本日は、N.veichii×northiana Red Y'sです。

種子親のN.veichiiは、ボルネオ島の北西部及びカリマンタンの標高0m~1500m辺りに自生しています。1859年に発見された種で、種小名は、19世紀の有名な植物学者であり又、ビィーチ商会の園主でもあったJames Veitch氏に因みます。低地性~高地性とバリエーションが豊富ですが、何れの種もとても幅広の美しい襟が特長です。
一方、花粉親のN.northianaはボルネオ島クチン南方、Bau地域の標高0~500m辺りにかけて自生する低地性種です。非常に蒸し暑い環境で、朝夕には霧が立ちこめる様な石灰岩質の崖や山肌に自生しています。こちらもとても襟が大きく美しいマニア垂涎の種ですが、やや気難しい品種だと思います。
この両親から生まれた個体ですので、素晴らしい美しく立派な襟を持った雄姿を見せてくれる事でしょう。本種は今年の6月に山田食虫植物農園殿より分譲していただいたもので、やっと1ヶ月あまり経過しました。誠にありがとうございました。この組み合わせは過去に他のナーセリー等で作出されていますが、氏が仰るには、本種はかなりの大型になり40cm級の袋を目指すことも可能だそうです。まあ、私にそのような腕はありませんが、何はともあれ枯らさない様にしたいと思います。
これから後1ヶ月ほど猛暑が続きますが、無事に夏越ししてくれるでしょうか。下段写真左から、
 
1.入手当時の2018年6月20日に撮ったもので、大きながっちりとした草
  体で、しっかりと着袋している
2.こちらは今朝2018年7月19日に撮ったもので、その後の株姿。開きか
  けの葉身が完成し、次の葉身が展開してきたが、成長は非常にゆっくりとし
  ている
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1.こちらから五枚は今朝2018年7月19日に撮ったもので、こちらは三つ
  前に着いた補虫嚢だが、ボチボチ蓋が朽ち始めている様だ
2.こちらは二つ前に着いた補虫嚢
3.一つ前に着いた補虫嚢だが、用土とビニールポットに挟まれて嚢下部がひし
  ゃげている
4.最新の補虫嚢。特徴が出てくるまでにはまだまだ時間がかかりそう
5.次に成長途中の補虫嚢の赤ちゃん
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