本日は、N.Emmarene Hort.Westphalです。

①人工交配 :N.ventricosa×khasiana、1981年Pratt氏作出
②入手時期 :2011年6月
③入手元  :うつぼかずらの郷殿
④成長度合 :早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax15cm前後
⑧雌雄   :♂、5~6月頃

本種は、両親の特長が良く表れています。補虫嚢の襟の部分及び草姿は、N.ventricosa、美しい縦縞模様はN.khasiana譲りです。生育は比較的早く、N.khasianaに似て低温にも高温にも強い品種で、しかも種子親の様に湿度を要求することなく良く着袋します。もう少し色合いが濃いければ更に観賞価値が高いのかもしれませんね。
暫く腋芽が発生せず、主茎は温室の天井を這い回っていた関係で、長い事写真を撮ることができませんでした。一昨年の2月頃になって漸く腋芽が発生してきましたが、それに付くロアーはめっちゃショボイ状態でした。昨年になってもその腋芽はめっちゃショボイ生長でしたが、何時の間にかヒョロヒョロと伸びてきました。いい加減に植替えをしないといけないのですが、と毎度毎度思っているのですが、中々手が回らない状況で困ったものです(´。_。`)ゞぅぅぅ…。お外組品種の植替えが一段落したらネペンの植替えですね(^O^)。下段写真左から、

1.入手から3ケ月程度経過した2011年9月14日の様子。暗くて見辛いが
  開き始めたばかりの補虫嚢
2.こちらは2011年9月20日、袋の形はベントリ似、縞模様はN.khasiana
  そっくり
3.2012年2月9日に撮ったもので、この嚢は襟の部分がやや赤い
4.2012年6月3日に撮った花序(雄花)
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1.N.ventricosaよりも良く嚢が付く。2012年7月24日に撮ったものだが
  夏場に出来る嚢の縦縞模様はやや薄い様に思う。N.khasianaもその傾向があ
  り、遺伝しているのだろう
2.2012年10月14日のもの、涼しくなってきたので色合いがはっきりと
  してきた
3.こちらは2012年11月11日のもの
4.2012年11月24日、N.khasianaは周年良く着袋するが、本種はややベ
  ントリ寄りかも。周年着袋するものの、特に秋から春にかけての方が色合い
  も形も良く、大きくなる様に思う
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1.2012年11月30日、アッパーだが、角ばった襟はN.ventricosaに良く
  似る
2.2012年12月13日、真正面から撮ったもの。結構スレンダーに見える
3.2013年3月27日、こちらのアッパーの襟には沢山の蜜が滴っている
4.2013年5月11日に撮ったアッパー
5.同5月11日に撮ったもので、やっと開花した雄花
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1.2013年6月15日、この嚢は柄、色合いがとてもくっきりとしている
2.2013年6月26日、次の嚢が生長してきている様子
3.2013年9月4日、夏場はどうしてもボケた感じの色合いになる事が多い
4.2015年3月24日、少しずつ脇芽が成長してきた
5.2015年8月24日に撮ったもので、今年2月に発生してきた腋芽に出来
  たロアー。まったくもってショボイ状態
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1.こちらから三枚は2016年5月18日に撮ったもので、こちらは一つ前に
  出来た補虫嚢
2.こちらは最新の補虫嚢。N.ventricosaとN.khasianaの特徴が良くでてるよね
3.こちらも左写真の嚢で、やや上部より撮ったもの
4.こちらから二枚は2016年9月20日に撮ったもので、こちらは最新の補
  虫嚢。一寸はんなりとした感じかな(・・?
5.こちらは最新の生長途中の嚢。後ろに写っている虫くれの葉も本種のもので
  何時の間にか温室内におんぶバッタが入り込んで、あちこちの葉が食われて
  いるよ~(´;ω;`)ウッ…
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1.2016年9月23日、もう少ししたら完成しそうなアッパー
2.2017年2月27日、蓋が開き始めたばかりのアッパー
3.こちらから二枚は今朝2017年3月3日に撮ったもので、こちらは最新の
  補虫嚢
4.こちらは一つ前に出来た補虫嚢。ここのところロアーを何時も撮り損ねてい
  る。気が付いたらミドル~アッパー寄りの嚢ばかり( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
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