本日は、N.neoguineensis Macfarl.です。
①自生地 :ニューギニア島、ダントルカストー諸島、1911年記載種
②入手時期 :2012年4月
③入手元 :jips殿
④成長度合 :普通
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木 :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家でMax8cm前後
⑧雌雄 :?、我が家での開花実績無し
本種は1000m以下の低山帯~平地にかけて自生する種で、基本的には低地性種として扱われています。栽培に当たっても高温多湿を維持すれば、成長も早く育て易い種の様ですが、どうも我が家では成長が芳しくありません。入手して7年9ヶ月経過しますが、成長はチマチマ状態です。暫くの間は主茎が少し伸長したら腋芽更新になってしまっていましたが、最近は頂芽が枯れることなく2m程度まで徒長しています。そして茎の途中から腋芽が3芽程発生し温室の屋根近くでアッパーがボチボチぶら下がっている状況です。今朝地際を覗いてみたら、既に腋芽が発生し葉身を7枚程度着けていました。大分前に萌芽していたようです)^o^(。
自生地では開けた崖の斜面なとで、直射ガンガンで育っている事が多いですので、我が家でも十分陽に当てて育てていましたが、中々思った様にはいかないものです。そこで50%程度の遮光下で栽培してみましたが、益々愚図ってしまいました。現在徒長枝は、ガンガンお陽さんに当たっていますが何となく良い様です。腋芽も育ってきていますので、今春には本種では初めての挿し木をしようと思います。
本種の最大の特長は特にアッパーにあり、房飾りのついた翼がそのまま蔓の途中まで繋がる形態を示すユニークな種で、N.mirabilisのWingdに似ている様な気がします。
我が家の個体はその独特な特長が全然見られません。何時になったら見られるのやら…。まあ、もう暫くって相当経ちますが様子を見る事にしましょうか。多分個体差によるもので、我が家の個体はこれが精いっぱいなのかもしれませんが…(ノД`)。下段写真左から、
1.入手した当日の2012年4月6日に撮った株姿。少しか細い感じだが、蕾が一
つ着いている
2.2012年5月26日、葉が1枚枯れたが、徐々に補虫嚢が膨れてきた
3.2012年10月6日、大きさは殆ど変化なし。補虫嚢も一つ枯れては一つ着く
程度の緩慢さ
4.2013年6月16日に撮ったもの。やはり入手時と比べても殆ど大きさに変化
無しで成長が遅い
1.2012年6月15日、我が家に来てはじめて出来た補虫嚢をアップ
2.2013年1月21日に撮ったもので、何の変哲もないただの嚢って感じ
3.2013年2月27日、開きかけたばかりの補虫嚢
4.2013年5月4日、補虫嚢の大きさ、形状、色合も全然変わらず
5.2013年6月16日に撮った補虫嚢のアップだが、本種の最大の特長である房
飾りのついた翼が蔓に繋がる雰囲気が全くない。腋芽が発生し成長するまで
待つしかなさそう
1.2013年10月9日に撮ったもので、相変わらずパッとしない嚢
2.2013年11月26日、ややスレンダーな感じ
3.2014年7月30日、こちらの嚢は割と斑模様がはっきりとしている
4.2014年9月28日、相変わらず翼の房飾りは大きくならない
5.こちらは2014年10月24日に撮ったもの
6.同10月24日に撮った草姿全体。一寸ピンボケで見辛いのはご容赦の程。うぅ
~ん、中々思った様には成長してくれない。暫らく見守るしかなさそう
1.2015年1月19日、気温が低くても比較的良く着袋してくれる
2.2015年3月21日、左写真の嚢のその後。柔らかくて華奢な嚢だが比較的長
持ちする
3.2015年5月6日、この3月にやっと脇芽が発生し、僅かながら大きくなり、
着袋が始まった
4.こちらから五枚は2015年9月1日に撮ったもので、こちらは脇芽のその後の
様子。あまり良い生長とは言えない
5.こちらは株全体を撮ったもの。何時まで経っても愚図子ちゃんのまんま
6.主茎に出来た一つ前の嚢
7.こちらも主茎に出来た嚢で最新のもの。なんかバッとしない
8.これは生長途中の嚢で、左が主茎に出来つつあるもので、左の小さな方が腋
芽に出来つつある嚢
1.2015年9月26日、何となく不思議な色合い
2.2015年11月26日、本種はこの様に翼の基部が一直線上に色着くことが多
い
3.2015年12月28日に撮ったミドル辺りの嚢
4.こちらから五枚は2016年3月2日に撮ったもので、こちらは腋芽のその後の
様子。生長速度は緩慢である
5.こちらは未だミドル辺りの嚢だろうか。本種の独特な個性は表現されていない。
主茎に出来た一つ前の嚢
6.主茎に出来た最新の嚢
7.こちらは腋芽にできた最新のロアー
8.腋芽にできた生長途中のロアー
1.こちらから二枚は2016年6月22日に撮ったもので、こちらは出来て1ヶ月
以上経過した捕虫嚢
2.こちらは出来て間もない捕虫嚢
3.2016年10月13日、生長途中の捕虫嚢で、間もなく蓋が開きそうな感じ。
この渋い独特な色合いが特徴的
4.2016年10月21日、左写真の嚢のその後の様子で、完成して間もないもの
5.こちらから三枚は2016年10月30日に撮ったもので、こちらは左写真の嚢
のその後
6.こちらは次に生長途中の捕虫嚢
7.腋芽が大分生長してきたが、主茎は力尽きてしまったよ~(ノД`)・゜・。
1.2017年1月9日に撮ったロアー
2.こちらから二枚は2017年2月10日に撮ったもので、こちらは多分左写真の
嚢を逆方向から撮ったものだと思う。若干色合いが濃くなった(・・?
3.こちらは最新の捕虫嚢。派手さは全くなく、めっちゃ渋い色合いだが何となく良
い感じ
4.2017年2月27日、次に成長途中のロアー
5.2017年3月17日、左写真の嚢が成長して完成したもの
6.2017年4月13日、次に成長途中のロアー
7.こちらから二枚は2017年4月20日に撮ったもので、こちらは左から五枚目
写真の嚢のその後。更に渋みを増した(・・?
8.こちらは次に成長している途中の最新の捕虫嚢。早くあの独特な捕虫嚢を拝
みたいものだが、果たして何時になることやら(;´д`)トホホ
1.2017年5月23日、未だロアー辺りだろうか、渋い色合いではあるが…
2.こちらから五枚は2017年10月18日に撮ったもので、こちらはこの時点で
の株姿。この時点の主茎は70cm程度まで伸長した
3.株元の様子。地際から腋芽が発生し着袋が始まった
4.腋芽に着いた最初の超ロアー。色合いは全く無く薄い透き通ったような緑色
5.こちらは腋芽の二番目に出来たロアー。こちらも色合いは全く無い
6.70cm程度まで伸長した主茎に着いた、ロアーからややミドル寄りの捕虫嚢。
何時になったらアッパーが着くのだろうか
1.こちらから七枚は2018年4月22日に撮ったもので、こちらはこの時点での
株姿。この時点で主茎はやっと1m弱まで徒長してきた
2.主茎に出来つつある初めて(・・?のアッパー。低温で中々着袋しなかったが最
近になってボチボチ着袋してきた
3.地際に発生した腋芽で、ボチボチ着袋してきている
4.こちらは左写真の背面を撮ったもので、何と\(◎o◎)/!、こちらにも小さな
腋芽が発生しているよ~\(^o^)/
5.大きな腋芽の最初に着いたロアー
6.大きな腋芽に着いた最新のロアーだが、未だ色合いは薄い
7.次に成長途中のロアーの赤ちゃん。多少濃い色合いになりそうな雰囲気だね
8.2018年5月29日、いよいよアッパーが着き始めた様だ
1.2018年6月14日、主茎に着いたアッパー。色合いは白っぽくなってきてい
る。唯、翼の房飾りは大して発達しない感じだね~(ノД`)
2.こちらから二枚は2018年6月29日に撮ったもので、こちらは成長途中のア
ッパーの赤ちゃん
3.翼がもう少し成長してくれたら嬉しいのだが…
4.2018年7月11日、主茎に着いた最新のアッパー
5.こちらは昨日の2018年12月29日に撮ったもので、主茎に着いた最新のア
ッパーだが、何かニベアに近くなった雰囲気だね~
6.次に成長途中のアッパーの赤ちゃん。結構細長くなりそうな感じ(・・?
7.地際から発生した最初の腋芽に着いたロアー
8.地際から発生した二番目の腋芽に着いたロアーだが、こちらは未だ小さいね
1.こちらから二枚は2019年2月12日に撮ったもので、こちらは1.5m程度
徒長した枝先に着いた最新のアッパー
2.同じく徒長枝に着いた一つ前のアッパー
3.こちらから三枚は2020年1月21日に撮ったもので、こちらは主茎が2m程
徒長した枝の途中1.5m辺りから発生してきた腋芽に出来つつある捕虫嚢の
赤ちゃん
4.左写真の捕虫嚢が着いている同じ枝に着いた最新のアッパー
5.こちらは別の腋芽に着いたアッパー。色白だが全く翼の房飾りが無いね~^^;
1.こちらから三枚は2020年1月21日に撮ったもので、こちらは枝の途中1.5
m辺りから発生してきた3つ目の腋芽に着いた一つ前のアッパー
2.左写真の捕虫嚢が着いた枝の最新のアッパー
3.地際を確認したところ、既に葉身が7~8枚添加している腋芽があった(^_-)-☆。
それに着いた最新の捕虫嚢だが、何と\(◎o◎)/!、サチコさんに半ば食
われているではないか
4.サチコさんの枯れた嚢を破って取り除いてみたところ、溶けることなく生きてい
たよ~(*^^)v
1.こちらから四枚は2020年11月18日に撮ったもので、こちらは現主茎が2
m以上徒長した枝に着いた一つ前のアッパー
2.同じく主茎に着いた最新のアッパー。全く以って貧弱というか出来の悪い状態
が続いている。本種の最大の特徴である房飾りが殆ど無い(ノД`)
3.主茎に出来つつあるアッパーの赤ちゃん。完成までには大分時間がかかりそ
う
4.地際から腋芽が発生してきたが、殆どお陽さんが当たっていないため最悪状
態のロアー
1.こちらから六枚は本日2021年9月29日に撮ったもので、こちらは徒長枝に
着いた一つ前捕虫嚢。めっちゃショボっ(^_^;)
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢
3.こちらは別の徒長枝に着いた一つ前の捕虫嚢
4.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。何れもどうしようもなくショボ(^^ゞ
5.地際から発生してきた少し成長している腋芽に着いた捕虫嚢。色合いは未だ
少し残っている様だ
6.地際から発生してきたばかりの別の腋芽に着いた捕虫嚢。めっちゃ小さくてしか
も蓋が無い(^^;
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