本日は、N.Mixta Oisoです。

①人工交配  :N.Mixta Oiso
②入手時期  :2018年10月
③入手元     :gunさん
④成長度合  :普通
⑤栽培難度  :簡単
⑥挿し木      :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax14cm程
⑧雌雄        :?、我が家での開花実績無し

N.Mixta Oisoは、その昔単にN.Oiso(N.Oisoensis)又はN.Mixtaとして流通していた事があります。現在、N.Mixta Oisoとしてはあまり流通していない様ですので、はっきり分かりません。本来のN.Mixta(N.northiana×maxima)にN.maximaを掛け戻した日本産の交配種だといわれていますが、従来のN.Mixta自体一体何物なのか良く分かっていない様です。本日紹介する個体は、2018年の10月にgunさんから戴いたものです。誠にありがとうございました。
現在のN.Mixtaは、元々は1892年にTiveyがN.northiana(♀)とN.maxima(♂)を交配して作出されたものとされていますが、(*)現在流布しているN.Mixtaは、1930年頃神奈川県の大磯にあった日本園芸㈱がN.MixtaにN.maximaを交配して作られたN.Oisoensis(N.Mixtasanderiana×maxima superba)と葉身が似ているとの事で、本種がN.Mixtaの誤名で普及しているともいわれています。(*:日の出花壇、菊池氏発刊のROPICAL PLANTS cultivated in the Gardens of Hinode-Kadanより抜粋)という事は(・・?
N.Mixta Oisoとしてのこの個体は一体何者(・・?、益々判らなくなってしまいますね。まあ、何れにせよ育てやすい品種である事は確かな様です。特徴がはっきりと出てくれば、従来品及び、N.Mirandaと見比べてみようと思います。→見比べてみましたが見分けがつきません…(^-^;。
2020年夏になって漸く地際から腋芽が発生してきました。今はこの腋芽が少し成長しているのですが、親芽は力尽きてしまいました(ノД`)シクシク。今春新温しっに移動しましたので、これからの生長に期待したいと思います。下段写真左から、
 
1.入手した2018年10月27に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。ガッ
  チリとしたとても立派な株(^_-)-☆
2.2018年11月19日、やっと新しい葉身が1枚展開した
3.こちらは2018年11月27日に撮ったものだが、左写真から8日しか経ってい
  ないので全くと云って良い程変化は無い
4.2019年4月3日、葉身が減ってショボくなってしまった株姿
5.こちらは2019年5月13日に撮ったものだが、左写真と殆ど変化は無い。唯、
  最新の葉身に多少成長してきた捕虫嚢が…

1.こちらから二枚は2018年11月19日に撮ったもので、こちらはやっと捕虫嚢
  が大きくなってきた様子
2.左写真の捕虫嚢を掌に取ってみた。何かペンシルみたい(^-^;。良く見ると蓋が

  僅かに開きかけている様ようである
3.2018年11月25日、いよいよ蓋が完全に開いたが、未だリップは反り返って
  いない
4.こちらから二枚は2018年11月27日に撮ったもので、こちらはこの時点の捕
  虫嚢の様子。リップは反り返ったが、未だ角張は無い様である
5.リップをアップ。一寸ボケているがご容赦の程m(_ _"m)。まあ、今の所はこんな

  ものだろうか

1.2018年12月4日、一寸ボケて見辛いがm(_ _"m)
2.2019年3月12日、少しずつ成長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。殆どアッパー寄
  りかな?
3.2019年4月3日、左写真の捕虫嚢が完成した様子
4.2019年4月9日、左写真の捕虫嚢のその後の様子。色合いが若干濃くなった

  感じ
5.こちらから二枚は2019年5月13日に撮ったもので、こちらは最新の捕虫嚢と
  一つ前に着いた捕虫嚢
6.次に成長途中のアッパーの赤ちゃん。良く見ると葉脈が入っているのが分るね。

  これからも捕虫嚢は葉から変形したものである事が推断できる

1.こちらから二枚は2019年11月25日に撮ったのもので、こちらは最新の捕虫
  嚢。既にミドルからアッパー寄りだろうか。やはりN.Mixtaとは寸分違わぬ気が…
2.次に成長を開始している捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから二枚は2020年1月1日に撮ったもので、こちらは最新の捕虫嚢。色
  合いは大分薄くなってきた様だ
2.リップをアップ。未だ多少ストライプは見える
3.2020年8月4日、こちらは最新の捕虫嚢。嚢表面の柄は殆ど無くなった様だ
4.こちらから二枚は2020年8月20日に撮ったもので、こちらは左写真の捕虫嚢

  のその後の様子。リップの色合いが僅かに濃くなった位で殆ど変化は無い様だ
5.リップをアップ。ストライプは殆ど目立たなくなった

1.2021年4月29日、温室移動後暫くダンマリ状態だったがやっと着袋が始まっ
  た様で、こちらは生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん
2.こちらから二枚は2021年5月8日に撮ったもので、
3.左写真のリップを拡大した様子。
4.2021年5月13日、左写真のリップのその後の様子。何かめっちゃ艶めかしく
  なっているよ~(#^^#)

1.2021年6月13日、最新の捕虫嚢が開いた様子。色合いは未だ薄くリップは完
  全に展開しきっていない
2.こちらから二枚は昨日2021年6月23日に撮ったもので、こちらは最新の捕虫
  嚢(左写真の捕虫嚢)のその後の様子。濃い色合いになった
3.一つ前に着いた捕虫嚢。こちらの方がリップの角張は少ないが、その度合いは

  大きく目立つ感じ

 

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