本日は、N.Dashy Kotoです。
 
①人工交配 :N.Mixta(northiana×maxima)×merriliana、1977年、
       河瀬晃四郎氏作出
②入手時期 :2011年6月
③入手元  :うつぼかずらの郷殿
④成長度合 :普通~やや早い
⑤栽培難度 :普通、低温、高温に強い
⑥挿し木  :簡単、水挿しで100%
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax15cm前後
⑧雌雄   :♂、8~11月頃

本種の両親は大型ですが、本種は種子親のN.Mixtaに良く似ているものの、少し小ぶりの様です。草姿もさることながら補虫嚢もやや小型で、我が家では20cmに到達していません。栽培拙き故でしょうか(;´д`)トホホ。
図体の割には小さな鉢で栽培していますので、中々大きくなってくれないのかもしれません。大きめの余裕のある鉢で育てれば化けてくれるかもしれませんが、何せ狭隘温室ですので、現状維持で精一杯と言ったところでしょうか。唯、非常に良く着袋はしてくれますし、成長もそこそこ良いのは母親譲りなのでしょう。柄、色合い共に良く中々良い品種だと思います。本種は挿し木もほぼ100%、高温、低温にも結構強い強健種だと思います。
唯、2015年の夏に水切れを起こしてしまい、枯死させてしまいました。しかも親株、挿し木苗共にでしたのでめっちゃショック。と思っていましたが、灌水し続けていたところ何れも萌芽してきました。それから少しずつですが大きくなって親株の方は着袋し始めました。挿し木苗の方はビニールポットのままでしたので、2015年の初秋に4号プラ鉢に増ししました。その後成長が旺盛になり既に親株を凌駕しています。親株の方は切り戻し切り戻しを続けたためか、最近は樹勢が弱くなってしまいましたが、腋芽が発生しロアーをボチボチ着けてくれています。挿し木苗の方は主茎が1mを超えましたので、今春カットし挿し穂として里子に出ました。下段写真左から、

1.入手したばかりの2011年6月25日に撮った株姿
2.2012年5月20日、大分大きくなってきた様子
3.2012年7月6日、蓋が開き始めたばかりのミドル
4.2012年8月26日、こちらも蓋が開き始めたばかりの別のミドル。こう
  して見ているとN.merrilianaよりも、元々の親であるN.Mixtaに良く似てい
  る様に思う
5.こちらの嚢は、ミドルからアッパーへ移行中位か?2012年10月31日
  に嚢正面から撮ったもの
6.こちらも10月31日、3の嚢を真横から撮ったもの。随分スラッとしてき
  た感じ
7.2013年3月10日、いよいよアッパーになってきたかなって感じの嚢。
  やはり色落ちは殆ど無い様に思うが、この後どうなるだろうか
イメージ 1

1.2013年1月5日に撮ったもので、ほぼアッパーか。本種は夜間15℃程
  度でもしっかりと着袋してくれる。又、色落ちも殆ど無く良い品種
2.2013年1月15日、主茎がだらしなく伸びてきた。腋芽は徐々に成長中
3.2013年6月21日、ミドル当たりの嚢。手に取ってみたが、大よそこれ
  位の大きさで、20cm超えは未だ一度も無い。小さな鉢で栽培しているせ
  いかもしれない。比較的根張りは良いので、やや大きめの鉢で栽培すれば、
  立派になってくれるのかもしれないが、置き場所が無いので、一寸可哀そう
  だがこれで我慢するしかない状態
4.2013年9月7日、主茎に出来た嚢でアッパー
5.2013年10月12日、結構良い感じの腋芽が3芽発生し成長中の様子
6.2013年11月30日、腋芽の発生はとても良い。腋芽の最初に出来た超
  ロアー、更に色合が濃い
7.2014年6月27日に撮ったもので、少し成長した腋芽にできつつある新
  しい補虫嚢
8.こちらも同6月27日に撮ったもので、挿し木(頂芽挿し)苗にできた、柄
  色合い共に中途半端な補虫嚢。挿し木苗、特に頂芽挿しは他品種もそうだが
  概してこんなミドル~アッパー寄りの感じになる。それにしても色合が悪い
イメージ 2

1.2014年9月30日に撮ったもので、ロアー寄りの嚢
2.2014年10月8日、もう間もなく蓋が開きそうな感じ
3.2014年11月7日、こちらはややスレンダーな感じの嚢
4.2014年11月24日、徐々に鈴なりに近くなってきたが、全ての嚢がよ
  そを向いている
5.こちらから3枚は2015年2月22日に撮ったもの。これは親芽をカット
  し腋芽だけになったもの。親芽は挿し木にして1個体は里子に出た
6.ミドル辺りの嚢かな
7.こちらは一方の腋芽に出来た補虫嚢
イメージ 3

1.こちらから四枚は2015年9月12日に撮ったもの。こちらはめっちゃみ
  っともないことだが、この7月始めに水切れを起こして枯らせてしまった親
  株で、その後ほかす踏ん切りがつかず灌水していたところ芽が出てきたもの
  逞しい精神力だ。一つ上の写真の右から三番目の株が大分生長していたもの
  がこんな状態だ。。。_| ̄|○
2.枯れ枝をカットしすっきりとさせた
3.少しずつだが着袋してきた。この調子で何とか無事に育って欲しいもの
4.こちらは挿し木苗の方で、これも主茎を枯らしてしまったが、二芽程萌芽し
  てきた。これは着袋は未だだが、鉢増ししたので、元気に育ってくれるだろ
  う。それにしても同時に親子共々をアウトさせてしまうと、栽培をやめなけ
  ればならないと思ってしまうよ~
イメージ 4

1.こちらから五枚は何れも2016年3月21日に撮ったもので、こちらは瀕
  死状態だった親株の様子。半年経過してこれだけしか大きくなっていない。
  唯、最新の葉身は大きくなってきており、気温の上昇と共に生長してくれる
  ことを期待したいもの
2.こちらは親株にやっと出来始めたロアーだが、まだまだショボい状態だね~
3.こちらから三枚は挿し木苗の様子で、やっとここまで大きくなってくれた。
  これから爆発生長して欲しいもの
4.こちらの嚢もめっちゃショボい
5.こちらは左の嚢の一つ前のものだが、生理不良等があると往々にして後の嚢
  が先に生長・完成することがある
6.2016年5月21日、挿し木苗に出来たロアーからミドル辺りの嚢。結構
  良い感じ(#^.^#)
7.2016年9月19日、こちらも挿し木苗に出来たものだが、既にアッパー
  の雰囲気を呈している
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1.2016年10月1日、挿し木苗に出来た雄花。本種では初めての開花だよ
2.こちらから七枚は2016年10月2日に撮ったもので、こちらは挿し木苗
  の株姿で、既に親株を凌駕している
3.挿し木苗に出来た最新のミドルからアッパー寄りの嚢
4.こちらは生長途中の嚢だが、既にアッパーだろうか、全くと言って良い程柄
  色合いは無い
5.こちらから四枚は親株を撮ったもの。こちらは株姿。ドライアウトさせてし
  まって1年2ヶ月が経過した。やっと生長してきたって感じかな(*´∀`)
6.こちらは最新の補虫嚢で、結構柄色合いが濃い目かな
7.二つ前に出来た補虫嚢で、ボチボチミドル辺りだろうか
8.こちらは生長途中の嚢だが、又蔓が前面に戻ってる~
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1.こちらから二枚は2016年10月16日に撮ったもので、こちらは挿し木
  苗に出来た既にアッパーで、結構襟が大きめ
2.こちらはもう少ししたら開花予定の雄花
3.2016年12月20日、柄、色合い共に徐々に欠落していく
4.2017年1月3日、出来立てのアッパーで、嚢表面は殆ど色合いが無くな
  り、内壁の柄が透けて見える
5.こちらから二枚は2017年2月2日に撮ったもので、こちらは出来て1ヶ
  月以上経過したアッパー
6.こちらは左から四枚目写真の嚢のその後で、襟のストライプ及び、嚢表面の
  色合いが大分目立ってきた
7.こちらから二枚は2017年4月13日に撮ったもので、左の補虫嚢はでき
  て間もないものだが、随分襟の形状が丸くなった
8.こちらは成長途中の最新のアッパー。既に色合いは全く無くなった
イメージ 7

1.2017年4月27日、ミドルからややアッパー寄りの捕虫嚢だろうか。色
  合いは大分薄くなったが、その分リップのストライプが結構目立つ
2.2017年5月1日、成長途中の捕虫嚢の赤ちゃんを掌に取ってみたところ
3.2017年5月3日、左写真の捕虫嚢が完成した様子。唯、出来立てなので
  襟は未だ反りが少なめ
4.2017年5月4日、左写真の嚢のリップを翌日アップしたもの。ストライ
  プは比較的美しく発現している
5.2017年5月13日、開いたばかりの捕虫嚢
6.2017年5月25日、何れもアッパー辺りだろうか
イメージ 8

1.こちらの六枚は何れも2017年10月19日に撮ったもので、こちちらは
  草姿全体を撮ったもの
2.こちらは主茎の茎の途中から発生した腋芽。下の小さい方の腋芽は、朽ちた
  花穂の基部から発生している。他の品種にも言えるが、地際からだけではな
  くこの様に花穂基部からも良く腋芽は発生する。本種は結構茎の至る所から
  腋芽が発生しやすい様である
3.こちらは地際から発生した腋芽。時間の無い朝に撮ることが多く、この様に
  蔓の先端や、芽の先端を良く折ってしまう(´;ω;`)ウゥゥ
4.此方の二つのアッパーは出来て随分時間が経過したもので、ボチボチ寿命の
  様だね
5.こちらは現在の主茎の一つ前に着いたアッパー
6.こちらは現在の主茎に着いた最新のアッパー。色合いも殆ど無くなってきた
  し、ストライプもめっちゃ少なくなってきた
イメージ 9

1.こちらから五枚は本日2018年4月15日に撮ったもので、こちらは親株
  の現在の株姿。今の主茎はボチボチ力尽きそうだが、地際から腋芽が2芽発
  生し成長してきた。唯、切り戻しを何度も実施しており、且つ植替えもして
  いないため草勢はめっきり弱くなってきた
2.こちらは最初に発生した腋芽に着いた一つ前のロアー
3.こちらも最初に発生した腋芽に着いた最新のロアーだが、色合いは一寸イマ
  イチって感じ
4.こちらは後から発生した腋芽に着いた最新のロアー
5.真中の補虫嚢は後から発生した腋芽に出来つつあるロアーの赤ちゃんで、右
  の更に小さな補虫嚢は次に成長を開始している赤ちゃん
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1.こちらから五枚は2018年4月15日に撮ったもので、こちらは挿し木苗
  の現在の株姿。主茎は80cm程度まで徒長してきた。地際に2芽腋芽が発
  生、茎の途中からも2芽腋芽が発生し成長してきている
2.左写真の株の腋芽をアップしたところ
3.地際から発生した大きい方の腋芽に出来たロアーからややミドル寄りの補虫
  嚢で、未だ色合いは濃い様だ
4.茎の途中から発生した大きい方の腋芽に出来たミドル寄りの補虫嚢で、色合
  いは薄くなってきた
5.茎の途中から発生した大きい方の腋芽に出来つつある補虫嚢の赤ちゃんだが
  ほぼ色合いは消えた感じ
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1.2018年5月11日、生長途中の補虫嚢の赤ちゃんで、間もなくパンクし
  そうな感じになってきたよ~(^^♪
2.こちらから二枚は2018年5月24日に撮ったもので、こちらはミドル~
  ややアッパー寄りだろうか、このり色合いは結構好み)^o^(
3.こちらは左写真の補虫嚢の口部をアップしたもの。ストライプと色合いがと
  っても良い感じ
4.2018年6月20日、ミドルからややアッパー寄りの補虫嚢達
5.2018年10月1日、こちらは地際から発生した腋芽の最初の頃に着いた
  ロアーで色合いはとても濃いが、既に蔓は横に付いている
6.こちらから三枚は今朝2018年10月8日に撮ったもので、こちりらは地
  際から発生した腋芽に着いたロアー
7.大分色合いが薄くなってきたアッパー
8.こちらのアッパーは一寸バナナチックな感じ(*^^)v
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