本日は、(N.ventricosa×sibuyanensis)×N.ventricosa red Giantの播種‐その1について紹介します。
①交配親 :(N.ventricosa×sibuyanensis)[♀]×N.ventricosa red Giant[♂]
②種子入手日:2021年6月14日
③播種日 :2021年6月18日
④発芽確認日:2021年7月14日
本交配の種子は、今年の6月にブログでお世話になっているITO氏よりお分け戴いたものです。誠にありがとうございました。N.ventricosa及びN.sibuyanensisは近縁種とされる品種です。
N.ventricosaは、1837年に記載された種で、Philippines、Panay島Madja-as山、Sibuyan島、Luzon島Bontoc Banaue地方やMayon山等のやや高地に自生しており、低温には強い品種です。又、バラエティーにもよりますが、一般的には高温、乾燥にも強いものが多く栽培しやすい品種です。
一方N.sibuyanensisはその名の通りシブヤン島の標高1250~1500m辺りに自生している種です。それほど高地ではないためか、或る程度の耐暑性はある様で低地性種と同様の環境下でも大丈夫です。自生地の環境を見ると、風の強い斜面の低木に混じって生育していますので、通気性を良くしてしっかり陽に当てる事が必要だと思います。現地の環境がそうなんでしょうが、本種は暑くなる日照時間の長い5月~8月位にかけて良く着袋してくれる傾向にあります。本来日長時期に冷涼で有れば更に良い感じになってくれるのかもしれません。
種子を戴いて少しして播種しました。先ずは無事に発芽してくれることなのですが、思った以上に発芽が早くて一寸びっくりしました(^^)。今現在10芽程度の発芽です。
唯、発芽が早かった割には今のところ発芽率は一寸って感じです。これからもボツボツ発芽してくれるでしょうか。期待したいものです。
現在発芽して1ヶ月少々経過し、既に本葉が展開し始めています。来月にはセルトレイへ上げる事が出来そうです。これからが楽しみですね。下段写真左から、
1.2021年6月18日、入手した種子。とても充実している様で、発芽も間
違いなしと云ったところだろうか
2.こちらから二枚は発芽を確認した2021年7月14日に撮ったもので、こ
ちらは中央部に双葉が展開している実生と、一寸判り辛いが、その斜め
下辺りに発芽が始まったばかりの背虫状の実生が見てとれる
3.こちらも双葉が展開した実生。今のところこの2芽だけだが、これからボ
チボチ発芽してくれるものと推断する
1.こちらから四枚は本日2021年8月20日に撮ったもので、こちらは現在
の播種鉢内の様子。判り辛いが10芽以上は発芽している様だ
2.播種鉢内の右斜め上辺りを少しアップした様子で、3芽発芽が確認できる。
その内2芽は既に本葉が展開している
3.こちらは播種鉢内左中央辺りを少しアップした様子で、4芽程確認できる。
その内3芽は既に本葉が展開している
4.やや中央部辺りをアップしたもので、4芽程確認できる。その内3芽は既に
本葉が展開している
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