本日は、N.viking var boatform ×sib(Green系×Red系)の交配‐その8について紹介します。

①交配番号   :NO.07
②交配親     :N.viking var boatform ×sib(Green系)[♀]×

           viking var boatform ×sib(Red系)[♂]
③交配日    :2012年9月26日
④採取日    :2013年1月12日
⑤播種日    :2013年1月12日
⑥発芽確認日:2013年2月23日
?雌雄        :♀、7月~10月頃

バイキング系の交配はこの組み合わせが二度目ですが、同一品種同士では初めてになります。、タイミング良く雌雄同時開花しましたので、初のsib-crossに挑戦しました。本種は稔性が高く、結実が良い品種ですので、種子は多分採れると思いましたがその通りでした。
本種は高温・日照を好む種ですので、本来であれば晩春辺りに播種するのが一番良いのではと勝手に思っていますが、中々そうタイミング良くいくものではありません。
秋に開花、真冬に蒴果が割れ種子が採れました。従って真冬は播種しても発芽は無理かと思いつつ、低温での播種実験をしてみましたが、夜温15℃程度でも無事に発芽しましたので、ある程度の低温でも発芽する事が実証された様に思います。一寸杞憂だったようです。さて、どんな子達に育っていくのでしょうか。それぞり大分大きくなってきましたが、場所の問題もあり殆どの個体が里子に出まして、現在残っているのは3個体のはずでしたが、どうもNO-1個体とNO-3個体の2個体のみ残っているようです。
唯、2個体共当初鉢上げして以来一度も植替えしていませんのでショボい状態です。5号鉢位に鉢増しすれば立派な株になり着袋数も増えるのですが、何しろ狭隘温室ですので植替え出来ず痛し痒しと云ったところでしょうか(^-^;。下段写真左から、

1.グリーン系の女の子で、バイキングの割には赤身が少なくグリーン色が目立つ個体
2.レッド系の男の子で、非常に赤身の強い個体。何れの個体も、ぷりんさんがボートフォ
  ーム同士を交配したシブクロス
3.蒴果と種子。充実した種子が沢山採れた
4.2013年4月30日に撮った播種鉢。発芽して2ヶ月と1週間が経過し、本葉も2枚
  程度展開してきたので、ボチボチ植替えを実施しても良い時期かな

1.2013年8月25日、苗が沢山あるので、第二陣の植替えは小さな連結ポット(2.5
  ×2.5cm)とした。植替えて既に1ケ月以上経過した苗で左二列が本種
2.2013年9月27日に撮ったもので、9月3日に一回り大きな連結ポット4.5×
  4.5cmへ植替えしたもの
3.2013年11月3日、大分大きく成って、隣にはみ出してきた
4.2013年11月18日、少しアップで撮ったもの。未だこんな感じだがクチビルゲを
  見ると将来立派な襟になりそうな雰囲気がする
5.2013年12月5日、育ちに差はあるものの、全員無事育ってくれている
6.2013年12月22日に撮ったもので、少しアップしたもの。来春辺りにはビニール
  ポットへ鉢上げが必要だと思う
7.これも同12月22日に撮ったもので、斜め20度位で撮ったら嚢嚢嚢・・・・嚢の絨毯に
  なりつつある。ずっと眺めていても飽きない

1.2014年4月6日、植替えの為セルトレイから根鉢を撮った状態。発根量はさほどで
  もないが、根の基部は既に塊根の片鱗をうかがわせる感じがする
2.2014年5月6日に撮ったもので、2013年10月にビニールポット植えにした第
  一陣の苗達
3.2014年6月24日、ビニールポットに植替えした第二陣の苗達の一部
4.2014年8月19日、第一陣の苗達が大分大きくなってきた様子
5.2014年9月6日、第二陣の苗達もボチボチ大きくなってきつつある
6.2014年10月11日、第一陣の苗に出来た嚢
7.こちらも同10月11日に撮ったもので、同じく第一陣の苗に出来た嚢、色合いがとて
  も濃い
8.2015年1月13日、真冬に出来る嚢はめっちゃショボイ感じ

1.こちらから三枚はおとついの2015年8月23日に撮ったもの。この6月下旬にビニ
  ールポットからブラ鉢に植替えた固体
2.二株目の固体
3.三株目の固体。何れも植替え後から急に大きな葉身を展開してきた。未だ遮
  光気味に管理しているが大分慣れてきたようなので、ボチボチ直射光下で栽培しよう

  と思う
4.こちらから五枚は2015年8月25日に撮ったもの。この個体は今年の4月上旬に植
  替えたもので一番大きな個体、と言っても全然大したことは無いが…
5.こちらの固体は4月下旬にビニールポットからブラ鉢に植替えた個体
6.これも同4月下旬にビニールポットからブラ鉢に植替えた個体で、何れも戸外の直射

  日光ガンガンの場所で育てたもの。真っ赤な葉はやや葉焼け気味だがいたって健康

  的な感じ。葉もやや厚みを帯びる
7.左から4枚目の個体に出来た嚢。一寸形が不細工~
8.こちらは左から6枚目の個体に出来た嚢。やや色付きが良い感じ。本種の嚢は直射

  光に当たらず葉や鉢の影などに隠れてできると、特に色合いが増す特徴がある

1.こちらから八枚は何れも2017年7月17日に撮ったもので、2年近く経過記録して
  いなかった様だm(_ _"m)。従ってどれがとの株だったか良く判らないので、現在残して
  いる3株について、各々NO-1~NO-3として管理しようと思う。こちらから五枚はNO-1

  として管理する。主茎は2016年に雌花が咲いた後でカットした。現在5芽程度成長

  している様である
2.こちらは補虫嚢の部分をアップしたもので、両親の中間ってところだろうか
  ややスレンダーな感じ
3.こちらは最初の腋芽に出来たもので、既にミドル辺りだろうか
4.こちらは次の腋芽辺りだと思うが、未だロアーでやや丸みがあるが、やはり
  スレンダーになる雰囲気プンプンである
5.最初の腋芽に出てきた花穂
6.こちらはNO-2個体として管理する。こちらは最初から2芽成長してきたが、昨年両芽

  共カットしてやっと腋芽が成長してきた様で着袋も始まっている
7.こちらはNO-2個体の腋芽に出来たロアー。これからボチボチ着袋してくれるだろう。こ
  の個体は昨年雄花が咲いた。一応雌雄揃ったかな(^O^)
8.この個体はずっとこんな感じで、未だ開花してもいない。多分植替えがめっちゃ遅かっ
  たのだとは思うが、もう少し育ててみようと思う

1.こちらから八枚は何れもNO-1個体で2018年9月11日に撮ったもの。こちらはこの
  時点での株姿。3.5号鉢に植えて一度も植え替えしていないので一寸ショボい状態。
  本来であれば5号鉢程度に鉢増しすれば倍くらいの捕虫嚢を拝めるのだが、場所の

  関係から中々そうできないでいる(´・ω・`)
  既に主茎の一番花は終わったが、主茎から二番花及び腋芽から4本一番花が出てき

  ている
2.補虫嚢のアップ。これで20個程着袋しているのだがあまりボリューム感は無い感じだ
  ね~
3.二番目に発生した腋芽に着いたロアー。色合いはまあまあだが、形も一寸不細工(^^;
4.こちらは最初に発生した腋芽に着いた未だロアー辺りの捕虫嚢
5.左写真の右の捕虫嚢をアップしたもの。色合いはまあまあ良いのだが、不細工でや

  や小振りな感じだね~(^-^;
6.主茎に着いたミドル寄りの捕虫嚢。翼は大分小さくなり色合いも薄くなってきた
7.こちらも主茎に着いたミドルからややアッパー寄りの捕虫嚢
8.腋芽に出来つつあるロアーの赤ちゃん

1.こちらから六枚は何れもNO-1個体で、本日2020年8月10日に撮ったもの。こちら
  は現在の株姿で腋芽は複数発生しているが、鉢上げ後一度も植替えしていないので

  根詰まりしている様で、ショボい状態が続いている。唯、着袋は良いようで完成してい

  る嚢は18個あった
2.地際から発生した最新の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。色合い派結構赤く比較的ズン

  グリむっくりである
3.別の枝に着いた最新の捕虫嚢。ややスレンダーで色合い派若干薄い感じ
4.更に別の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。色合い派若干薄めだがズングリむっくりであ

  る
5.更に更に別の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。リップと翼のみ色が付いてる感じのズン

  グリむっくりさん
6.生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。完成までにはもう少し掛かりそう

1.こちらから五枚は何れもNO-3個体で、本日2020年8月10日に撮ったもの。こちら
  は現在の株姿で、こちらも腋芽は複数発生しているが、鉢上げ後一度も植替えしてい

  ないので根詰まり状態^^;
2.一番大きな腋芽に着いた最新の捕虫嚢。こちらは全体的に色合いは薄い様で、これ

  はややミドル寄りだろうか。リップは紅を差した感じである
3.主茎の上部から発生した腋芽に着いた捕虫嚢。ロアーっぽい雰囲気で、こちらもリップ
  部分が結構色付いている
4.地際から発生した小さな腋芽に着いたロアー。全体的に若干色付きがあるが程度は

  薄い
5.次に成長してきている捕虫嚢の赤ちゃん

 

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