本日は、(S.leucophylla×rubra)一正園×S.flava rubricorporaです。

S.leucophylla は、アメリカ南東部のノースカロライナ州、フロリダ州,アラバマ州,ジョージア州,ミシシッピ州などに自生しており、大型の直立する品種で、タイプによっては高さは約1m程になる様です。S.rubraは、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州からジョージア州にかけて自生する小型の種です。この二品種を掛け合わせたものが片親で、一正園殿作出でしょうか。
一方もう片親のS.flava rubricorporaはアラバマ州、フロリダ州北部、ジョージア州南部、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、バージニア州南西部に自生しているS.flavaの変種です。瓶子葉表面全体が暗赤色に染まる事が多い様で、この事が変種名(ラテン語のrubra(赤)+corpus(体))の由来になったようです。
本日の記事はこの三品種による交配になります。昨年の1月にブログでお世話になっているgunさんよりお譲り戴いたものです。
戴いたときからがっちりとした株でしたが、本種としては未だ小さめなのでしょうか、戴いた当年は開花には至りませんでした。今年は大分バルブが大きくってきましたので、もしかしたらと思っていましたが、残念ながら開花には至りませんでした。まあ、腕が無いからだと思うのですが、来年は是非開花して欲しいものですね。
瓶子葉はとても美しいグリーン地に、喉仏の部分が臙脂色に染まる様です。それと出来立ての瓶子葉は殆ど目立ちませんが、徐々に葉脈にも僅かに色が載ってきます。昨年は晩秋の瓶子葉がめちゃくちゃになって見られませんでしたが、今年はどうでしょうか。期待しましょう(*^^)v。下段写真左から、

1.2016年1月17日、戴いた当日に撮った株元の様子。瓶子葉はカットされ
  た状態なので、春以降のお楽しみとしよう
2.2016年4月30日、完成間近の瓶子葉
3.2016年5月1日、こちらの瓶子葉は萌黄色が春って感じ
4.2016年9月3日、色合いが大分濃くなってきた様で、葉脈にも色が載って
  きている
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1.こちらから五枚は植替え当日の2017年2月15日に撮ったもので、こちら
  は株姿。ボロボロ状態( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
2.枯れた瓶子葉をカットした状態。雑草もしっかり生えてる(;'∀')
3.根鉢を抜いた状態。結構がっちりとした根が割と沢山生えている感じ
4.古いミズゴケを取り除いて水洗いしたところ。何となく地上部よりも根部の方
  が成長良さげ
5.素焼鉢にミズゴケで植え付けしたところ
6.2017年5月15日、いよいよ瓶子葉が展開してきた。蓋が拓いて間もない
  頃で、色合いはとても薄いと言うかみずみずしい感じ
7.こちらから二枚は今朝2017年6月5日に撮ったもので、こちらは左写真の
  その後。喉仏のブロッチも濃くなってきた。本種はたまに葉の先端が長く伸び
  てカールすることがある
8.こちらは二番目に出来た瓶子葉だが、最初のよりも小さい(^O^)
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