本日は、(N.rowanae×ampullaria・red-stripe)×rafflesiana gigantea redの交配‐その6について紹介します。

①交配番号  :NO.60
②交配親    :(N.rowanae×ampullaria・red-stripe)[♀]×rafflesiana gigantea red[♂]
③交配日    :2016年10月2日
④採取日    :2017年1月7日
⑤播種日    :2017年1月12日
⑥発芽確認日:2017年3月22日

種子親のN.rowanae×ampullaria・red-stripeは、2014年6月にJIPS殿の会員限定プレゼントに当選した品種になります。この品種も見た目はN.ampullaria Redに良く似ており、濃い色合にややストライプの入ったリップが印象的です。
一方の花粉親であるrafflesiana gigantea redは、ぷりんさんが栽培されている品種で、丁度雄花が開花しているという事で花粉を送っていただいたものです。中々の個体で、特にアッパーは素晴らしいフォルムです。ロアー及びアッパーの写真はぷりんさんより拝借致しました。誠にありがとうございました。m(_ _"m)
戴いた花粉を元にこの二品種を交配してみました。果たしてどんな子ができるでしょうか。雰囲気的に丸形の赤味の強いN.×hookerianaってところでしょうかね。
発芽は至って順調で良い感じで推移していたのですが、20個体をセルトレイに上げた後暫くして、管理不手際によりセルトレイの個体及び播種鉢の個体をドライアウトさせてしまいました。何とか辛うじて残った個体を6月中旬頃にビニールポットに上げました。残り2個体は何とかなりそうな雰囲気なのですが、他の2個体は風前の灯で消えゆく運命でしょうか(´;ω;`)ウッ…。最終的には3個体を残すことにしました(^-^;。
最近の捕虫嚢は一寸色合いが載ってきた様で、色合い柄等N.rafflesiana gigantea redに雰囲気が似てきたように思います。これからどんな感じになってくれるでしょうかね(*^^)v。多分思い通りのN.×hookerianaって感じでしょうか。
唯、温室内に置ける場所が無く、実生発芽から今年の1月までは夜間は加温出来ていませんでしたので、成長は遅々とした状態で不細工な出来栄えが続いていました。この1月以降やっと温室組となりましたので、これからの生長に期待したいと思います。下段写真左から、


1.こちらは種子親のN.rowanae×ampullaria・red-stripeで、green系に比べやや小振
  り。ロアーは結構色合いが濃い
2.同じく種子親のN.rowanae×ampullaria・red-stripeのアッパー
3.花粉親のN.rafflesiana gigantea redで、中々の個体
4.同じく花粉親のN.rafflesiana gigantea redのアッパー。とっても素晴らしいフォ
  ルム

1.2016年10月31日、無事に受粉したようで、徐々に鞘が大きくなってきた
2.2017年1月7日、蒴果と種子を撮ったもの。無事に結実してくれた様で結実は
  概ね良かったε-(´∀`*)ホッ
  
1.こちらから三枚は2017年3月26日に撮ったもので、こちらは播種鉢内全体の
  様子。非常に見辛いが、左やや下方と右やや上方に双葉が見える
2.左やや下方の実生をアップしたもの
3.右やや上方の実生をアップしたもの。今はこの二芽のみだが、これからの気温上

  昇と共にドシドシ生えてきて欲しいものだ
4.2017年6月8日、大分良い感じに発芽してきた。早いものは本葉が展開してき
  ている

1.2017年6月25日、本葉が展開し始めたので、先ずは20個体をセルトレイに
  上げた
2.こちらから二枚は2018年7月6日に撮ったもので、左写真のその後だが、散々
  な状態になった。管理不行き届きでドライアウトになり殆どが駄目になってしまっ
  た(ノД`)シクシク。何とか生き残った2個体をビニールポットへ、他の2個体は何とか
  なりそうだが、もう2個体は風前の灯火状態。又、播種鉢の実生も全て駄目にして
  しまったよ~(´;ω;`)ウゥゥ
3.こちらは2個体を6月中旬頃だろうか、何故か植替え時の写真が無くはっきりしな
  いが、何とか生きてくれている。今夏少しでも大きくなって欲しいものだね~

1.こちらから六枚は何れも2019年7月25日に撮ったもので、こちらは一寸だけ
  生育の良い方の個体。NO-1個体として管理
2.NO-1個体の一つ前に着いたロアー。少しだが色合いが載ってきた。又、リップは

  雰囲気的にタラコ唇(・・?
3.NO-1個体の最新のロアー。未だ色合いは薄いが時間が経つともう少し赤くなりそ

  う
4.NO-2個体の株姿。一向に大きくならないがこれからまともに育ってくれるのだろう
  か
5.NO-2個体の一つ前に着いたロアー。こちらも少しだけ色合いが載ってきた感じで

  リップも同じくタラコ唇(・・?
6.NO-2個体の最新のロアー。一寸ボケて見辛いのはご愛敬(;^ω^)。こちらは更に色

  合いは薄いが時間の経過とともに少しは赤くなってくれるだろうか

1.こちらから五枚は2019年9月8日に撮ったもので、何れもNO-1個体。こちらは
  植替え前のビニールポット植えの状態
2.植替えの為根鉢を外したところだが、根は大して張っていない
3.4号プラ鉢にミズゴケで植付けた様子
4.最新の捕虫嚢。色合いが徐々に現れてきている感じだね~
5.一つ前の捕虫嚢。こちらは未だ殆ど色合いが載っていない。僅かにリップ周りに見
  られる程度かな

1.こちらから三枚は2020年1月20日に撮ったもので、何れもNO-1個体。こちら
  はこの時点での株姿。やっと少しずつではあるが大きくなったかな。唯、温室内に
  入れられないので、夜間は無加温状態で一寸可哀想(^-^;
2.最新の捕虫嚢。何とか着袋したが、めっちゃショボイ最新の捕虫嚢
3.一つ前に着いた捕虫嚢。徐々に色合いは載ってきている様である。両親ともに色

  味が濃いので、多分良い感じの色合いになってくれるのではないだろうか

1.こちらから六枚は2020年1月25日に撮ったもので、こちらから二枚はNO-2個
  体。こちらはNO-2個体の現在の株姿。未だ植替え出来ておらずショボイ状態が続い
  ている
2.NO-2個体に着いた最新の捕虫嚢。色合いは未だ薄いようである
3.こちらから二枚はNO-3個体。こちらは現在の株姿。何とか生きているって感じだろ
  うか
4.NO-3個体に着いた最新の捕虫嚢。ショボ^_^;
5.こちらから二枚はNO-4個体。こちらはこの時点での株姿。ビニールポット3個体の
  内一番小さい。本当は温室内でしっかりと育て上げたいのだが、既に足の踏み場も
  ない状態なので致し方ない(;´д`)トホホ
6.NO-4個体の最新の捕虫嚢。これはかなり赤くなってくれるかも(^_-)-☆

1.こちらから五枚は何れもNO-1個体。こちらから二枚は2020年7月11日に撮っ
  たもので、こちらは最新の出来立て捕虫嚢。未だ完全にリップは開き切ってはいな
  い様だ
2.次に成長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。ん(・・?、何となく蓋が異常に小さい様
  な気がするが…
3.こちらから三枚は2020年7月27日に撮ったもので、こちらは現在の株姿。葉
  身の数が異常に少ない。成長は散々だが補虫嚢は着けてくれている様だ
4.一つ前に着いた捕虫嚢で左端写真のその後。グリーンのリップに僅かながらストラ
  イプが入っている。色合い等はN.rafflesiana gigantea redにとても良く似ている
  感じ
5.最新の捕虫嚢で、左端から二番目写真の捕虫嚢が完成したもの。思った通り蓋は

  異常に小さい^_^;
6.次に成長してきている捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから五枚は何れもNO-2個体。こちらから三枚は2020年5月10日に撮っ
  たもので、こちらは植替え前のビニールポット植えの状態
2.植替えの為根鉢を外したところ。大した根張りではないが健康そうな雰囲気
3.4号プラ鉢にミズゴケで植付けたところ
4.こちらから二枚は2020年7月27日に撮ったもので、こちらはこの時点での株
  姿。最新の葉身がやっと少しだけリーフジャンプしている感じ
5.やっと捕虫嚢が着き始めようとしている。最新の捕虫嚢の赤ちゃん。色合いはとっ
  ても薄い感じ(^^;)

1.こちらから五枚は何れもNO-3個体。こちらから三枚は2020年7月10日に撮っ
  たもので、こちらは植替え前のビニールポット植えの状態。何か頼りなさげ
2.植替えの為根鉢を外したところ。根張りは良くない
3.4号プラ鉢にミズゴケで植付けたところ
4.こちらから二枚は今朝2020年7月27日に撮ったもので、こちらは現在の株姿。
  植替えて二週間ちょっとなので殆ど動きはない
5.こちらもやっと捕虫嚢が着き始めようとしている。最新の捕虫嚢の赤ちゃん。色合
  いは何となく良い感じになってくれそうな雰囲気(^o^)
  
1.こちらから二枚は何れもNO-4個体で2020年7月27日に撮ったもの。こちらはこ

  の時点での株姿。未だ植替えできていないが、この週末辺りにはプラ鉢に上げた

  いところだ
2.ずっと愚図っていたが、漸く着嚢が始まった。こちらは最新の捕虫嚢の赤ちゃんで、
  今のところ色合いはほぼグリーン一色って感じ。まあ、これから結構化けてくれる
  筈だがどうなるだろう

1.こちらから三枚は本日2021年5月5日に撮ったもので何れもNO-1固体。こちら
  は現在の株姿。冬季無加温の部屋で管理していたためかめっちゃショボイ出来栄え
2.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。リップの根元だけストライプが入っている。やや
  ポチャな感じ(^^♪
3.最新の捕虫嚢で蓋が開いて間もない。リップはグリーン一色に見えるが、見えない
  リップ手前だけ少しストライプが入っている

1.こちらから四枚は本日2021年5月5日に撮ったもので何れもNO-2固体。こちら
  は現在の株姿。NO-1個体とさほどの差は無い
2.二つ前に着いた捕虫嚢だがめっちゃ小さい(^^;)。これもリップ手前だけにストラ
  イプが入っている
3.一つ前に着いた捕虫嚢。これも小さいねえ~。こちらはリップ上部にも僅かにスト
  ライプが入っている様だ
4.最新の捕虫嚢。やっと蓋が開いたばかりと云うところだ。若干大きくなってきた様
  だ。色合いは中々良い感じだが一寸面長かな

1.こちらから四枚は本日2021年5月5日に撮ったもので何れもNO-3固体。こちら
  は現在の株姿。NO-1、NO-2個体と比べ僅かに大きめかな(^^ゞ
2.一つ前に着いた捕虫嚢。面長でリップには僅かにストライプが認められる
3.最新の捕虫嚢。色合いは良い感じ(^_-)-☆
4.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。これから気温が上昇して礁で、ググっと
  デカくなって欲しいものである

 

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