本日は、Dionaea muscipula '野々山ビックマウス'です。

Dionaea muscipulaは、北アメリカのノースカロライナ、サウスカロライナ各州の郊外に自生しており、最近ではフロリダ州でも自生地が見つかった様です。唯、個体数は少ない様で、貴重な植物である事だけは確かです。以前はほんの数える程度の品種しかありませんでしたが、最近は色々バリエーション豊かですごいですね。本種は、食虫植物としては代表格で、その動的な部分に魅力を感じる方が多いと思います。
扨て、本日はわらびもちさんから種々いただいた品種の中から、2014年の9月に我が家の一員となった'野々山ビックマウス'です。本種も実物を始めて拝みましたが、戴いた時点では未だ小さな個体でしたので特徴はなく、ちっちゃな二枚貝が先端にくっ付いている様な感じでした(o^―^o)ニコ。2016年のシーズンは多少ですが大きくなってくれました。花径が二本上がってきましたが、株への負担を考え即座にカットしました。
我が家の一通りの系統である「在来系」「巨大種系」「赤系」「ギザギザ系」の内の「巨大種系」になります。その名の通り「大きな口?」「大口を叩く?挟む?」の如く二枚貝がとても大きく成長して、内部がとても紅く色付いてくれる素晴らしい品種の様です。が、戴いて4年半弱経過するも未だそんな感じではありませんね~( ノД`)シクシク…
2016年までは凍らない程度の軒下で管理し、冬は問題なくやり過ごせていましたが、その内置き場所がなくなり、毎朝ガンガンに凍りつく場所で耐え忍んでいます。そのせいか徐々に出来は悪くなってきている様に思います。一昨年、昨夏と以前よりも猛暑だったせいか(と、言い訳(*^^))更に出来が悪くなってしまいました。何とか溶けなくて持ち堪えはしてくれましたが…。はっきり言って、我が家ではビックマウスなんて程遠い状態で、普通のロゼット以下に甘んじています(´;ω;`)ウッ…。
一番大きな個体は素焼鉢に3芽植付していたのですが、昨年の台風でおじゃんになってしまいました。株分けした極小苗をビニールポット2つに植付けていたのですが、こちらの方は別の場所で管理していたため難を逃れましたε-(´∀`*)ホッ。下段写真左から、

1.我が家に到着した2014年9月26日に撮ったもので、本種も同様に湿度
  保持のためチャック付きのビニール袋に収められていた。植物への思いやり
  感じるご対応であり、ありがたい限り
2.2014年9月27日、到着した26日は遅かったので植替えが出来なかっ
  た。27日に植替えのため袋から取り出したところ。小さな株だが結構しっ
  かりとした苗
3.同日の9月27日に撮ったもので、早速ビニールポットへ植え付けたところ
  この種も今回は借り植えとし、来春早々素焼き鉢に植え替える予定である
4.2014年10月24日、こちらも何んとか活着した様に思える。直射ガン
  ガンの場所で育てているが、特に問題ないようである。無事越冬し来春以降
  成長してくれたら「大口」になってくれるだろうか。期待したいところ
5.2014年11月19日に撮ったもの。最近は朝結構冷え込んでいるが、枯
  れそうな雰囲気ではなさそう。ボチボチ降霜の時期なので、霜や雪の当たら
  ない軒下で管理、5℃以下になれば、廊下にとりこんだ方が賢明かもしれな
  い。唯、来春以降立派になってくれるようにじっくり冬眠させる必要がある
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1.2015年4月16日、春の兆しを敏感に感じ取っているようで、新芽が少
  しずつ緩んで葉身が徐々に生長を始めてきた感じ
2.2015年5月31日、新葉はボチボチ展開してきているが、何かめっちゃ
  ショボイ感じ
3.2015年7月15日、何となく形にはなってきたが、全然ビックではない
4.こちらから二枚は2015年8月26日に撮ったもので、こちらは全体の株
  姿。それにしてもインテルメディア・ジャイアントは至るところから萌芽し
  ており、この鉢も凌駕されつつある
5.こちらは二枚貝の部分を一寸アップって、大してアップにはなっていないが
  大きさはイマイチで、どこがビックマウスやねんって言いたくなりますわ。
  まあ、私の腕が悪いので致し方ないが・・・・
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1.2016年2月9日、未だ芽は殆ど動いていないが、早く植替えしないとい
  けない。焦るばかりで、サラセニアも殆ど進んでいない状況(´;ω;`)ウゥゥ
2.こちらから四枚は2016年3月19日に撮ったもので、徐々に芽が動き始
  めており、重い腰を上げることになったぞ~
3.根鉢を抜いた状態。根の数は少ないが、元気そうな根が少しだけトグロを巻
  いている。即年植替えしなかった割には、ミズゴケの痛みは少ない感じ。腰
  水にしていないのがいいのかもね
4.古いミズゴケをきれいに取り除いた状態。って言っても未だミズゴケり残骸
  残ってるし・・・・。根先の色が白いので一応健康かと
5.新しい鉢にミズゴケで植付け、「生」を一寸だけトッピング(o^―^o) これ
  で今シーズンは少し位ビックなお口になってくれるかな(・・?
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1.2016年5月17日、少しずつ良い感じになってきた。花径が二本上がっ
  てきたが、株の消耗を考慮しさっさとカットした
2.こちらから五枚は2017年3月20日に撮ったもので、こちらは植替え前
  の株の状態。めっちゃ汚い( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \。それに
  雑草だらけ(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
3.枯れ葉と雑草を取り除いた状態。昨冬迄は夜間凍らない程度の軒下に置いて
  いたが、場所がなくなり今冬は外で毎朝カチンコチン状態だったせいか、出
  来が悪い
4.根鉢を外した状態。白いのは全て雑草の根で、本種の根は数本見える程度だ
5.古い用土を全て取り除き水洗いした状態。出来は悪いが、株は3芽に分かれ
  ていた
6.置き場所の問題から、一回り大きな鉢に3株を纏めて植え付けた。これで今
  シーズンは安泰かな(・・?
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1.2017年5月1日、少しずつではあるが、新しい綺麗な葉身が展開してき
  た様だ
2.2017年5月22日、徐々に良い感じになってきた)^o^(
3.2017年7月9日、急に熱くなってきたせいか、状態は一挙に急降下して
  いるよ~(ノД`)
4.2017年9月9日、多少涼しくなってきたものの、踏ん張っているのが精
  一杯ってとこだろうか
5.こちらは2017年9月28日に撮った株姿。何か更に状態は悪くなった感
  じだが、何とか持ち堪えてくれたことで(´▽`) ホッ。今シーズンの冬は
  早めに植替え、来年こそ良い出来栄えになって欲しいな(^o^)
6.2017年11月4日、気温の低下と共に状態は徐々に悪くなってきている
  よ~
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1.こちらから七枚は2018年3月4日に撮ったもので、こちらは植替え前の
  株姿。出来が悪いからか、全然ビックマウスでもなければ個体自体も一寸小
  さめ
2.枯れ葉や雑草を取り除いた様子。何となく芽が動き始めた感じだろうか
3.根鉢を取り外した状態だが、本種の根はほんの少ししか見えない
4.古土を取り除き水洗いした状態。一番大きな株に子株が2芽付いていたので
  分離した
5.一番大きな個体と小さめの2個体を寄せ植えとした状態
6.こちらは中位の個体をビニールポットに植付けた
7.こちらも中位の個体をビニールポットに植付けたが、鉢の数が倍々ゲームに
  なってきている様で不安。今春には里子に出て貰おう(^_-)-☆
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1.2018年4月19日、一番成績の良い個体を3芽寄せ植えにしたもので、
  この時点での株姿。少しずつ成長してきた様子。唯、この後の台風で逝って
  しまったよ~(ノД`)
2.こちらから二枚府は2019年1月14日に撮ったもので、こちらはビニー
  ルポット植えの2個体の現状。台風からは難を待逃れたがめっちゃ汚い(^^;
3.左個体の枯れ葉や雑草をある程度取り除いた様子。これから植替えを予定し
  ていたが敢え無く撃沈した。次週に予定しよう
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1.こちらから八枚は昨日の2019年1月20日に撮ったもので、やっと植え
  替えすることにした。こちらは1個体目の株姿
2.根鉢を外したところ、鉢底に根がとぐろを巻いていた
3.古土を全て取り除いたところ。根の先端が白っぽいのでボチボチ良い感じか
  もね(^^♪
4.素焼鉢に植付けしたところ
5.2個体目の株姿
6.根鉢を外したところ、殆どが雑草の根で、本種の根は僅かしか確認できない
7.土を全て取り除いたところ。茎葉はターサイの様に結構良い感じになってい
  るかな(*^^)v
8.素焼鉢に植付けしたところ。これで今春以降の聖地用に期待が持てるかもし
  れない
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