撮ったもので、ロアーからややミドルになりかけの嚢
  だろうか。蔓は既に横になった
2.2012年5月16日に撮ったミドル。何か色・模様がイマイチ。スケールで確
  認すると大きさは約22cmだった
3.こちらも2012年5月16日に撮った草姿全体。がっちりとした感じで纏まり
  のある姿は、N.maxima譲りだろうか
4.2012年6月27日に撮ったもので、色合いも大きさもなかなか良くなってき
  た
5.2012年7月17日に撮ったミドル軍団。この種は、十分な日照と温度があ

  れば、とても元気で良い嚢をバンバン付けてくれる
6.2012年9月5日、いよいよ徒長が始まった。徒長開始するまでに2年以上

  要したが、徒長を開始して今では1m以上伸長してしまった。何れの種もそ

  うだが、徒長が始まると驚異的な成長をする
7.こちらは腋芽の方に出来た嚢で、2012年10月27日のもの。この時丁度2
  5cmだったが、気温が低下してきたので、これから出来る嚢は徐々に小さく

  なっていく。真冬は温度が足りず着袋しない。せめて18℃は欲しいところ
8.2012年12月5日、このシーズンはこれが最後の嚢となった。アッパーに近
  づいてきている感じで、色合いが薄くなり、口が大きくなってきた

1.2013年3月9日、いよいよアッパーになった。色、柄ともになくなり、ひょ
  うたんそのものと云ったところか
2.2013年4月13日、気温の上昇と共に次々と着袋している
3.2013年4月17日、腋芽も大分成長し徒長している
4.2013年11月3日、伸び放題になっていたので、この9月上旬に水挿しして
  いたもの。徐々にカルスが形成され、そこから不定根が発生してくる様子が

  良く分かる
5.2014年3月10日、昨年11月3日にビニールポットへ上げた苗を素焼き鉢
  に植え替えるため、鉢から抜いた様子。未だ4ヶ月程度だが結構根が回って

  おり、本種は根張りがとても良いことが窺える
6.同3月10日、素焼き鉢に植え付けが完了した様子
7.2014年5月25日、親株に咲いた雄花
8.こちらは2014年8月16日に撮ったもので、この挿し木苗にできた捕虫嚢

1.2014年10月6日に撮った、挿し木苗に出来た嚢
2.同10月6日に撮ったもので、親株に出来たアッパー
3.2014年10月19日、挿し木苗にできたミドル辺りの嚢。陽当たりの悪い所
  で出来た嚢なので色合いが悪い。右の嚢が後からできたものだが、気温の

  低下でめっちゃ小さくなってきた
4.2014年11月24日、同じく挿し木苗に付いたミドル辺りの嚢
5.2015年2月2日、にできたもので、ミドルからアッパー寄りの嚢になってき
  た
6.こちらから3枚は2015年3月13日に撮ったもので、挿し木苗の腋芽に出来
  つつある嚢
7.これは親株の嚢で、2m程徒長した枝に付いたアッパー
8.こちらも親株に付いたアッパーの嚢。色、柄は全くといって良い程無くなりグリ
  ーン一色になる。嚢の後ろに見える光沢のある葉は本種のもの

1.2015年3月22日、親株に出来たミドルからアッパー寄りの嚢
2.2015年6月5日、挿し木苗の主茎に出来たミドルからアッパー寄りの嚢
3.2015年6月27日、こちらも挿し木苗の主茎に出来たミドルからアッパー寄
  りの嚢三兄弟
4.こちらから三枚は2015年11月16日に撮ったもので、挿し木苗が生長し、
  腋芽が
  発生した枝に出来たロアーからミドル辺りの嚢
5.こちらは親株の腋芽が伸長し、地際から1m程上部に腋芽が発生、それに出

  来た嚢でめっちゃショボイ
6.挿し木苗の腋芽が発生した枝に出来きつつあるロアーからミドル辺りの嚢

1.2015年12月15日、挿し木苗に出来たロアーからミドル辺りの嚢
2.2016年2月10日、親株に出来たミドルからアッパー寄りの嚢だが、気温の
  低い時期はめっちゃショボイ嚢になる事が多い
3.2016年4月28日、挿し木苗に出来たロアーからミドル辺りの嚢
4.2016年6月13日、親株に出来たミドル辺りの嚢
5.こちらから四枚は2016年8月23日に撮ったもので、こちらは挿し木苗に出
  来た最新の補虫嚢。柄が殆ど出ていない
6.こちらも挿し木苗に出来たもので、左の写真の嚢の一つ前にできた嚢。これ

  は本種の特徴が出ている
7.こちらは親株に出来たアッパーよりの嚢
8.こちらも親株の頂芽付近に出来つつある嚢。全く色合いや柄が確認できない

1.2016年10月16日、左の嚢はできたばかりのもので、右は1ヶ月以上経過
  した嚢。多少色合いが濃くなった感じ
2.2016年10月19日に撮ったミドル辺りの嚢
3.2016年12月20日、気温の低下と共に徐々にショボくなってきた
4.こちらから五枚は2017年2月12日に撮ったもので、こちらは茎の途中から
  発生してきた腋芽に出来たミドル辺りの嚢
5.こちらのミドルは色合いが薄い
6.出来て1ヶ月以上経過したミドルだが、めっちゃショボい
7.茎の途中から発生してきた腋芽に出来た最初の嚢。これを見るとそのまんま

  ひょうたんって感じ
8.茎の途中から発生してきた腋芽に出来つつある二番目の嚢。それにしても枯

  れた嚢や葉が見苦しいね(*^^*)。サラセニア等の植替えが一段落したら、温室

  内の整理をしないと…。この個体は2018年になってうっかり水遣りを漏らした

  せいで★になってしまった

1.こちらから五枚は2020年4月16日に撮ったもので、戴いた当日の状態でと
  ても立派な挿し木苗である。既に腋芽も成長してきているよ~(*^^)v
2.主茎に着いたミドル寄りの捕虫嚢。若干色合いが薄くなってきた感じ
3.こちらは地際近くから発生した腋芽に着いた最新の捕虫嚢。本種の特徴が徐

  々に出てきている感じである
4.地際近くから発生した腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。一寸ベビーだね^^;
5.成長を開始した蔓の先端で、これから徐々に膨らんで捕虫嚢を形成する

1.2020年5月10日、気温の上昇と共に良い感じの捕虫嚢を形成してきた。間
  もなく完成しそうな捕虫嚢の赤ちゃん
2.2020年5月12日、左写真の捕虫嚢が完成した様子。色合い柄共に良い感じ
  だね~
3.2020年6月1日、生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん
4.こちらから三枚は2020年10月24日に撮ったもので、こちらはこの時点で
  の株姿。主茎は力尽きてしまったが、地際から発生した腋芽が少しずつ大きく

  なってきたよ~
5.最新の補虫嚢。温室外で栽培しているせいか、気温の低下で大分小さな捕虫

  嚢になってきた感じ
6.次に成長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。完成までには未だかかりそうだね

1.こちらから三枚は2020年12月2日に撮ったもので、こちらは一つ前に着い
  た捕虫嚢。蓋が奇形になって殆ど無いに等しい(^^ゞ
2.最新の捕虫嚢。随分湾曲していて何かバナナみたい(^-^;
3.次に成長してきている捕虫嚢の赤ちゃん
4.2021年2月8日、最新の捕虫嚢。何かいやにスレンダーでちっとも大きくな
  らないね~
5.2021年3月22日も次に成長してきている捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから五枚は2021年5月8日に撮ったもので、こちらは現在の株姿。少
  し前にドライアウト寸前になり何とか持ち直したが、大分葉身がストレスを受

  けている
2.最新の捕虫嚢。少しずつ大きくなってきているかな(^^♪
3.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢
4.二つ前に着いた捕虫嚢
5.次に成長してきている蔓の先端。これから徐々に大きくなり捕虫嚢を形成す

  る。本種は結構高温が好きなのでこれからの成長に期待したいところだ

1.2021年6月28日、生長してきた補注嚢の赤ちゃん。間もなく完成しそう
2.2021年9月4日、地際近くからやっと腋芽が発生してきたよ~\(^o^)/
3.こちらから四枚は2021年10月11日に撮ったもので、こちらは地際から
  発生してきた腋芽に着いた最初の超ロアー
4.同じく二番目に着いたロアー
5.同じく次に生長してきているロアーの赤ちゃん
6.こちらは現主茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。完成までにはもう少し

  かかりそうだ

1.こちらから六枚は本日2021年11月3日に撮ったもので、こちらは本日現

  在の株姿。生長は遅々としているが、地際から発生した腋芽がボチボチ生

  長してきた様だ
2.地際から発生した腋芽の様子をアップ。既に着袋も始まっている
3.現主茎に着いた一つ前の捕虫嚢。色合いは全体的に薄くなったが、リップは

  赤味がやや強い様だ
4.現主茎に着いた最新の捕虫嚢。気温の低下の為か嚢はやや小さくなったが

  色合いは濃くなった(^^♪
5.地際から発生した腋芽に着いた三番目の最新の捕虫嚢。結構色合いは濃い

  様である
6.地際から発生した腋芽に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。一寸見辛いが何

  と(@_@)オンブバッタが侵入している様で、大分かじり取られている(#^ω^)

 

      ランキング参加中、ポチッと! 応援の程宜しくお願い致します。m(._.)m

                          ↓↓↓

                        にほんブログ村 花・園芸ブログ 食虫植物へ
                        にほんブログ村

                                                      #食虫植物