本日は、N.thorelii×aristolochioidesです。

①人工交配 :N.thorelii×aristolochioides
②入手時期 :2017年6月
③入手元  :むっくーさん
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax4cm前後
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績は無し

種子親のN.thoreliiは、カンボジア、ベトナム等のサバンナ性湿地に多く自生している塊根性の品種で、1909年に記載されました。高温、低温、乾燥に強い品種で、乾季にはその塊根により生き永らえてきたものと推断します。
一方花粉親のN.aristolochioidesは、比較的最近の1997年に記載された品種で、スマトラ島の1800m~2500mにかけて自生する高地性種になります。本種の特徴は何と言っても独特な風貌にあります。口部がほぼ垂直に開く形態で美しい斑模様があり、愛好家垂涎の品種でしょうか。我が家では冷房施設などありませんで、最初から栽培は無理だと思っていますので、入手・栽培したことはありませんが、やはり一度は栽培してみたいものですね。
本種はこの二品種の交配になります。種子親がN.thoreliiですので、何とか夏場を凌いでくれるのではないでしょうか。昨年の6月に、何時もブログでお世話になっているむっくーさんから戴いたものです。
本種は両種の中間的な感じでしょうか。唯、口部はN.aristolochioidesにやや似ている雰囲気で垂直に近い感じになります。N.thoreliiが母親なのである程度の耐暑性があるのかどうか一寸不安でしたが、昨夏の超酷暑も何とか無事に乗り切ってくれました。真夏でも補虫嚢を着けてくれましたが、やや小振りになりました。しかし十分耐暑性があるようですので、我が家の超過酷な温室でも大丈夫そうですね(*^^)v。唯、中々大きくなつてくれないようです。まあ私の栽培技術枯らしてこんなものなのでしょうか(^^;。下段写真左から

1.こちらから三枚は入手当日の2017年6月22日に撮ったもので、こちら
  は株姿。小苗ながらしっかりと着袋している
2.二つ前に出来た補虫嚢。何かドス黒い感じが良いな~(*^^)v
3.正面は一つ前に出来た補虫嚢、左は最新の補虫嚢で、ややポチャって感じだ
  ろうか
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1.こちらから四枚は2017年7月21日に撮ったもので、こちらは株姿。最
  新の葉身が少しだけ大きくなってきた。この酷暑に耐えてくれるだろうか
2.こちらは三つ前の補虫嚢で、上段写真の真中の補虫嚢と同一
3.こちらの右は二つ前の補虫嚢、左は一つ前の補虫嚢で、上段写真の左端の補
  虫嚢と同一
4.こちらは我が家に来て初めて着袋したものだが、一寸ショボいよね。ずっと
  熱帯夜、猛暑日が続いている為だろうか。何とか無事に夏越しして欲しいも
  のだが…
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1.2017年10月3日、夏場補虫嚢がやや小型化した位で、夏バテは殆ど無
  かったようで、無事乗り切ることができた
2.2017年11月10日、着袋も殆どサボることなくコンスタントにできる
  のが良い
3.こちらから四枚は2018年1月14日に撮ったもので、こちらは現在の株
  姿。少しずつだが伸びてきた感じ(*^^)v
4.二つ前に出来た補虫嚢。一寸ふっくら感が足りないが色合いは良い感じ(*^^)
5.一つ前に出来た補虫嚢。こちらは結構模様がくっきりと表れている様だ
6.最新の補虫嚢。ややミドル寄りになってきた様だ。これから少しずつ色付い
  てくれるのだろうか
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1.こちらから四枚は2018年5月11日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。いや~、中々大きくなってくれないものだ
2.最新の補虫嚢。色形は申し分ないのだが、欲を言えばもう少し大きくなって
  くれないかなと…
3.こちらは次に成長途中の補虫嚢の赤ちゃん
4.一つ前に着いた補虫嚢。一寸ショボいよね(^-^;
5.こちらから二枚は今朝2018年7月1日に撮ったもので、こちらは現在の
  株姿。相変わらずの成長ぶり(^^;
6.又元に戻った感のある最新の補虫嚢。中々良い感じ(*^^)v
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