本日は、Utricularia calycifida 白花です。

本種は今年の6月に、ブログでお世話になっているippai_attena99さんから桃花とネペンを一緒に戴いたものです。誠にありがとうございました。(o_ _)o))
Utriculariaは、全世界で200種類以上分布している様で、地上及び着生種を「ミミカキグサ」、水中に浮遊する種類等を「タヌキモ類」として分類しています。本日は、南アメリカのブラジル、ガイアナ、スリナム、ベネズエラ等に着生分布しているcalycifidaになります。白花と桃花を戴いたうちの白花(白色耳掻き草)です。
食虫植物と言っても、実際の補虫嚢は地中にあるため普通の状態では見ることができませんが、花茎のつけ根にある補虫嚢で小動物を捕まえる仕組みになっています。
属名のUtriculariaは、ラテン語の「utriculus(小気胞)」からきており、小さな捕虫嚢があることから冠されています。又、種小名のcalycifidaは「萼の中裂した」と言う意味で、花のその形状からきているのでしょうか(・・?。
自生地では着生性で、パイナップル科等の植物に着生し走出枝を出して増殖している様です。開花時期は5~8月頃で、桃色の株は7月末に開花しましたが、この白花の株は開花しませんでした。来年に期待しましょう。結構耐暑性はあるようですが、耐寒性は無い様で最低10℃以上は必要だそうです。これからの生長に期待したいところです。
温室内で管理しているのですが、気温の低下と共に葉が痛んできました。何とか春を迎えることができれば良いのですが…。下段写真左から、

1.こちらから三枚は戴いた当日の2016年6月10日に撮ったもので、こち
  らは戴いた時点で、ビニール袋に入っている状態
2.ビニール袋から取り出した状態。白い根というよりランナーだろうか。根と
  の区別がよくわからないが、結構長く伸びている
3.素焼き鉢にミズゴケで植付けたところ
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1.2016年7月3日、こちらの株も何となく活着してくれた感じで、新しい
  葉が二枚展開してきた(*^^)v
2.2016年7月21日、新しい葉身が大きくなって、古い葉に覆いかぶさっ
  ている。じっくり見てみると大きな葉身の左下部辺りに小さな葉身が見える
3.2016年10月29日、なんとなく良い感じになってきたよ~!(^^)!
4.こちらは今朝2016年12月30日に撮ったもので、気温の低下によるも
  のか、葉身が少しずつ痛んできた(ノД`)・゜・。何とか春まで耐えてくれ!
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