本日は、Cephalotus follicularisw Giant系です。

 

Cephalotusは1科1属1種の食虫植物で、オーストラリア西南部にのみ自生しています。自生地は、海岸線沿いの切り立った崖で、海水の水分が十分当たる湿度の高い場所です。栽培に当たっては湿度を十分保つ必要がある様です。
本日紹介する品種は一昨年の5月にGiant系として、何時もお世話になっている食虫植物愛好会鈴鹿の管理人様よりお譲りいただきました。誠にありがとうございました。
以前ブログでお世話になっているタメさんからお譲りいただいた個体と違うのかわかりませんが、「違いがあるかどうか一度育ててみて下さい」という事で戴いたものです(o_ _)o))。どうもGiant系だけでも色々と品種があるのかもしれませんね。)))))))(゚o゚;)/
本種は代行輸入でオーストラリアから届いた苗で、オーストラリアのオルバニー地方産だそうです。普通種とは別の場所に点在するように自生しており、普通種より泥状の水分が多い場所と伺いました。
戴いて2ヶ月少々経過した7月頃には尋常葉に続きボチボチ補虫葉が展開してきました。その後徐々にではありますが、小さな嚢を次々に着け始めてくれました。そして2017年の1月頃にはやっと3.5cm程度の大きさにまでなってくれました。
置き場所は晩秋辺りまでは終日直射日光の当たる場所でしたが、特に暑がることもなく育ってくれました。現在では終日戸外の直射光下で管理しています。流石に真夏は猛暑のせいかいささか堪えてはいるものの大丈夫そうです。唯、赤味が殆ど無くグリーン一色になっています(*^-^*)。冬場は結構色合いが載って美しくなってくれます。
昨夏はどうも絶不調になってきた様で、2019年9月に植替えしました。鉢表面の生ミズゴケを外して見ると用土が完全に腐った状態でした。これでは調子を崩すのも当然でしょう。戴いてから一度も植え替えしていませんでした(^^;。植替えで3鉢になりましたが1鉢は里子に出ました。現在2鉢ありますが、何れも何とか調子を取り戻している様ですが、例年にない暖冬のせいで、全く以って色付きは悪いです。下段写真左から、

 

1.こちらから二枚は戴いた当日の2016年5月14日に撮ったもので、こちらは株姿。
  半ば朽ちかけてはいるが、大きな捕虫葉が3つも付いている
2.捕虫葉をアップ。中々良い発色だね~(*^^)v
3.2016年5月25日、朽ちてしまった捕虫葉はカットした。変化はないが徐々に直
  射光に慣らしつつある状況で、尋常葉はやや赤く色付いてきている

 

1.2016年6月8日、馴化も終わり直射光下で栽培中の株姿。未だ変化はない様だ
2.2016年6月26日、雰囲気的に捕虫葉の様なものが出てきたぞ~。4つ程確認で
  きる(*^-^*)
3.こちらは2016年7月20日に撮ったもの。何と大きな尋常葉が1枚どこぞの悪い
  虫にかじり取られているではないか。(#^ω^) 既に4つの捕虫葉が展開してきた。
  未だ色付きは無い模様。次の赤ちゃん捕虫葉も展開し始めている

 

1.2016年9月4日、少しずつだが嚢が出来てきたよ~(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
2.2016年10月13日、尋常葉は少ないままだが、やや大きめの嚢も展開してきて
  いる
3.2016年10月23日、一番大きな袋をアップしたところ。色合いは何か煤けた感
  じだね~
4.2016年11月15日、気温の低下と共に中々いい感じの色合いになってきたよ~
  \(^o^)/
5.こちらから四枚は2016年12月10日に撮ったもので、こちらは株全体の様子
6.こちらは一番大きな袋の身体検査を実施、3.5cm也。もう少し大きくなってくれ
  る筈…
7.こちらは左写真の嚢を左側面から撮ったもの
8.同こちらは右側面から撮ったもの

 

1.こちらから五枚は2017年1月8日に撮ったもので、こちらは全体の株姿。結構賑
  やかになってきたよ~(*^-^*)
2.捕虫嚢をアップしたもので、右の嚢が最新のもの。結構この色のグラデーションは

  お気に入り
3.左写真の嚢を身体検査してみた。オォ~、これも3.5cm超え。4cm以上になる
  とのことなので、もう一寸頑張ろう、頑張って貰おう
4.株の中心部を撮ったがボケてる(o*。_。)oペコッ。めっちゃ見辛いが次の嚢になる小
  さな葉身が窺える
5.反対側から一寸アップしてみた。大小様々な嚢で賑やかだよ~\(^o^)/

 

1.2017年1月31日、ボチボチ捕虫葉が展開してくれている。唯、尋常葉は全く見
  えない。ミズゴケ下で展開しているのだろうか
2.2017年2月21日、戸外で終日直射下で栽培している為か、発色は良い様だ。夜
  間のみ廊下に取り込んでいるが、取り込みをしょっちゅう忘れて朝カッチンコッチン
  になっていることが多いが、特に問題ない様である
3.2017年3月17日、捕虫葉の数は変わらないが、色合いは中々良い塩梅
4.2017年5月18日、花穂が2本上がってきた。この後即カットしたよ~
5.こちらから四枚は2017年8月25日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
  この酷暑の中、連日戸外の直射下で栽培しているが、何とか踏ん張ってくれている
6.正面は成長途中の捕虫葉、右は完成してある程度経過した捕虫葉
7.こちらは成長途中の捕虫葉で、完成までは未だ時間がかかりそうだ
8.こちらも成長途中の捕虫葉。酷暑下では殆ど色が抜けグリーン一色になってしまうこ
  とが多い

 

1.2017年11月4日、酷暑続きで相当ダメージがあった様だが、気温の低下と共に
  生きいき(・・?としてきたよ~(^^♪、と言うよりもミズゴケの方が調子良いみたい(^^;
2.こちらから七枚は2018年2月5日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
  尋常葉は1枚しか見えない。多分完全にミズゴケに埋まっているのだろう。色合いは
  大分良くなってきた様だ
3.右端の捕虫葉は出来て少し時間が経った状態でとても発色が良くなっている
4.真中の捕虫葉は成長途中のものだが、気温が低いのであまり大きくはならないだろう
5.二つの捕虫葉は何れも出来立てで未だ色合いは薄いが、これはこれで綺麗である
6.正面の捕虫葉は随分とお古で、何やら嚢の中にクモの巣みたいなものが…
7.気温が低いのでめっちゃオチビさんだが、良い感じに色付いている
8.上部から見ると貝殻が覆いかぶさっている雰囲気(^_-)-☆

 

1.こちらから二枚は2018年5月7日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
  未だ赤味が結構あるが、これから徐々に薄くなっていく
2.株の中心部をアップしたところ。尋常葉のロゼット中心部より花穂が2本上がってき
  た。我が家では開花させると相当駄々をこねるのでこの後即カットした
3.2018年5月27日、やっと5cm程度まで成長してきたよ~\(^o^)/
4.こちらから四枚は2018年5月31日に撮ったもので、捕虫葉をアップしたもの。
  この時期は色合いが無くなってくるが、この色合いも中々良い感じ
5.こちらは捕虫葉が少しだけ成長して大きくなった様子
6.こちらは別の成長途中の捕虫葉。何か変な形だね~)^o^(
7.こちらの捕虫葉は何となく形になってきたって感じかな
8.2018年6月20日、完成して間もない捕虫葉でとてもみずみずしい

 

1.こちらから六枚は2018年8月31日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
  流石に猛暑続きなので一寸へたっているかな~。ミズゴケだけは元気そうだが…
2.ん~、殆どグリーン一色って感じ。捕虫葉の間から次の捕虫葉が顔を覗かせている
3.左写真の捕虫嚢を一寸アングルをずらして撮った様子
4.まあ、この色合いもありって感じで(^-^;
5.こちらも左写真の捕虫嚢を一寸アングルをずらして撮った様子
6.ミズゴケに覆われてしまっており判り辛いが、捕虫葉の赤ちゃんが2本上がってきて
  いるよ~(*^^)v

 

1.こちらから二枚は2018年10月19日、正面寄りから撮ったものでこの時点での
  株姿。8月頃に比べ気温の低下に伴い少しずつ色付いてきた
2.逆方向のアングルから撮ったもの。蓋はボチボチ赤く染まってきたよ~(^^
3.こちらから二枚は2019年2月2日に撮ったもので、こちらはこの時点での正面か
  らの株姿。多少は赤味が増したが、今冬は気温が高めなせいか、例年と比べ色合いが
  薄い。右下方にプリムリが見えるが、何時の間にかあちこちの鉢に侵入している
4.逆方向のアングルから撮ったもの。少しずつ捕虫葉は増えているが、尋常葉は数枚し
  か確認できない。多分ミズゴケの下に展開しているのかも(^-^;
5.こちらから四枚は2019年2月3日に撮ったもので、こちらは手前寄りから撮った
  もの。正面左の補虫葉は随分前に出来たもので、ボチボチくたびれてきた
6.正面のグリーンっぽい補虫葉は出来て間もないもの。右側の捕虫葉は結構色付いてい
  る感じ
7.一番大きな捕虫葉を正面から撮ったもの。これでも5cm弱であまり出来は良くない
8.芽の中心部が見れたが一寸ボケ気味(^-^;。順調に捕虫葉が成長してきているね~。こ
  んなところにもプリムリが生えてるよ~(*^^)v

 

1.こちらから三枚は2019年9月15日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
  ミズゴケばかりで本種は随分縮んでしまった、一度も植替えしていなかったので植替
  えする事にした。
2.植替えのため生ミズゴケを外したところ、用土は完全に駄目になっていた。これでは
  まともな成長はまたいできないね~(^^;
3.用土を取り除いて水洗いしたところ。雑草の根が随分絡まっていたためか、本種の根
  がちぎれてしまった。この雰囲気はなんかバオバブを連想させるね(^^♪

 

1.2芽着いた根部の大きいものを4号ロングポットに植付けた。無事に活着してくれる
  だろうか
2.1芽を親株からカットして3号素焼鉢に植付けた様子
3.もう1芽を親株からカットして3号素焼鉢に植付けた様子。何れも無事に活着して良
  い感じになって欲しいものだ

 

1.2019年11月14日、小さめの個体のこの時点での株姿。
2.こちらから三枚は今朝2020年3月10日に撮ったもので、こちらは現在の株姿。
  ミズゴケだけはしっかりと成長しているね~^^;。何となく状態は良くなってきつつあ
  るようで、少しずつ補虫葉が成長してきている
3.一番大きな捕虫葉をアップ。今年は夜間の気温が高い様で、色合いが全く以て悪く例
  年の様には色付いてくれない
4.こちらは二番目に大きな捕虫葉をアップ。若干色付いているかな。尋常葉もボチボチ
  発生してきているようで、少し安心ε-(´∀`*)ホッ

 

1.2019年11月14日、4号縦長プラ鉢に2個体寄せ植えしたもので、こちらはこ
  の時点での株姿。僅かに成長してきたかな(・・?って感じで、捕虫葉は出ているもの
  の尋常葉は殆ど無い
2.こちらから四枚は今朝2020年3月10日に撮ったもので、こちらは左写真の個体
  の現在の株姿。ボチボチ良い感じになってきただろうか
3.大きめの捕虫葉をアップ。それにしても例年になく色白だね~^^;
4.こちらは若干リップが赤味を指している捕虫嚢。リップは一寸ビローサみたいかな?
5.芽の中心部をアップ。順調に尋常葉も展開してきているようだ

 

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