本日は、P.primuliflora 縮緬種です。

 

P.primulifloraは、北アメリカの南東部(フロリダ州からミシシッピ州)の湾岸湿地帯に自生している虫取りスミレの仲間です。非常に栽培の簡単な品種なのですが、我が家では中々旨い具合に育ってくれません。Rose種は温室内と戸外栽培で状況を見ていましたが、何れも絶不調で温室内の個体はその後召されてしまいました。( ノД`)シクシク…
本日紹介する縮緬種は、2016年の3月末にМ氏が交配育種された貴重なものを戴きました。P.primulifloraの栽培は再三失敗しているのですが、この戴いた品種からずっと戸外で栽培することにしました。戴いて既に3年8ケ月程度経過しましたが、一時は瀕死状態になったものの持ち直し、昨年まで何とか機嫌よく育ってくれていました。が、最近は愚図ってばかりです。小苗が親鉢からもぎれ落ちたのでプラ鉢に植付けましたが、1個体は開花、後1個体は愚図り気味が続いています(^^;。
本種の特徴は、Rose種と同様な花で、その花弁がチリメン状になることから命名されたそうです。20107年に初めて開花しました。とても素晴らしい品種です。開花初期の頃はローズ種とあまり変わらないようですが、咲き進むと確かに花弁がチリメン状になります。
伴充晃氏が作出されたRose種は、瞬く間に全世界に流布してしまったようですが、本種は勝手な譲渡が出来ませんので、厳密な管理の元栽培していこうと思います。
最近ショボい状態がずっと続いていましたので、昨日やっと重い腰を上げ植え替えすることにしました。調子は悪いものの4株に分かれていましたので、各々分離独立させました。これで何とか調子を取り戻してほしいものですね。下段写真左から、

 

1.戴いた当日の2016年3月30日に撮った株姿。オォ~、何と4芽もあるよ~\(^o^)/
2.2016年4月10日、何と瀕死状態になってきたではないか。唯、新芽の部分はガッ
  チリとしてきている雰囲気なので、何とか持ち直してもらいたいものだが(;´д`)トホホ
3.2016年6月26日、何かミズゴケばかり成長しているみたいだが、少し持ち直して
  きたみたいで、一寸ε-(´∀`*)ホッ
4.2016年7月20日、更にミズゴケがモサモサ状態になってきたが、本種はあまり変
  わり映えがしないか(・・?
5.2016年10月18日に撮った株姿
6.2017年1月31日、日中はずっと戸外栽培で、夜間のみ4℃程度の廊下に取り込ん
  でいる。時折取り込み忘れで朝にはカチコチになっていることもあるが、特に問題なさ
  そう。比較的幅広の葉身が展開してきており、何となく良い感じ(^O^)

 

1.2017年3月17日、オォ~、花芽が出てきたではないか\(◎o◎)/!
2.2017年4月7日、徐々に蕾は大きくなり、僅かながら開き始めたよ~!何と二番花
  も既にスタンバイ済み( ^)o(^ )
3.こちらから二枚は2017年4月13日に撮ったもので、こちらは株全体の様子。いよ
  いよ一番花の開花が始まった
4.花をアップ。何とも言えない美しい色合い。未だ開き始めたばかりで、花弁はチリメン
  状とまではいかないか(・・?
5.こちらから三枚は2017年4月24日に撮ったもので、こちらは株全体の様子
6.こちらは背面から撮ったもの。既に二番花も咲き始めめっちゃ賑やかになってきたね~
  (*^^)v
7.花をアップしたもの。一寸判り辛いかもしれないが、花弁は確かにチリメン状になる。
  見た感じフワっとした感じで豪華に見えるよ~

 

1.こちらから五枚は2017年4月24日に撮ったもの。ミズゴケが何か亀の子タワシみ
  たいにこんもり(* ̄▽ ̄)フフフッ♪。何れも不定芽の様子で、あちこちから沢山出てきて
  いる。開花が一段落したらもぎって分離独立させようと思う

 

1.2017年11月4日、不定芽が大分増えてきた
2.2018年2月24日、終日戸外で管理しているせいか、出来は良くないが何とか生き
  てくれている
3.2018年4月3日、ん(・・?、下方中央寄りの個体は何やら花芽の様な感じのものが
  発生している
4.2018年4月22日、小さな個体に小さな花芽が伸出してきた。今年は開花は無理だ
  と思っていたが…
5.こちらから四枚は2018年4月27日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
  スギ苔はバンバン出てくるわ、ネジバナは発生するわ(^-^;。いよいよ開花してきた
6.花をアップで撮ったものだが、やはり小さな個体に咲いたせいか、綺麗な花ではなく一
  寸奇形気味で色合いも悪い。そう言えば一度も植替えしていないので、調子が悪くなっ
  てきているのは当然かもね(^^;
7.鉢の側面にもやや大きめの個体が成長してきている
8.反対側の側面にもやや大きめの個体から小さな個体まで発生している。今年こそ少し分
  離して株を更新させようと思う

 

1.2018年12月9日、親鉢から2芽零れ落ちてきたので、プラ鉢に植付けた様子
2.こちらから五枚は今朝2019年3月26日に撮ったもので、こちらはこの時点での親
  鉢の様子。ミズゴケもすっかり駄目になったせいか、本種も大分くたばってきた様であ
  る
3.左写真を別角度から撮ったもの。出来が悪いせいかどうも開花しない感じだね~(ノД`)シクシク
  今週末にでも植替えしたいところだが…
4.左端写真の左側個体の現在の様子。成長は何とか良い様で無事に開花した
5.左写真個体の花をアップ。未だ咲き始めなので縮緬状態が良く現れていない様だ
6.こちらは左端写真の右側個体の現在の様子。こちらは結構調子が悪そう(^^;

 

1.2019年4月3日、このシーズン最後の開花。もぎって分離した子株から開花した。
  未だ咲き始めで縮緬状態まではいっていないが、色合いは結構いい感じ(^^♪
2.こちらから二枚は植替え当日の昨日2019年11月4日に撮ったもので、こちらは植
  替え前の2号プラ鉢に植えてある子株の様子
3.腐った古いミズゴケを取り外し一回り大きな3号プラ鉢にミズゴケで植付けた。一寸だ
  けだが生ミズゴケをチョイスした(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

1.こちらから二枚は今朝2019年11月5日に撮ったもので、こちらはもともとの親株
  の様子。ミズゴケはすっかり枯れてしまい杉苔とネジバナだけが目立つ。本種も調子悪
  げなのでこの週末辺りには植替えしたいものだ
2.こちらはもう一つの2号プラ鉢植え個体。これも状態は良くない。今週末時間が取れた
  ら植替えしよう


おまけ画像
一般種のプリムリフローラとローズ及び、以前開花した花の縮緬種を並べて見た。各々の品種特性が一目でわかる。左端からプリムリ

フローラ普通種、真中がローズ、そして右端がこの縮緬種

 

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