本日は、N.viking"金魚"です。

①入手時期 :2013年11月
②入手元  :山田食虫植物農園殿
③成長度合 :普通
④栽培難度 :簡単
⑤挿し木  :鹿沼土挿しで簡単
⑥嚢の大きさ:我が家でMax7cm前後
⑦雌雄   :♂、8月~10月頃開花

本種は2013年の11月に、御厚意にしていただいている山田氏より挿し木苗を戴きました。結構以前からの系統だそうで、特に形の良い嚢を付けてくれる優れモノとの事で、山田氏はその形から"金魚"と名付けられたそうです。その様な貴重な苗をいただきましたので、枯らさずに何とか育てているところです。
戴いたのが11月で気温が低下する時期でしたので、成長は望める筈もなく何とか維持出来る状態でした。しかし、翌春には株は戴いた時よりも縮んでしまいました。
2014年の4月以降、徐々に気温も上昇してきたせいか、少しずつ展開する葉身も大きくなり、少しだけ成長してくれました。冬場の成長は望めませんが、何んとか維持してきました。唯、中々大きくならない状態が続いていました。2015年も生長はチマチマとした状態でヤキモキする状態が続いていましたが、2016年になって漸く地際から腋芽が発生して少しずつ成長開始してくれました。3芽腋芽が成長して何とかある程度見られる感じになってくれました。2017年もこの3芽は何とか成長していたのですが、新しい腋芽が1芽も発生していませんでした。何故(・・?。尚、分譲する予定がありましたので、2017年の秋に一番成長している腋芽をカットして挿し木に挑戦しました。最初から鹿沼土挿しで腰水管理していましたが、節間挿しは成功、唯、頂芽挿しは茎が若すぎたせいか、気温の低下する時期だったせいかお★様になりました。
今春は頂芽枝×1、節間枝×2の3本を鹿沼土挿しにしましたが、何とか発根してくれている様です。やはり気温が上昇する春の挿し木が一番良い様です(^^;。
本種では2016年の10月に初めて開花しまして、男の子でした。他品種と交配しましたが、無事に種子も採取出来、播種したところ一応発芽してボチボチ生長してくれています。
本種は他のN.vikingに比べ、樹勢がやや弱く腋芽の発生もあまり良くない様に思います。唯、今年早春になって漸く地際付近から腋芽が発生してきました。ぱっと見、8芽程度発生していましたが、今現在4芽成長してくれており、地際が大分にぎやかになってきましたε-(´∀`*)ホッ。下段写真左から、

1.入手した当日の2013年11月3日に撮ったもので、挿し木苗をお譲りい
  ただいたもの
2.2014年1月24日に撮った草姿。低温の為殆ど休眠状態っていうか、戴
  いた時よりも縮んでいる。N.vikingは特に高温(夜温20度以上が好ましい)
  を好む品種なので、我が家の温室(冬場最低温度15℃)では少々きついが
  冬場は何とか葉を落とさず維持している状態
3.2014年4月18日、今までほぼ休眠状態だったが、暖かくなってきたの
  で、いよいよ本種の本領発揮?これから晩秋迄が本種にとって一番良い季節
4.2014年5月26日に撮った草姿。やっといただいた時の大きさに戻って
  きた感じ。未だ小さくて特長は無いが、少しずつ着袋し始めたので、どんな
  嚢を付けてくれるのかこれからが楽しみ
5.2014年8月15日、本種の一番好きな季節で、元気よく成長し、しっか
  りと着袋している状況
6.こちらは2014年12月6日に撮ったもの。気温の低下とともに勢いも無
  くなってきた。多分、現在成長中の嚢が今シーズン最後になりそう。来春は
  腋芽が発生して賑やかになって欲しいもの
イメージ 1

1.2016年2月21日、漸く待望の腋芽が地際から発生してきた。(⌒∇⌒)
  手前に2芽、奥側にも1芽発生している
2.2016年4月3日、未だ生長は遅いが3芽とも何とか成長してきている感
  じで、一寸ε-(´∀`*)ホッ
3.こちらから2枚は2016年6月8日に撮ったもので、こちらは地際から発
  生してきた腋芽の様子。徐々に大きくなっている。この2芽及び裏側の1芽
  も何とか生長中
4.こちらは株全体を撮ったもの。主茎も力尽きることなく生長中。これで今秋
  辺りには少し鈴なり(・・?、になってくれたらな~
5.2016年8月16日、大分腋芽も生長してきた様で、ボチボチ着袋し賑や
  かになりつつある
6.2016年9月16日、1ヶ月前と殆ど変わりようは無いが、主茎の先端に
  花穂が表れてきたぞ~
7.2016年10月7日、本種では初めて開花したもので、雄花だった。一応
  交配してみたが結果は如何に・・・・
8.2016年10月28日、気温も徐々に低下してきたので、今シーズンの生
  長はボチボチ打ち止めかな
イメージ 2

1.2014年6月9日、やっとそれらしい嚢を付け始めた
2.2014年7月7日、鉢の裏でひっそりと着袋したものは色合いが濃い
3.2014年8月15日、本種は高温期のこの頃が一番調子が良い
4.2014年9月8日、色合いはボチボチだが、形は未だまだで本来の姿では
  ないと思う。もう少し立派な株になり、腋芽が発生すれば良い感じの嚢が付
  いてくれるものと思う
5.2014年10月19日、出来たての補虫嚢
6.こちらは2014年12月6日に撮ったもので、もう輝きは無い。次の嚢が
  成長中だが、今シーズンはそれで終わりになるかと思う。来春以降の腋芽発
  生が待たれる
イメージ 3

1.2015年8月19日、棚の隙間からこぼれ落ちて着袋したもので、ほぼ日
  陰で出来た嚢。オォ~\(◎o◎)/! 結構良い感じの形色合いになっている
  ぞ~
2.2015年10月28日、一寸ショボイ色合いになった。しかも襟がギザギ
  ザに変態
3.2016年4月8日、暖かくなって漸く着袋が始まったが、めっちゃショボ
4.こちらから五枚は2016年6月8日に撮ったもので、こちらは地際に発生
  した脇芽に出来たロアー達
5.左写真のロアー達を別の角度から撮ったもの。更に小さな嚢が1つ押し競饅
  頭状態に・・・・
6.こちらは主茎に出来たロアーからミドル寄り(・・?の嚢
7.地際から発生した腋芽の最初にできた超ロアー
8.次々に腋芽から小さな嚢が生長してきているので、夏以降一寸だけ鈴なりが
  期待できるかもしれない
イメージ 4

1.2016年7月17日、本種にしてはややスレンダー気味のロアー
2.2016年8月16日、リップがギザギサ状態。ギザギザハートの子守歌♪
  うぅ~ん、懐かしい。何のこっちゃ!。気温が最高潮の時期なので、この頃
  が一番着袋しているかも
3.2016年9月13日に撮ったロアー
4.2016年10月16日、掌に取ってみた。N.viking var boatformとは大
  分雰囲気が異なる様で、この子はリップはさほど発達しない様であるが、口
  部が結構大きく開く感じ
5.2016年10月28日、概ね勢力絶倫期?は過ぎた様で、これからショボ
  くなる一方だ
6.こちらから三枚は2016年12月15日に撮ったもので、こちらは未だ何
  とか着袋してくれているロアー三兄弟って、ほかにも未だボチボチ着いては
  いるが・・・・
7.最新の補虫嚢を手に取ってみた。少し小さくなってきた感じ
8.こちらは一つ前に出来たロアー。この嚢は結構口部及び翼が大きい。特に翼
  は羽ばたきそうな雰囲気
イメージ 5

1.2017年1月16日、何とか未だ着袋している
2.2017年1月26日、左写真の右の嚢をアップしたもの。翼は金魚のヒレ
  みたいに大きいね~
3.2017年2月27日、未だ何とか着袋してくれているが、ボチボチ無丸裸
  になりそう(´;ω;`)ウッ…
4.2017年5月14日、気温の上昇と共に着袋してきたよ~
5.2017年5月20日、出来て間もないロアーで色合いも薄い。蓋の裏に沢
  山の蜜腺が散在分布している
6.2017年6月3日に撮ったロアー
7.2017年6月8日に撮ったもので、色合いの濃いもの薄いものをショット
イメージ 6

1.2017年6月12日、口部の形状がまん丸でとても大きい
2.2017年6月26日、開き始めたばかりのロアーだが、ややスレンダーな
  感じになってきたかな
3.こちらから五枚は2017年7月16日に撮ったもので、こちらは現在の株
  姿。一応3芽共何とか成長してきている。そして何れの芽も花穂が形成され
  ており未だ新葉に包まれている
4.補虫嚢の様子。一応20個着いているのだが、こうして見るとスカスカでシ
  ョボいかな。後2~3芽発生してくれればもう少し賑やかになってくれるの
  だが…
5.一番成長している腋芽に出来た最新の補虫嚢を掌に取ってみた。おおよそこ
  れ位の大きさ
6.こちらの左に映っている嚢と左写真の嚢は同一の物
7.現在成長途中の補虫嚢だが、僅かに蓋が開き始めた様だ
イメージ 7

1.こちらから二枚は2017年9月1日に撮ったもので、こちらは腋芽に着い
  たアッパー
2.左写真の補虫嚢の口部をアップして撮ったもの。徐々に色合いは抜けてきて
  いる
3.こちらから二枚は2017年9月25日に撮ったアッパー。この独特な形は
  結構お気に入り(*^^)v
4.こ7ちらのアッパーは結構細長く色合いも無くなってきている
5.2017年11月1日、左の補虫嚢はミドルからややアッパー寄りだろうか、
  右は完全なアッパーで漏斗型になっている
6.2017年11月5日に撮ったもの。気温は徐々に低下してきているが、ま
  だまだ健在の様だ
イメージ 8

1.こちらから三枚は2017年11月21日に撮ったもので、こちらはアッパ
  ーだが、本種は流石金魚と云うだけあって、アッパーになっても結構翼が目
  立つ様だ
2.こちらのアッパー達は色落ちが激しい感じ
3.こちらは別さの腋芽に着いたアッパーで、色合いは未だ濃い様だ
4.2017年12月25日、気温も随分低下してきたせいか、補虫嚢はかなり
  小さくなってきた
5.こちらから四枚は2018年1月5日に撮ったもので、こちらは未だ頑張っ
  てくれているアッパー
6.株元の様子。真中の朽ちてカットした枝が主茎で、3本腋芽が成長している
  その株元から小さな腋芽が発生してきた。ぱっと見8芽程度あるが、多分成
  長してくれるのは2~3芽程度だろうか
7.一番徒長した枝を9月にカットして挿し木にしたが、そのカット部分の下節
  から腋芽が2芽発生しやっと成長してきた
8.こちらは左写真の枝をカットしたものを挿し木にしたもので、既に新芽が展
  開してきており、地表面に数本根が見えてきた
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1.2018年3月13日、この早春に発生した腋芽だが、全部で8芽程度ある
  果たして何芽程成長してくれるだろうか
2.2018年6月20日、2016年の春に3本発生した腋芽の何れかに着い
  たミドル寄りの補虫嚢
3.2018年6月26日、こちらも同様でミドル寄りの補虫嚢
4.2018年7月13日、今年の早春に発生した腋芽に着いたロアー達
5.2018年7月21日、今年の早春に発生した腋芽に着いたロアーで、リッ
  プの色合いが良い感じになってきた
6.2018年8月2日、今年の早春に発生した腋芽に着いたロアー。めっちゃ
  渋い色合いだね~(^^♪
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1.こちらから六枚は今朝2018年8月7日に撮ったもので、こちらはミドル
  からややアッパー気味になってきただろうか
2.こちらはボチボチアッパーだろうか
3.こちらは別の徒長枝に着いたミドル寄りの補虫嚢だが、未だ蔓は手前に位置
  している
4.挿し木苗の様子。上の個体は昨年9月に挿し木したもので、気温の低くなる
  時期だったせいか、どうも成長はパッとしない。下の3個体は今年の5月に
  挿し木したもの
5.左写真下段右端の個体の鉢底を覗いたら、既に根が出てきているよ(◎_◎;)
6.こちらは親株の地際の様子。4芽成長しているのだが、結構茂ってきており
  良く判らない状態。手前の腋芽は既に花穂が内包されている雰囲気だね~
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