本日は、N.Bloody Maryです。

①人口交配種:N.ventricosa×ampullaria
②入手時期 :2015年6月
③入手元  :とらいあんぐる殿
④成長度合 :早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :鹿沼土挿し100%
⑦嚢の大きさ:我が家でMax12cm前後
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績無し

N.ventricosa×ampullariaの交配で、少々前にBIO-DOME仕立てで有名になったBE産のN.Lady Luckとは逆交配になります。唯、補虫嚢はとても良く似ているように思います。とは言っても実際にN.Lady Luckの現物は見たことがありませんので、何とも言えませんが。ペコリ(o_ _)o))
草姿はN.ventricosaに近いでしょうか。見た目はN.ampullariaの様に葉面に粉状物質は無く、多少スベっとした感じですが、触るとややザラっと感が残ります。補虫嚢は小型ですが、真っ赤でとてもプリプリっとした感じで、つい触りたくなってしまいますね~。襟はどちらかと言えばN.ampullaria似、形もN.ampullariaを少し縦長にした感じでしょうか。
ウォッカをベースにトマト・ジュースで割った赤味の濃いカクテル(ブラッデーマリー)がありますが、本種のこの濃い色合いが、このカクテルに似ていることから、同種名として冠したものなのでしょうかね。(#^.^#) 
最初のロアーの頃は嚢もある程度丸く、口部も丸い様ですが、徐々に嚢は縦長に、口部はリップが角張って八角形の雰囲気になってきます。それに本種はN.ampullariaの特徴がとても良く発現している様で、地際からすごい数のグランドもどきが湧いて出てきます。こちらの方が見ごたえがあるのですが、主茎のデカイ葉にその殆どが隠されており、葉をめくらないと全体像が見えないです。(´;ω;`)ウッ… 最近は主茎の徒長と共にミドルからアッパーの嚢ばかりになってしまいました。ボチボチ株の更新を図り又美しい姿にしたいものです。そこで今春4本程挿し木にしましたが、全て活着発根してくれていますので、しっかり仕立て直しをして来春以降楽しみにしたいものです。
例年12月になってもある程度着袋していました。温室内の夜間最低温度も13~14℃程度まで下りますが、特に愚図ることなく越冬していますので、暑さ寒さにも大分耐えれる品種の様に思います。下段写真左から、

1.2015年6月16日に撮ったもので、こちらは全体の草姿。雰囲気
  的にははN.ventricosa似ってところだろうか。葉面を触ると幾分ザラ
  ザラ感があり、N.ampullariaの名残が窺える
2.2015年8月9日、我家の環境にも慣れてきたようで、ボチボチ着
  袋してくれている
3.2015年9月24日、未だ徒長する雰囲気は無いが、生育は順調そ
  うだ
4.こちらは本日2015年12月17日に撮った株姿。小雪のちらつく
  中、ちょっとだけ外でパ・チ・リ。直ぐに温室内へ取り込んだ。暖冬
  のせいかどうかは判らないが、未だ機嫌よく着袋してくれている
5.こちらから二枚は2016年4月6日に撮ったもので、こちらは株姿
  主茎がボチボチ徒長を開始した模様
6.株元の様子。腋芽も大分大きくなってきており、一寸だけ鈴成り状態
  になってきたかな!(^^)! 冬の間も着々と着袋していたので、結構低
  温にも強そう
7.こちらから二枚は2016年9月12日に撮ったもので、こちらは株
  姿。主茎が大分徒長してきた。既にアッパーらしき嚢も付き始めた様
  子。パッと見、あまり嚢は着いていないように見えるが・・・・
8.株元をアップしたら、色合いがめっちゃ悪くなってきたが結構着いて
  いるよ~。チラホラアッパーも出来始めたみたい
イメージ 1

1.入手当日の2015年6月16日に撮ったもので、既に濃い色合いの
  嚢が付いている
2.2015年6月30日、生長途中の補虫嚢と開いて間もない補虫嚢
3.2015年7月5日、左写真のその後。とっても濃い色合いの嚢だ~
4.2015年7月22日、開いたばかりの嚢で、とても艶々としており
  美しい
5.2015年8月9日、掌に取ってみた。おおよそこれ位の大きさで、
  徐々に縦長になってきたのと、リップが角張り出し八角形に見える
6.2015年10月8日に撮ったもの。リップにはややストライプが入
  るが、全体的に真っ赤になるので殆ど目立たない
7.こちらも同10月8日に撮った別の嚢
8.こちらは2015年12月17日に撮った最新の補虫袋
イメージ 2

1.2015年6月19日、水遣りの時に葉をめくっていたら、何時の間
  にか腋芽が出て来ているではないか。w(°0°)w オォー、多分入手時
  から出ていたのだと思う。気付かなかった(*^-^*)
2.2015年7月16日、何と、どんだけ~出てきてるのだろう(・・?
3.2015年8月24日、ボチボチグランドもどきが出来てきたぞ~
4.2015年9月19日、大分過密になってきた
5.2015年10月19日、とっても良い感じだが、こうして葉身が生
  長してくると見ごたえが半減してしまう
6.こちらから二枚は2015年12月17日に撮ったもので、葉身の生
  長と共に大分ショボく見える様になってきた
7.こちらは背面から撮ったものだが、こっちもおしくらまんじゅう状態
  になってるぞ~
イメージ 3

1.2016年2月29日、めっちゃ寒い盛りだが、ロアーははひしめき
  合っているね~
2.こちらから三枚は2016年7月31日に撮ったもので、こちらは主
  茎に出来たミドル辺りの嚢。色合いが少しずつ薄くなってきているの
  だろうか
3.こちらも主茎に出来た別のミドル
4.こちらも主茎に出来た別のミドルだが、これはさほど色落ちが無い
5.こちらから四枚は2016年9月11日に撮ったもので、こちらは既
  にアッパーか
6.こちらは別のアッパー
7.こちらのアッパーは結構色合いが濃い。この種のアッパーは嚢着きが
  一寸ユニークで、蔓からツンと突き出たように着く
8.左写真の嚢をやや上方から撮ったもの
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1.こちらから三枚は2017年1月31日に撮ったもので、こちらは主
  茎に着いたアッパー。割と色落ちする様だ
2.左の補虫嚢は本種では中々見られない程グリーンに近い^_^;
3.ボチボチロアーは卒業だろうか
4.こちらから二枚は2018年8月30日に撮ったもので、こちらは腋
  芽に着いた補虫嚢
5.こちらは腋芽が徒長しアッパーを着け始めた様子。色合いは比較的濃
  い感じ
6.腋芽に出来つつあるロアーの赤ちゃん。何かめっちゃプリプリって感
  じだね~(^^♪
7.こちらはミドル寄りだろうか。色合いは未だ濃い
8.今春4本挿し木を実施した。鹿沼土に挿したもので、頂芽枝×3、節
  間枝×1だが何れも活着発根している様子。親株は補虫嚢の発色も徐
  々に悪くなり、樹形も乱れてきたので株の更新を図る予定である
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