本日は、N.viking(big pitcher)×sumatranaです。
①人工交配 :N.viking(big pitcher)×sumatrana、2016年?、山田食虫植物農園殿作出
②入手時期 :2017年2月
③入手元 :山田食虫植物農園殿
④成長度合 :?
⑤栽培難度 :?
種子親のN.vikingは、近年発見された種類で、タイの本国及び西海岸アンダマン辺りの島々に自生する低地性のネペンテスです。ネオファームによってAタイプ、Bタイプ、ボートフォーム、ビビッドレッド等の種々タイプが発売されたそうです。そもそもバイキングとはゲルマン人(ノルマン人)の別称で、彼らは快速軍船を開発し大洋航海を可能にしたことで、様々な地域を侵略、略奪、征服、植民地化したこと等で有名ですね。
本種の最大の特徴は、根部がぼってりと膨らんだ塊根状になる事です。これは乾期や野火などに耐えれるように進化したとか、何れにしてもとても生命力旺盛で猛暑に対しては全く問題なく絶好調でどんどん成長、低温にもある程度耐えれる様で、とても育て易い強健種だと思います。
今回戴いた種子親はそのbig pitcherとのことですので、結構大きな捕虫嚢を着けてくれる品種なのでしょうかね。
一方花粉親のN.sumatranaは、種名の通りスマトラ島の標高1,000m前後の森林地帯に分布している様です。やや栽培は難しいと言うか癖がある品種とのことですが、果たしてこの花粉親のN.sumatranaはNepenthes of sumatraの表紙を飾っているあの独特なフォルムの個体に近いのでしょうか。
以上の両親を元に交配された新しい品種で、山田食虫植物農園殿にて交配された種子をお譲り戴きました。比較的発芽は良かったのですが、その後の成長はイマイチで、現在、4号プラ鉢植えの2個体と少々のビニールポット植え個体があります。今春以降是非大きくなって欲しいものです。
4号プラ鉢植えの個体は、ストライプの入るN.sumatrana寄りのものと、ストライプは入らず全体的に赤く色付くN.viking寄りの個体です。下段写真左から、
1.種子を戴いた当日の2017年2月27日に撮ったもの。とても充実した種子の様で
発芽が大いに期待できそう
2.2017年4月9日、1芽のみであるが、発芽を確認した
3.2017年5月18日、一寸見辛いがボチボチ発芽してきたところ
1.2017年7月25日、とりあえず8個体をセルトレイに上げた様子。左から三列目
と四列目の8個体が本種
2.2017年8月5日、ボチボチ発芽していたが、その後の成長芳しからずで最終的に
この20個体のみとなってしまった。右の8個体はめっちゃ小さくてヘニャヘニャな
感じだが、果たして生き残るであろうか
3.こちらはの2017年10月4日に撮ったもので、左写真のその後の様子。僅かずつ
ではあるが成長してくれている雰囲気。右の8個体も小さいながら未だ生きてるよ~
(^^♪
1.2017年11月28日、やや大きくなった4個体をセルトレイからビニールポット
へ鉢上げした様子
2.こちらから六枚は2018年4月9日に撮ったもので、こちらは左写真の個体のその
後の様子。低温が影響したのか大して大きくなっていない
3.左写真の右上個体をアップしたもの。何かめっちゃショボい
4.左から二枚目写真の左上個体をアップしたもの。最近になって漸く少しだけリーフジ
ャンプしてきた様だ
5.左から二枚目写真の右下個体をアップしたもの。これも未だショボいが何とか着袋は
順調の様である
6.左から二枚目写真の左下個体をアップしたもの。これから気温が徐々に上昇してくる
ので、多少期待できるだろうか
7.こちらは未だセルトレイのままの個体だが、寒さの影響とドライアウトしかけたせい
で状態は非常に悪く、1個体は逝ってしまった。5月になったらビニールポットへ鉢
上げしよう
1.2018年6月3日、セルトレイから取り敢えず3個体をビニールポットに植付けし
た様子
2.2018年6月16日、セルトレイから3個体をビニールポットに植付けした様子
3.20118年7月26日、セルトレイから2個体をビニールポットに植付けした。こ
れ以降は何かしんどくて止めた(;´д`)トホホ
4.こちらから五枚は2018年9月14日に撮ったもので、こちにはこの時点での株姿
で、4号プラ鉢へ鉢増しすることにした
5.根鉢を外した様子。殆ど根は回っていないようだ
6.4号プラ鉢に砂利系混合用土で植付した様子
7.こちらは最新のロアー。既に襟にはストライプが入っているのが判る。一寸期待でき
そう)^o^(
8.次に成長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。唯、この個体は植替えして暫く経って逝っ
てしまった。ストライブが入る個体だったのでお気に入りだったのだが…(ノД`)シクシク
1.こちらから六枚は2019年7月27日に撮ったもので、こちらはこの時点での植替
え前の株姿
2.二つ前に着いたロアー。結構色合いが赤黒い(;'∀')
3.一つ前に着いたロアー。これはスレンダーな出来損ないって感じの嚢だね~(^^;
4.最新のロアー。これからもう少し色合いは濃くなってくるのではないかな。それにし
てもこの個体は色合いが赤くてストライプが目立たないのか又は、ストライプ自体発
現しないのだろうか
5.植替えの為根鉢を外したところ。この個体も殆ど根は廻っていない様だ
6.4号プラ鉢にミズゴケで植付けた様子。今回はミズゴケにしてみた
7.こちらから二枚は2019年8月31日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
やっと落ち着いた様で、展開してきた葉身は一寸リーフジャンプしてきたかな(・・?
8.最新の葉身の先端が膨らみ始めた。何となく活着してくれた様だ(^_-)-☆
1.こちらから五枚は2019年8月31日に撮ったもので、ストライプ入り個体があっ
たので鉢上げすることにした。鉢上げ前の株姿
2.一つ前のロアー。良い感じでストライプが入っている様である
3.最新のロアー。ストライプは固定して出てくる様で一寸ε-(´∀`*)ホッって感じかな
4.植替えの為根鉢を外したところだが、この個体は更に根量が少なく僅かしか確認でき
ない
5.4号プラ鉢に鉢上げした様子。何とか無事に活着して欲しいものだね~
1.こちらから三枚は2020年1月20日に撮ったもので、こちらはストライプが入る
個体のこの時点での株姿
2.左写真の個体に着いた一つ前の捕虫嚢。雰囲気的にはN.vikingの風体にストライプが
比較的くっきりと入る様である
3.左端写真の個体に着いた最新の捕虫嚢。結構N.sumatrana寄りの様である
4.こちらは本日2020年3月1日に撮ったもので、ストライプが入る個体の現在の株
姿。温室内に入らないので無加温の場所で栽培しているせいか調子は悪い
1.こちらから三枚は2020年1月20日に撮ったもので、こちらはストライプが入ら
ずに、全体的に赤味の強い個体のこの時点での株姿
2.左写真の個体に着いた一つ前の捕虫嚢。雰囲気的にはN.vikingそのもののような感じ
である
3.左端写真の個体に着いた最新の捕虫嚢。結構色合いは濃い感じ
4.こちらは本日2020年3月1日に撮ったもので、こちらはストライプが入らずに全
体的に赤味の強い個体の現在の株姿。こちらも温室内に入らないので無加温の場所で
栽培しており状態は悪い。これから徐々に気温が上昇してくるので、今後の成長に期
待したいものである
1.こちらから四の意は今朝2020年9月2日に撮ったもので、こちらはストライプが
入らずに、全体的に赤味の強い個体の本日の株姿、最新の葉身が大分リーフジャンプ
しそうな感じ、今後この個体をNO-1として管理する
2.二つ前に着いた捕虫嚢。結構色合いは濃くなった感じ
3.一つ前に着いた捕虫嚢。大きさは未だイマイチってとこだろうか
4.最新の捕虫嚢。開いたばかりで、未だリップは完成していない
1.こちらから四の意は今朝2020年9月2日に撮ったもので、こちらはストライプが
入る個体の本日の株姿。何れも戸外で直射バンバンだが、こちらの個体は大分葉焼け
してしまった。来年からは夏場のみ遮光が必要な様だ。今後この個体をNO-1として管
理する
2.二つ前に着いた捕虫嚢。大分黒ずんでリップのストライプが良く分からなくなってき
た様だ
3.一つ前に着いた捕虫嚢。リップのストライプは結構鮮明(^o^)
4.最新の捕虫嚢。蓋が開いたばかりでリップは開き切っていない。それにしても綺麗に
ストライプが発現している。嚢自体もボチボチ大きくなってきている様だ(^^)v
1.こちらから四枚は2021年2月15日に撮ったもので、こちらは植替え前のビニー
ルポットに植えられた株姿。これをNO-3個体として管理する
2.植替えの為根鉢を外したところ。ポット低部にややとぐろを巻いた根が見てとれる
3.4号プラ鉢にミズゴケで植付けた様子
4.一つ前に着いていた捕虫嚢。若干ストライプが入る様である
5.最新の捕虫嚢。低温期の為がめっちゃショボイ(^^;)
1.こちらから四枚は本日2021年6月11日に撮ったもので、何れもNO-3個体。こち
らは現在の株姿。何とか活着し着袋している
2.一つ前に着いた捕虫嚢。全体的に赤味が強いので、リップのストライプはあまり目立
たない様だ
3.最新の捕虫嚢。結構色合いが濃くなった感じ
4.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん
1.2020年9月6日、最新の捕虫嚢だが、これ以降は気温の低下と共に着袋しなくな
った
2.こちらから三枚は本日2021年6月11日に撮ったもの。今年の1月からやっと温
室に取り込めるようになってボチボチ生長してきた。こちらはのっプに葉ストライプ
が入らず赤味の濃い個体で、NO-1個体として管理する。こちらは主茎に着いた最新の
捕虫嚢。結構色合いが濃くなった感じ
3.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん
4.地際から発生した腋芽に着いたロアー。これもこの時点から結構赤い
1.2020年9月6日、この時点での主茎に着いた最新の捕虫嚢だが、この個体もこれ
以降は気温の低下と共に着袋しなくなった。このストライプが鮮明な個体をNO-2個体
として管理する
2.こちらから三枚は本日2021年6月11日に撮ったもの。こちらは地際から発生し
た腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢
3.同じく腋芽に着いた最新の捕虫嚢。リップのストライプは未だはっきりとしない
4.最初に発生していた大きな腋芽に着いた二つ前の捕虫嚢
5.同じく大きな腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。結構四ずつストライプが明瞭になってき
た様だ
6.同じく大きな腋芽に着いた最新の捕虫嚢。主茎は何故か新温室に異動後いじけてしま
い生長がとまっている(ノД`)シクシク
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