本日は、N.gracilis spotです。

①自生地  :N.gracilisは、マレー半島、ボルネオ島、スマトラ島、スラウェシ島
       など主に東南アジアの至る所に自生、1839年記載種
②入手時期 :2016年7月
③入手元  :ホームセンター(ホームワイド)
④成長度合 :早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :?、我が家での実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax15cm
⑧雌雄   :♀、8月頃

一昨年の7月に近くのホームセンターで見つけたもので、一鉢だけで寂し気な表情を浮かべていた子です。近くで見ると嚢は既に枯れかかり、次の嚢も生長途中で駄目になっており、葉縁も少し枯れかかっていました。このままここに居るときっと迎えが来てしまうでしょうね。でも既に栽培スペースは飽和状態となっているため諦め、本来の買い物をして車に戻りました。が、・・・・テレパシーなのか呼び止められた気がしてUターン。家に連れて帰ってしまいました。(⌒▽⌒)アハハ!
大彰園さんのもので、果たしてどんな嚢を付けてくれるのか楽しみにしておりましたが、暫く養生した甲斐があってか、その後は順調に着袋し始めました。10月に着袋し始めたものは既にミドルからアッパー寄りの嚢でしたが、嚢表面には赤いスポットが散在、内壁には更に多くのスポットがあるようで、ロアーは結構良い感じの嚢ではと推断するところであります!(^^)!。一応我が家では個体識別の為spotと命名して管理しようと思います。
嚢の大きさは我が家のN.gracilisにあって結構大きく、我が家で初めて出来た嚢が既に11cmでした。そして11月に測ったところ15cm丁度でした。これから気温が低下してきますので、大した大きさにはならないでしょう。
生長は結構早い様で、入手した一作年の7月には10cm弱でしたが、この六月には1.5m程度、現在は既に2m程徒長しています。どこまで伸びるのでしょうかね。
(*^-^*)。
ある程度株が老成してきたせいか、今夏初めて開花しました。我が家のN.gracilisはPcntianak Faburiceが今年初めて開花し唯一の雌株が確認できたのですが、本種で雌株は二品種目となりました。そして今年の九月下旬には待望の腋芽が地際から発生してきました。現在三つ程着袋していますが、色合いはまだまだの様です。もう少し大きめのロアーが出来ればいい感じになってくれるかもしれませんね!(^^)!。これで来春には主茎をカットして挿し木に出来そうです。下段写真左から、

1.入手した当日の2016年7月11日に撮ったもので、10cm弱の挿し木
  苗の様である。既に嚢は何れも傷んでおり、葉縁は枯れかけており衰弱して
  いるが、何とか復活して欲しいものだ
2.こちらは2016年10月19日に撮ったもので、何とか元気になってくれ
  た様で、ε-(´∀`*)ホッ。生長は早く既に60cmを超え、着袋も始まった
3.種苗ラベルをアップにしたもので、大彰園さんのこのラベルは結構お気に入
  り。一寸センスが良いのでは(・・?
4.裏面はこんなコメントが記されている。まあ、そんなところか(#^^#)
イメージ 1

1.入手した当日の2016年7月11日に撮ったもので、既に出来上がった嚢
  が着いているが、イマイチの感じ。唯、リップは赤くなりそう。奥側の生長
  途中の嚢は、環境の激変か管理が良くないのであろう、既に駄目な状態にな
  っているぞ~(´;ω;`)ウッ…
2.2016年10月13日、いよいよ着袋が始まったよ~(◎_◎;)。嚢表面及
  び蓋の部分には赤いスポットが入る感じ
3.こちらから三枚は2016年10月19日に撮ったもので、こちらは完成し
  たばかりの補虫嚢。リップはこれから色づいてくれるかもしれない。これで
  既に11cmは嬉しい!(^^)!
4.ダークにして嚢内壁の様子を撮ったもの。結構赤いスポットが入ってるね~
5.こちらは最新の生長途中の補虫嚢だが、スポットは少なめ
イメージ 2

1.2016年10月31日、成長途中の補虫嚢で間もなく完成しそう
2.2016年11月4日、こちらは一つ前に出来た補虫嚢。結構スポットが入
  っている
3.2017年3月8日、一応冬場でも着袋してくれる様だが、やはり見ての通
  り小さくてショボ
4.2017年6月11日、スポットは僅かに蓋の部分に入るだけとなった。唯
  比較的大きくなりそうな感じだね(^O^)
5.こちらから三枚は2017年6月23日に撮ったもので、こちらは左写真の
  その後で最新のアッパー。嚢表面のスポットは殆ど無くなったが、内壁には
  しっかりとスポットが残っている。この嚢で丁度12cmだったよ~
6.一つ前に出来たアッパーだが小さめ。これからの気温上昇に期待したいとこ
  ろだね~
7.こちらは最新の成長途中の補虫嚢。スポットは全く無く唯のグリーンって感
  じだね(*^^*)
イメージ 3

1.2017年9月10日、これでも未だ12cm程であり、気温が高くてもあ
  まり大きくなってくれなかった様だ
2.こちらから二枚は2017年11月2日に撮ったもので、こちらは成長途中
  の補虫嚢の赤ちゃん。間もなく開きそう
3.こちらは左写真の補虫嚢が完成したもの。嚢表面のスポットは殆ど無くなっ
  てしまったが、内壁のスポットはしっかりと残っている
4.2017年11月8日、おおよそ12cm位かなと思っていたが、定規で測
  ってみたところ15cm、蓋の先端まで入れると17.5cmもあったよ~
  \(◎o◎)/!、結構大きくなる品種なんだね~\(^o^)/
5.こちらから四枚は2017年12月2日に撮ったもので、こちらは左写真の
  その後の様子だが特に変わりない
6.口部をアップしたところ。裏蓋に蜜が結露したように溜まっている。ダーウ
  ィンが来たで云ってたが、自生地では裏蓋の蜜を舐めに来た蟻が、雨の振動
  で袋内に落ちるそうだ
7.次に成長途中の補虫嚢の赤ちゃんだが、気温が大分低下してきているので一
  寸小さくなりそう
8.その次に着く予定の更に未熟な赤ちゃん。産毛に覆われている
イメージ 4

1.こちらから二枚は2018年1月7日に撮ったもので、こちらは出来て少し
  時間が経ったアッパー。裏蓋の斑模様がとても目立つ
2.こちらは間もなく完成しそうなアッパー
3.こちらから二枚は2018年4月23日に撮ったもので、こちらは完成まで
  もう少しかかりそうなアッパー
4.何れもアッパーだが、N.gracilisの襟はとてもシンプルでN.reinwardtiana
  と良く似る
5.こちらから二枚は2018年5月9日に撮ったもので、こちらは完成したア
  ッパーと成長途中のアッパー
6.相当ボケてm(_ _"m)、間もなく完成しそうな感じ
7.こちらから二枚は2018年6月14日に撮ったもので、こちらは完成して
  一寸経過したアッパー
8.こちらは主茎に着いた完成間近のアッパー。それにしても既に主茎は1.5
  m程度徒長しているが、一向に腋芽が発生する様子は無い
イメージ 5

1.2018年7月4日、本種は高温とお陽さんがとても好きな品種なので、こ
  れから更に調子を上げてくれそう
2.2018年8月7日、オォ~(@ ̄□ ̄@;)!!、本種では初めての花が咲き
  始めたよ~(^O^)/。現在我が家ではN.gracilisとしてPcntianak Faburice
  が唯一の雌株だったが、これで雌株が二品種になったぜ(*^^)v
3.2018年8月21日、花穂の上節に着いた嚢なので結構小さめ
4.2018年8月27日、完全に開き切った様子。真中の花は一寸奇形だね
5.2018年9月18日、丁度N.gracilis Greenの雄花が咲いていたので、シ
  ブってみたら結実してきた
6.2018年10月1日、気温が低下してきたせいか、一寸奇形じみた蓋でや
  や小さめ
7.2018年11月2日、交配した種子が採れた。量は非常に少なかったが何
  とか結実している様で、種実もボチボチ膨らみがあって一寸期待できるかも
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1.こちらから六枚は今朝2018年12月4日に撮ったもの。朝から酷い雨で
  ストロボを焚かざるを得なかったが、メッチャ見辛くてm(_ _"m)。こちらは
  待望の腋芽が地際から発生してきた。既に3つ程着袋しているよ~!(^^)!
2.大小何れの嚢も本種の物だがお尻しか見せてくれてない
3.主茎及び、花穂の発生した上節から出てきた腋芽に着いたアッパー
4.こちらは主茎に着いた最新のアッパー。これで蓋を入れずに丁度15cmだ
  った。15cmの域を超え切らないのだろうか、まあ、腕からしてこれが限
  度かな(^^;
5.口部をアップしたところ。他の品種と違ってリップはとてもシンプルである
  N.reinwardtianaのそれと良く似る
6.主茎及び、花穂の発生した上節から出てきた腋芽に出来つつある補虫嚢の赤
  ちゃん
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