本日は、N.Sachikoです。

 

①人工交配 :N.ventricosa×ampullaria
②入手時期 :2016年5月
③入手元  :一正園殿~kazさん
④成長度合 :やや遅め
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :鹿沼土で挿し木簡単
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax5cm程
⑧雌雄   :?、我が家では開花実績なし

 

本種は、1986年に中川氏によって交配育種された品種です。確か奥方のお名前を冠されたと記憶しております。N.ampullariaに良く似た超丸いコロコロっとした嚢を付けてくれる秀逸種です。
本日紹介する個体は、全体がグリーン一色で丸みが更に強く、極最初の頃のロアーは口部がとても小さいおちょぼ口で、めっちゃ愛嬌のある嚢を付けてくれます。この種以外にも、リップが大きく開きリップのみ真っ赤に染まるhotlipもあるようです。と以前紹介したのですが、本種も時間の経過とともにリップが広がり真っ赤になってきました。超ロアーの時期だけおちょぼ口になるようです。本種にも何種類かのバラエティーが存在するようです。それにしても超丸い嚢に真っ赤なリップがトレードマークですね~。(#^^#)
本種は2016年の5月に、ブログでお世話になっているkazさんからのサプライズでした。八丈島へ旅行に行かれ、一正園殿で植物をご購入された折り、本種の在庫があったのでと一正園殿から直接送って戴いたものなんです。本種は十数年来探し求めていたもので、感謝感激雨霰の状態で暫くテンパっていました(#^^#)。最近園芸店で良く見かけるようになったN.Bloody Maryと同一交配ですね(⌒∇⌒)。本種もN.Bloody Maryと同様に高温低温には強いです。唯、低温になると着袋率はやや低くなり嚢は一寸小さくなります。高温にはいたって元気そのもので、2017年も昨夏も超猛暑でしたが何のその、全くビビる雰囲気もなくずっと上機嫌で過ごしてくれました~ε-(´∀`*)ホッ。
2018年の春に挿し木をしようと思ったのですが、節間が一寸短く徒長がイマイチだったので諦めました。2019年の春は主茎が大分伸びてきましたので挿し木に挑戦しました(^^♪。挿し穂は4本(頂芽枝×1、節間枝×3)採れ何れも鹿沼土に挿し腰水としていましたが、何れも無事に発根活着しましたので、1個体は昨秋里子に出ました。残している3個体の内2個体は既に着袋が始まっています。本種はとても腋芽の発生が良いようで、最近地際から六番目の腋芽が発生してきました。それと昨春挿し木用としてカットした枝の下節からも腋芽が成長してきています。本種はとても人気がありますので、是非バンバン挿し木して流布に努めたいものです。今春も挿し木を予定しようと思います(^_-)-☆。下段写真左から、

 

1.我が家に到着した2016年5月6日に撮った草姿。株自体は未だそんなに大きくない
  が、既に腋芽も発生している(*^-^*)
2.こちらから二枚は2016年5月22日に撮ったもので、こちらは株姿
3.腋芽の部分をアップしてみた。(ノ・ω・)ノオオオォォォ~、既に二芽も発生している
  ではないか。しかも嚢はポコポコ着いているし
4.こちらから二枚は2016年7月24日に撮ったもので、株全体の様子。古い葉は強光
  線で葉焼けしてしまったが、新しく展開してきた葉は強光線に慣れてがっちりとして厚
  めになってきた
5.こちらは腋芽の様子。2芽共に順調に生長してくれている感じで(´▽`)ホッ

 

1.2016年8月22日、腋芽の様子だが、中々に順調の様子(o^―^o)ニコ
2.2016年8月23日、株全体を撮ったもの。生長は緩やかではあるが、至って順調順
  調順調!
3.こちらから二枚は2016年11月20日に撮ったもので、こちらは株全体を撮ったも
  の。水遣り時に葉身の中肋部分を追ってしまった。痛々しいぞ~(ノД`)・゜・。
4.こちらは腋芽の様子。一寸ボケ気味で見辛いが、2芽共に生長してくれているよ~

 

1.我が家に到着した2016年5月6日に撮ったもので、出来てから大分時間が経過した
  感じの嚢が着いていた。この嚢はそのまんまN.ampullariaみたい
2.こちらから二枚は到着した翌日の2016年5月7日に撮ったもので、こちらは出来て
  間もない捕虫嚢。口部がめっちゃ小さいよ~(^▽^)/
3.こちらは生長途中の捕虫嚢。ん~ん、まん丸で超可愛い~(。・ω・。)
4.こちらから二枚は2016年5月22日に撮ったもので、こちらは左写真の嚢が開いた
  状態のもの。やはりこのまん丸な形とおちょぼ口が何とも言えないね~(ΦωΦ)フフフ…
5.こちらは別の嚢だが一寸下部が歪な感じ

 

1.2016年6月29日、少し面長で大きめの嚢が着いてきた
2.2016年7月24日、こちらは蓋が開いたばかりのロアー
3.2016年8月22日、こちらは多分左写真の嚢のその後だと思うが、オレンジがかっ
  た赤味が美しいね~。アンプのボルネオサンセットに似た感じ
4.こちらから二枚は2016年9月26日に撮ったもので、こちらは主茎にできたロアー
5.こちらは一つ前にできたロアー。本種は嚢表面の葉脈が良く判る
6.2016年10月6日、開いて数週間位の嚢だろうか
7.2016年10月7日、左写真の嚢のその後、と言っても一日だが少し色合いが濃くな
  った様に思える…

 

1.こちらから二枚は2016年11月4日に撮ったもので、こちらは何れも腋芽に出来た
  ロアーで開いたばかりの瑞々しい嚢
2.こちらは出来て1ヶ月程度経過したもので、随分リップが色付いてきた
3.こちらから六枚は2016年11月20日に撮ったもので、こちらは主茎に出来た最新
  の捕虫嚢であまり時間が経っていないせいか、リップは徐々に色付き始めたところ
4.こちらは主茎の一つ前に出来た捕虫嚢で、小豆色になってとてもインパクトがある
5.こちらは主茎の二つ前に出来た捕虫嚢で、ドス黒くなってきている感じ
6.こちらは腋芽に出来た最初の頃のロアーで、最初の頃はおちょぼ口になる事が多い
7.こちらは別の腋芽に出来た捕虫嚢で、おちょぼ口のイメージではなくなった
8.全体的にはこんな感じで着袋してくれている。少しだけ鈴なり(ΦωΦ)フフフ

 

1.2017年1月4日、腋芽に出来た超ロアー。このおちょぼ口はやはり何とも言えない
  ね~
2.2017年4月28日、やっとボチボチ着袋が始まってきた感じ。本種は低温下では中
  々着袋してくれない様だ
3.2017年5月3日、左写真の嚢のその後の様子。開いて間もないのでリップの色合い
  も薄い
4.2017年5月14日、左写真の嚢のその後の様子。多少色合いは濃くなったが、イマ
  イチだね
5.2017年5月22日、主茎に出来つつある成長途中の捕虫嚢
6.こちらから三枚は2017年6月4日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿だが、
  大分鉢が小さくなってきたので、急遽植替えすることにした
7.こちらは根鉢を外した状態。オォ~、結構綺麗な根が張っている
8.二回りほど大きめの素焼鉢にミズゴケで鉢増ししたところ。これでこのシーズンの成長
  は間違いなし、といきたいところだが…

 

1.こちらから五枚は2017年6月4日に撮ったもので、こちらは主茎に出来た最新の捕
  虫嚢。色合いは未だ薄い
2.主茎に出来た一つ前の嚢。色合いは一寸濁った感じかな
3.主茎に出来た一つ前の嚢。リップの色合いは大分ダークになってきた
4.主茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
5.こちらは二芽発生している腋芽の各々に出来つつある捕虫嚢

 

1.2017年6月30日、主茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。プリプリっと感が良い
  ね~
2.2017年7月12日、何れも別々の腋芽に着いたロアー
3.2017年7月18日、ん~ん、リップの色合いが良い感じ(^^♪
4.2017年7月31日、左写真の捕虫嚢のその後の様子。リップは結構濃い色合いにな
  ってきたよ~
5.2017年9月1日、こちらのロアーは一寸オレンジ色っポイ感じ
6.こちらから二枚は2017年10月17日に撮ったもので、こちらは出来たばかりのロ
  アー
7.こちらは二つ前の写真でオレンジっポイ感じの捕虫嚢のその後。最終的には概ねこのよ
  うな濃い色合いになる様だ。左に写っているステムは本種の主茎で、少しずつ徒長が始
  まった雰囲気
8.こちらは2017年12月4日に撮ったもので、この時点での株姿。この6月に鉢増し
  して徐々に大きくなってきた感じ(^O^)

 

1.こちらから八枚は2017年12月4日に撮ったもので、こちらは株の中心部腋芽の様
  子をアップしたもの。上が最初に発生した腋芽で何となく徒長の兆しが…。その下が二
  番目に発生した腋芽。その下は一寸判り辛いが三番目の腋芽で、手前の葉身がそれであ
  る。一番下は主茎で蛇の様にくねくねしている(^^♪
2.主茎に着いた最初の捕虫嚢で、未だ殆どグリーンだがリップの部分が少し色付いてきた
3.左が主茎に着いた一つ前の捕虫嚢で、右は最初の腋芽の二番目に着いたもの
4.主茎に着いた二つ前の捕虫嚢で、リップが大分赤黒い色合いになってきた
5.最初の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。出来たばかりで一寸おちょぼ口になってきたよ~
  !(^^)!
6.二番目に出来た腋芽の最新の捕虫嚢。透き通った様なグリーンだね
7.二番目に出来た腋芽の一つ前の捕虫嚢。こちらもリップが大分赤黒い色合いになってき
  た
8.三番目に着いた最初の超ロアー。右奥に隠れているのは最初の腋芽に着いた一つ前の捕
  虫嚢

 

1.こちらから二枚は2017年12月29日に撮ったもので、こちらは主茎に着いたもの
  で、蓋が開いたばかりの捕虫嚢
2.こちらも主茎にに着いた一つ前に出来た捕虫嚢
3.こちらから二枚は2018年2月15日に撮ったもので、こちらは最初に発生した腋芽
  に着いたもので、未だ成長途中の捕虫嚢の赤ちゃん
4.こちらも最初に発生した腋芽に着いたもので、出来て2ヶ月程度経過したものだが、リ
  ップは色が載っていない
5.2018年5月4日、主茎に着いたものだが、めっちゃショボい(^^;
6.2018年5月31日、二番目に発生した腋芽に着いたもので、出来て1ヶ月程度経過
  したものだが淡白だね~
7.2018年6月20日、出来たばかりの捕虫嚢でとてもみずみずしい
8.2018年7月2日、生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。この時期からしてぼっちゃり感が
  可愛い

 

1.こちらから八枚は2018年7月31日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
  主茎×1、腋芽×3の4芽体制(*^^)v
2.主茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
3.こちらも主茎に出来た捕虫嚢で、リップがボチボチ色付いてきたよ~!(^^)!
4.主茎に出来た捕虫嚢で二つ前のもの。リップは色付いていないね~
5.こちらは最初に発生した腋芽に着いた最新の捕虫嚢。出来たばかりなので初々しい
6.こちらも最初に発生した腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。結構ポチャポチャまん丸でリッ
  プの色合いも良い感じ(^^♪
7.二番目に発生した腋芽に着いた最新の捕虫嚢
8.三番目に発生した腋芽に着いた捕虫嚢で、ボチボチ色合いが載ってきた

 

1.2018年8月16日、本種は何といってもこのリップが赤く染まる事とまん丸な形状
  がトレードマークだろう§^。^§
2.こちらから二枚は2018年9月25日に撮ったもので、こちらは出来て間もない捕虫
  嚢。これからリップは徐々に色付いてくる
3.こちらは出来てある程度時間が経過し、リップはややドスの効いた色合いになってきた
4.2018年10月17日、気温が低下してくると結構おちょぼ口になる様だ
5.2018年10月19日、既に主茎+3腋芽が順調に育っているが、地際から4、5番
  目の腋芽が発生し成長を開始した

 

1.2018年12月7日、こちらの捕虫嚢も結構ポチャでおちょぼ口)^o^(
2.こちらから四枚は2019年1月16日に撮ったもので、こちらは何れも主茎に着いた
  もの。右はドスの効いた色合いだが、左の捕虫嚢の様にたまに色が載らないこともある
3.こちらは更に色合いが濃くなっている
4.こちらは最新の捕虫嚢だが、気温の低下で奇形気味た感じになった(^^;
5.地際から発生した腋芽のその後の様子。順調に成長している様で既に小さなロアーも着
  け始めている様だ。主茎と最初の腋芽は少しずつ徒長しているので、今主には是非とも
  挿し木をしたいもの
6.こちらから二枚は2019年6月13日に撮ったもので、こちらは地際から発生した腋
  芽に着いた捕中嚢
7.生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。もう少ししたら開きそう
8.2019年7月6日、開いたばかりの捕虫嚢。リップが僅かながら色付いている様だ。
  それにしても結構蔓が赤い(*^^)v

 

1.2019年7月7日、地際から発生した最新の腋芽に着いたおちびちゃん
2.こちらから三枚は2019年7月30日に撮ったもので、こちらは今正に蓋が開かんと
  している捕虫嚢
3.こちらは未だ成長途中の捕虫嚢の赤ちゃん
4.完成して1ヶ月程度経過したもので、だいぶリップが色付いてきたよ(*^^)v
5.こちらから四枚は今朝2019年8月1日に撮ったもので、この5月24日に挿し木を
  した挿し穂の状態。こちらは頂芽枝挿しだが殆ど変化は見られない感じ
6.節間枝挿しNO-1で、潜芽が少し動き始めている。良く見ると最新の蔓の先端がもっこり
  とした感じだが、着袋はまあ無理だろうかね~(^^;
7.節間枝挿しNO-2で、こちらも潜芽が少し動き始めている
8.節間枝挿しNO-3で、一番古いロアーステムなので潜芽の動きがちょっと鈍い様だ。何れ
  にしても全て無事に発根活着して欲しいものだ!(^^)!

 

1.こちらから五枚は2019年9月28日に撮ったもので、こちらは出来てある程度時間
  が経過した捕虫袋の様だ
2.二つとも色合いは悪いが丸々感は良い雰囲気(^.^)
3.こちらのリップは結構小さくておちょぼ口になつている
4.出来て間もない捕虫嚢だが、これも少しおちょぼ口っぽいね
5.結構darkticな色合いのリップ
6.2019年10月27日、こちらは完成してあまり時間が経っていないせいか、リップの

  色合いは赤め

 

1.こちらから六枚は本日2020年2月8日に撮ったもので、こちらは出来て随分時間が
  経過しているようで、相当色合いが掠れてしまっている
2.リップが毒々しい色合いだね~
3.こちらのリップは結構赤味が強い様だ
4.一寸判り辛いが、地際から六番目の腋芽が発生、生長してきたよ~(⋈◍>◡<◍)。✧♡
5.こちらは昨春挿し木として穂木をカットしたものだが、カットした下節から勢いよく腋
  芽が発生してきた
6.こちらは昨年の5月24日に挿し木をしたもので、何れも活着して着袋も始まっている。
  1個体は既に昨秋里子に出たよ~(@^^)/~~~

 

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