本日は、D.binata var.dichotoma f extrema Giant Plantです。
D.binataの和名をサスマタモウセンゴケ(刺又毛氈苔)といい、オーストラリアからニュージーランドにかけて自生する半耐寒性多年草です。ブログでお世話になっているどりへにさんより、2016年の6月に分譲していただきました。
名前の通り一般種と比べ随分大きな個体の様です。戴いてずっとそのままになっていましたが、3週間後にやっと二回りほど大きな素焼き鉢に鉢増ししました。結構丈夫な品種の様ですので、枯れることはないと思いますが…。冬の間は冬芽状態でしたが、2月に入って徐々に冬芽が解け、補虫葉が展開してきました。5月一杯がとても良い感じの株姿になってくれた様です。草体に比例して大きな白花を咲かせてくれる様ですね。
唯、2020年は冬場ずっと戸外だったせいか、めっちゃ作落ちしてしまいました。冬芽も枯れてしまいましたが、何とか根部は生き残っていた様で、不定芽が少し出てきました。但し、樹勢は弱くヘニャヘニャって感じでしょうか。しかも開花は無理でした。ずっと植替えしていなかったので当然と言えば当然かもしれませんが…。
そこで今年は重い腰を上げて本日植替えしました。雑草やネジバナの独断症で本種は瀕死状態になっていました(ノД`)シクシク。今回の植替えでこれからどれ位取り戻してくれるか判りませんが、経過観察としましょう。下段写真左から、
1.戴いた当日の2016年6月29日に撮ったもので、地上部の様子
2.こちらから二枚は2016年7月18日に撮ったもので、こちらは株姿だがあまり変化
はない
3.こちらは二回り大きな素焼き鉢に鉢増しした様子。これでググッと大きくなって欲し
いものだ
1.こちらから三枚は2016年7月18日に撮ったもので、こちらは株元の様子。新しい
葉身が顔を覗かせている
2.こちらは完成した捕虫葉を掌に取ったところ。結構大きく見ごたえがある
3.こちらは展開し始めた捕虫葉。既に粘液がぴったり(*^^)v
1.2016年12月24日、すっかり冬芽状態。葉柄が無かったら生きているとは思えな
いねえ(* ̄▽ ̄)
2.2017年2月8日、未だ厳寒期だというのに既に芽が動き始めたよ~(*^^*)
3.2017年2月19日、僅かずつだが補虫葉が展開してきた。それにしても葉柄が真
っ赤と言うか、ドス黒い赤味
4.2017年3月9日、既に捕虫葉が展開した。開いている補虫葉は何か鹿の角みた
いだし、開こうとしている捕虫葉は蕨みたいにも見える
1.こちらから四枚は2017年3月14日に撮ったもので、こちらは株姿の様子。少しず
つだが捕虫葉が展開してきている。確かに名前に違わず大柄な感じがするよね~
2.既に展開しきった捕虫葉をアップ四又になっている。小さな虫が捉えられているよ~
3.展開途中の捕虫葉。こちらも四又で、びっしりと粘液が並んでいる
4.展開が始まったばかりの捕虫葉。既にコバエが数匹餌食になっているよ~
5.2017年4月8日、オォ~(◎_◎;)花径が覗いてきたぞ~
6.2017年4月27日、花径は大分成長してきた様で、花弁の先端部分がガク片から
ちらほら窺えるようになってきた
7.2017年5月1日、いきなり三花咲いたよ~\(^o^)/
8.2017年5月7日、五花開花した。本種は結構大きな花なので、纏まって咲くと見
ごたえがある
1.2017年5月29日、最終的に花穂は3本出てきた。最初の花穂は既に終わりかけ
ているが、二~三番目の花穂はもう少し咲いてくれそう
2.こちらから三枚は2018年5月7日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
冬の時期ずっと戸外に置きっぱなしにしていたせいか、冬芽も枯れてしまい復活不
可能かと思っていたが、根部は生きていた様で、何とか芽生えてきたε-(´∀`*)。
それにしても何時の間にかネジバナとクリオネが…
3.繊毛部分をアップ。大分作落ちしてしまった様だ(´・ω・`)
4.クリオネの花をアップ。あちこちの鉢で開花しているよ~(^^♪
5.こちらは2018年5月13日に撮ったもの。樹勢は中々上がらない。にも拘わらず、
居候のクリオネとネジバナはちゃっかりしている( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
1.2019年3月28日、何時の間にか捕虫葉が展開し始めている。それにしても相変
わらずネジバナとウトリが…(^^;
2.こちらから四枚は2019年4月21日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
少しずつ捕虫葉が展開してきているよ~(^_-)-☆
3.展開し始めの捕虫葉の様子。渦巻き状から転回してくる
4.ほぼ展開した感じの捕虫葉。繊毛がびっしりだが、粘液の量はそれほどではない雰
囲気だね~
5.こちらは完全に転回した捕虫葉。本種も捕虫葉の先端部分の繊毛が結構長くなっ
ている
1.2019年6月14日、純白で大きめの花である
2.こちらから四枚は2020年5月13日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
植替えしていないので生育は捗々しくない
3.捕虫葉が少し伸びてきた様子。この頃は未だ渦巻き状である
4.二又に分かれる少し前の状態だが、既に繊毛が解き放たれてきているよ~
5.二又に分かれた繊毛の先端部分。一寸ボケ気味で見辛いのは御容赦の程m(_ _"m)
1.こちらから六枚は本日2021年2月21日に撮ったもので、こちらは現在の株姿。
雑草と枯れ葉、後はネジバナのオンパレードで、本種は僅かに見えるだけ^^;
2.枯れ葉と雑草を取り除いた状態。本種の捕虫葉が少し見ることが出来る。それにし
てもネジバナはすごい(◎_◎;)
3.植替えの為根鉢を外したところ。隙間に脱皮したばかりのダンゴムシとその抜け殻
が見てとれる(^^)/。それにしても雑草とネジバナの根ばかりだね~
4.古土と雑草、ウトリ、ネジバナを取り除き水洗いしたところ。貧弱な苗が4個体程採
れた
5.大きめの芽と中位の芽を3号素焼鉢に寄せ植えしたところ
6.こちせは小さな芽と極小の芽をビニールポットへ植付けたところ。これで少しは生長
してくれるだろうか
1.こちらから六枚は本日2021年2月21日に撮ったもので、こちらは伸びて来たばか
りの捕虫葉で、先端は未だ丸まった状態
2.こちらは二裂開し徐々に葉身がほどける体制になってきたところ
3.こちらは既に展開した捕虫葉で、数匹の小虫を捕らえている
4.こちらはネジバナの様子。本種もれっきとした日本に自生する野生ランの一種であ
る。畑を潰して温室を設えたので、今後ネジバナは見かけなくなるだろう
5.今後我が家では多分ネジバナを見かけなくなるだろうから、3号素焼鉢に植付けた。
円錐花序の一花は小さいが何となく好きだ
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