本日は、N.rafflesiana×mirabilis var.echinostomaです。

①自生地:ボルネオ島のサラワク、ブルネイ、カリマンタン、サバなど
②入手時期:2011年6月
③入手元:うつぼの郷殿
④成長度合:非常に遅い
⑤栽培難度:簡単
⑥挿し木:我が家での実績なし
⑦嚢の大きさ:我が家でMax15cm前後
⑧雌雄:?、我が家での開花実績無し

本種は、両種が混在している地域の標高0~1200m辺りにかけての砂質土壌や森林地帯に散在自生している自然交雑種で、両親の特徴が良く出ていると思います。草姿全体、補虫嚢の形などは種子親に、補虫嚢の襟の部分は花粉親に似ています。両種の性格から成長は早いと思いきや、非常に遅いようです。
入手して2年以上経過した頃でも、おおよそ20cm程度しか成長していませんでした。入手して2年以降になりやっと徒長が始まったようですが、それでも節間は3cm程度でした。従って、補虫嚢も2つ以上同時に付いていることがありませんでした。3つ目ができ始めると1つ目の嚢が枯れるといった繰り返しでしたね~。我が家の環境が悪いのかどうか分かりませんが、その内忘れ去られてしまった可哀そうな子です。
主茎は温室の天井を這い回って、ずっと写真が撮れない状態でしたが、最近になって腋芽がある程度成長して手の届く範囲で着袋していましたので、やっとシャッターチャンスに恵まれました。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
本種は気温が低下すると全然補虫嚢を付けなくなりますが、これからどうでしょうかね。夜間最低でも22℃位は欲しがる様で、我が家での着袋時期は概ね6月~10月に
かけてとなりますが、今回珍しく最近になって着袋した様です。
余談ですが本種のミドル辺りの補虫嚢は、我が家オリジナル品種のN.smilesii×viking Red系(本種の記事はこちらから)に雰囲気が良く似ている様に思いますがどうでしょうかね(^^♪。下段写真左から、

1.入手した当日の2011年6月25日に撮った株姿全体。この苗で10cm
  程度、草姿はラフレシアーナに良く似ている様に思う
2.2011年10月27日、ボチボチ嚢は付いてくれるが、数は1つか2つと
  少ない
3.2012年8月12日、入手した時点から既に1年と少々経過したが、節間
  が非常に密で10cm程度しか伸長していない。又、葉身の展開は1枚当た
  り1.5ヶ月~2ヶ月と思った以上に遅い
4.こちらも2012年8月12日に撮った補虫嚢のアップ。襟の部分がエキノ
  ストマの様に幅広になってきた
5.これも同日に撮ったもので、左奥の嚢は4と同一のもので、右の嚢はできて
  2ヶ月弱経過したもの。嚢は沢山?付いても、生育が遅いので2つが限度
イメージ 1

1.2012年9月9日、未開の補虫嚢はこんな感じのもの
2.2013年8月17日、開き始めたばかりの補虫嚢
3.翌日の8月18日、ほぼ開いた感じ。これ以降襟のそりあがりはあまり認め
  られない
4.こちらは2013年8月29日に撮ったもので、襟の部分の色合いが少し濃
  くなった位で殆ど変りようは無い
イメージ 2

1.こちらから二枚は今朝2018年1月8日に撮ったもの。本種は4年半近く
  忘れられた存在になっていたようだ。天井を駆け回っていたため、着袋して
  いても写真が撮れない状態であった。最近腋芽がボチボチ生長してアッパー
  を着けるようになり、手に届くところで着袋していたので、やっと日の目を
  見ることになった( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \。既に完全なアッ
  パーで、ロアーやミドルと大違い。襟のストライプが結構入る様になった
2.左写真の補虫嚢を口部から撮ったもの。本当に本種の物か茎を辿って確認し
  たがやはり本種であった
イメージ 3
  
  ランキング参加中、ポチッと! 応援の程宜しくお願い致します。m(._.)m
↓↓↓
イメージ 4