本日は、N.×hookeriana vittata山本です。
①自然交配 ：N.rafflesiana×ampullaria
自生地 ：N.×hookerianaはマレー半島、ボルネオ島、スマトラ島、シンガポール等の
インドネシア諸島に自生、１８８１年記載種
②入手時期 ：２０１１年８月
③入手元 ：うつぼかずらの郷殿
④成長度合 ：普通
⑤栽培難度 ：簡単
⑥挿し木 ：水挿し、鹿沼土挿し１００％
⑦嚢の大きさ：我が家ではＭａｘ１０ｃｍ程
⑧雌雄 ：♂、８月～９月頃開花
本日のN.×hookerianaはvittata山本と言われるものです。鮮やかなグリーン地に深紅色の斑点が疎らに入り、襟の部分がアンプに良く似ており大変魅力的に思います。
入手時点では３０ｃｍ程度の大きな苗で、既にミドル当たりの嚢が付いていました。暫くの間腋芽が発生せず、上に上にと唯伸びるだけでしたが、２０１３年１０月になって漸く腋芽が発生しました。空中コロニーとはいきませんが、腋芽は地際からではなく、地際から３０ｃｍ程の場所に二芽発生してきました。
又、２０１３年の８月に開花し、花穂が既に温室の天井に届きましたので、ボチボチ茎をカットしなければならなかったのですが、時期的な事もあり暫くほっておきました。しかし、いよいよ天井を這いまわる状態になってきましたので、２０１４年の夏にカット、挿し木にしました。５本共鹿沼土挿しとしたのですが、何れも無事に発根し少し芽が生長してきました。成功、って思っていましたらその後急に枯れこんでしまいました。そこで２０１５年の５月に再び挑戦しましたが、今回は水挿しでトライすることにしました。今回も５本挿し何れも立派に発根してくれました。前回鹿沼で失敗しましたので、今回はミズゴケで鉢上げし順調の様でしたので、全て里子に出ました。又、地際から２０ｃｍ位のところから腋芽が二芽発生したものも随分徒長し、地際からも腋芽が発生してきましたので、２０１９年の春に鹿沼土で挿し木にしまし
た。現在地際から腋芽が発生し着袋が始まっています＼(^o^)／。下段写真左から、
１．２０１１年１０月２１日、４０ｃｍ程度の株に付いた未開の嚢で、ミドル当たりってと
こか
２．２０１１年１０月３１日、１の嚢開いた状態。種色の斑模様がクッキリと表れており、
中々美しいと思う
３．こちらは２０１２年７月２０日に撮ったもので、今まさに蓋が開きかけたばかりの嚢
４．２０１２年７月２５日に撮ったもので、３の嚢が完全に開いたもの。襟の部分がビュ
ーティー
５．２０１２年７月２５日の草姿、現在は約８０ｃｍ程伸長している
６．２０１２年９月９日、奥側が最新の嚢で、手前は出来て１ケ月程経過したもの
７．こちらは２０１２年１０月２日の蕾。風船が膨らんでいくように大きくなっていく所が、
何だか見てて面白い
８．２０１２年１０月３０日、未だ殆ど嚢の形態は変わらない感じ。本種は夜温１８℃以
下になると着袋しなくなった。今春暖かくなるまで暫くの間嚢は望めそうにない
１．２０１３年７月２３日、いよいよアッパーになった様で、こちらも今まさに開き始めた
ばかりの捕虫嚢。斑模様が随分と抜け落ちた
２．こちらは５日後の２０１３年７月２８日、完全に開ききったアッパー
３．２０１３年８月６日、雄花が開花した。開花して数日し花粉が熟した合図？か、ガク
の基部が真っ赤に色付き結構綺麗？になる
４．２０１３年１１月１６日、中々腋芽が発生してくれなかったが、漸く発生してきた。し
かも二芽。果たして二芽とも成長してくれるだろうか
５．２０１４年２月１日、大分大きくなり奥側の腋芽にはロアーが付き始めている
６．２０１４年２月５日、そのロアーをアップしたもの
７．２０１４年２月１５日、未だ小さいが真ん丸な嚢を着けてくれた
１．２０１４年３月５日に撮ったもので、昨年１０月に発生した腋芽が徐々に大きくなり、
漸くロアーを徐々に付け始めた
２．２０１４年６月１４日、ロアーをアップで撮った所。丸々としてアンプに似た中々良い
感じの嚢
３．２０１４年６月２４日に撮った最新の出来かけの嚢。もう数日したら開くかもしれない
４．２０１４年７月７日に撮った捕虫嚢
５．２０１４年９月１２日、出来て間もないロアー
６．２０１４年１２月９日、腋芽に出来たロアー。アッパーは気温が低下すると着かなくな
るが、腋芽のロアーは少しだが着いてくれる
７．２０１５年２月１８日に撮ったもの
８．２０１５年５月２７日、開き始めたばかりの捕虫嚢
１．２０１５年６月２９日、掌に取ってみたが概ねこれ位の大きさで、さほど大きくはない。
唯、コロコロ感は中々良い感じ(o^―^o)ﾆｺ
２．２０１５年７月３日、茎の途中から二本発生した腋芽に出来たロアー
３．２０１５年７月１６日、腋芽に出来た嚢で、既に縦長になってきたのでミドル辺りかな
４．２０１５年８月１１日に撮ったもので、この５月１６日に挿し木（頂芽枝×１、節間枝
×４）をしていたもので、節間枝×３本が良い感じに発根してきた状態。唯、この
N.×hookerianaにあっては、根が細くて本数も少なめ
５．同８月１１日、昨年鹿沼土で失敗したので、今回はミズゴケでビニールポットに上げ
た
６．２０１５年８月２９日に撮ったもので、この５月１６日に挿し木（頂芽枝×１、節間枝
×４）をしていた内の頂芽枝×１本と節間枝×１本もやっと発根してきた様で、鉢上
げすることにした
７．同８月２９日、ミズゴケでビニールポットに上げた様子。これで何とか今秋には里子
に出せそう。ホッ！
８．こちらは２０１５年９月２日に撮ったもので、腋芽の小さい方にできた未だミドル辺り
の嚢
１．２０１５年１０月８日、ボチボチアッパーぎみかな(・・? 生長中の嚢
２．２０１５年１０月２７日、こちらは７月に水挿ししたものが大分発根してきたので、ビ
ニールポットに上げたところ
３．２０１５年１１月１２日、腋芽にできたロアー
４．同１１月１２日に撮ったもので、アッパー寄りの嚢だが、未だ模様色合いは残ってい
る
５．２０１５年１１月２０日、こちらはべつのアッパーで、大分模様色合い共に薄くなって
きた
６．２０１５年１２月２８日、この時期は未だ暖冬だったので、しっかりと着袋してくれて
いる
７．こちらから二枚は２０１６年３月２４日に撮ったもので、こちらは腋芽に出来たロアー。
日差しが強くなり、気温も少しずつ上昇してきているせいか、中々良い感じの嚢に
なってきた
８．こちらは最近発生した腋芽にできた最初の超ロアー。めっちゃ小さい(^m^)
１．２０１６年５月１８日、生長途中の捕虫嚢
２．２０１６年６月２２日、左は一つ前、右葉出来て間もない捕虫嚢
３．２０１６年７月１０日、蓋が開いたばかりの補虫嚢。何かプリプリっとしていて良い感
じ
４．こちらから五枚は２０１６年９月２９日に撮ったもので、こちらは二つ前に出来たロア
ー
５．こちらは最新の未だロアー辺りの補虫嚢だが、色合いはやや薄いだろうか
６．生長途中の嚢を掌に取ってみた。おおよそこれ位の大きさ
７．こちらの二つの捕虫嚢は何れも徒長した茎に出来たアッパー。一寸ボケ気味で見
辛くてm(_ _"m)
８．こちらは左写真の左のアッパーを拡大したもの。色合いも柄もあったものではない
ね～(*^^)v
１．２０１６年９月３０日、開き始めたばかりのロアー
２．２０１６年１０月１５日、左写真の嚢のその後の様子。コロコロっとしててとても良い
感じ
３．２０１６年１１月８日、こちらは徒長した枝に出来たアッパー。後方に見えるのが本
種の茎、左奥に僅かに見えるアッパーも本種のもの
４．２０１７年１月２４日、成長途中のロアー。何となく愛嬌のある形
５．２０１７年１月３１日、左写真の嚢が成長し、やっと蓋が開き始めたところ
６．こちらから三枚は２０１７年３月７日に撮ったもので、こちらは１ヶ月程前に完成した
ロアー
７．こちらは出来て間もないロアー
８．こちらは別の腋芽に出来たロアーで、左の嚢は出来て３ヶ月程度経過したもの、右
の嚢は１ヶ月程前に出来たロア－。現在腋芽が３本程度成長してきており、あちこ
ちに嚢が転がっている(⌒∇⌒)。それにしても低温状態でもお構いなしにボコボコ
と着けてくれ、N.×hookerianaにあってはとても優れ物
１．２０１７年４月７日、何番目かの腋芽に出来たロアー
２．こちらから二枚は２０１７年５月１日に撮ったもので、こちらは二芽発生した腋芽に
各々出来たロアー
３．こちらは左写真の左側の捕虫嚢を掌に載せてみた。何か未だちっちゃいね～
４．２０１７年５月２８日、出来て間もないロアー
５．２０１７年７月１１日、右は最新の捕虫嚢で、左は一つ前の捕虫嚢
６．こちらは２０１７年９月６日に撮ったもので、ぷっくらと膨らんだ捕虫嚢の赤ちゃん。
間もなく蓋が開きそう
１．こちらから二枚は２０１７年９月７日に撮ったもので、こちらは未だロアー辺りかな
２．こちらはミドルになった捕虫嚢だが、中々焦点が合わずにボケまくりで非常に見辛
いがご容赦の程m(_ _"m)
３．こちらから二枚は２０１７年１１月７日に撮ったもので、こちらは生長途中のロアーの
赤ちゃん
４．写りが悪いのはご容赦ペコリ(o_ _)ｏ))。茎のやや上部に出来たルドル寄りの捕虫嚢
５．２０１７年１１月２８日、ミドルからアッパー寄りの補虫嚢
６．こちらは２０１８年３月２８日に撮ったアッパー。翼は殆ど欠落してしまっている
１．２０１８年１２月１３日、徒長枝に着いたアッパー。めっちゃショボくなってる～^^;
２．２０１９年８月１２日、この春に挿し木した１個体だが、日陰に追いやられているせい
か、めっちゃ愚図子ちゃんになってる(;O;)
３．２０２０年１月１日、徒長枝に着いたアッパー。この時期にしては何となく良い感じで
はないだろうか(*^^)v
４．２０２０年１月１０日、漸く地際から腋芽が発生しそれに就いた最初の超ロアー。色
合いは一寸って感じだが、コロコロ感は良いよね～(^_-)-☆
１．こちらから三枚は２０２０年１月２０日に撮ったもので、こちらは２個体残している挿
し木苗だが、何故かずっと調子が悪い。まあ、場所が無く殆ど日陰に追いやられて
いるので致し方ないところ(ﾉД`)ｼｸｼｸ
２．こちらは地際から発生してきた腋芽に出来た最初の超ロアー。上段右端写真の捕
虫嚢のその後で、若干色合いが濃くなったかなって感じ
３．こちらは地際から発生してきた腋芽に出来つつある二番目の捕虫嚢の赤ちゃん
１．２０２０年８月１２日、やっと地際から腋芽が発生し、最初のロアーが生長してきた
様子
２．２０２０年８月２０日、左写真の捕虫嚢のその後の様子で、やっと蓋が開いたところ
３．こちらから二枚は２０２０年８月２５日に撮ったもので、左写真の捕虫嚢が完成して
少し時間が経ったもの。やっとそれらしいロアーになった＼(^o^)／
４．こちらは徒長して温室の屋根の近くで着いたアッパー。随分とショボくなった
１．２０２０年９月１４日、地際から発生してきた腋芽に着いたロアー。このコロコロ感が
良い感じ
２．２０２１年１月２１日、徒長枝に着いたアッパー。このアッパーも何か捨てがたいよね
～（*^_^*）
３．２０２１年２月２日、徒長枝に出来つつあるアッパーの赤ちゃん。このもっこり感が良
い感じ(^'^)
４．こちらから二枚は本日２０２１年２月１５日に撮ったもので、こちらは字際から発生し
てきた腋芽に着いたロアー。リップが何か傷着いてるね～
５．左写真のロアーの一つ前に着いているロアー。色合いが冷めた感じ
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