本日は、N.Nanbaraです。

①人工交配 :N.globamphora×ventricosa、1986年、一正園殿作出?
②入手時期 :2002年8月
③入手元  :阪急百貨店屋上園芸店
④成長度合 :早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :簡単、水挿し100%
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax8~10cm程度
⑧雌雄   :♂ 5月~11月頃

本種は、花粉親のN.ventricosaに非常に良く似ています。N.ventricosaのレッドかレッドパッチ当たりでしょうか。あまりくびれがなく寸胴な感じです。下位補虫嚢は赤味が強くとても良い色合いだと思います。それに比べ、上位補虫嚢は殆どグリーン一色となりロート型で、アントシアニンフリー種の様な感じになります。あまり見栄えは良くありませんが、沢山付くとユーモラスで良い感じです。
挿し木も容易で補虫嚢も良く付きます。しかも暑さ寒さにも強くとても栽培しやすい交配種だと思います。
本種を片親にした兄弟株を三種程育種していますが、今のところ何れも本種が優先遺伝(顕性遺伝)の様な感じですが、果たしてどうなるでしょうか。強健種になる事は間違いないとは思いますが・・・・。下段写真左から、

1.2011年9月21日、主茎に付いたアッパー
2.2011年9月26日、腋芽に出来たロアー。色合いがイマイチだが、本来
  はもっと濃い色合いになる
3.2011年10月10日のもので、腋芽に出来た最初の頃のロアー。中々良
  い感じの色合いだと思う
4.2011年10月15日、別のロアー、1の嚢より先に出来たもので、斑模
  様が目立つ
5.こちらは2012年6月27日に撮ったもの。掌に載せてみたが、大きさ的
  にはこれ位の感じ。色合いが徐々に薄れてきた感じ
6.こちらも同じく2012年6月27日に撮ったもので別の嚢
イメージ 1

1.2011年10月16日、親株に付いたアッパー。一寸見辛いが淡緑色で何
  の変哲もない嚢
2.2012年7月4日、開花した花序(雄花)。本種は我が家で10年以上育
  てているが、開花したのは初めて
3.こちらは2012年9月9日、親株に出来たアッパーをやや側面から撮った
  もの。本当に濁りのないグリーン一色
4.こちらも9月9日に撮ったもので、最初の腋芽に出来た嚢でロアーをやや過
  ぎた感じ
5.2013年8月30日、左の嚢は出来て1ヶ月程度、右は出来たての嚢。こ
  の頃できた嚢は殆ど襟が反り返らない状態だった。これが固定化してくれれ
  ば良いのだが・・・・、暫らくしたら元に戻った
6.2014年8月1日に撮ったもので、腋芽の最初にできた超ロアー
7.こちらも同8月1日に撮ったもので、腋芽の三番目に出来たロアー
8.これも同8月1日のもので、腋芽の成長状態。株の調子が良いのか2芽発生
  し成長している
イメージ 2

1.2014年8月25日、腋芽に発生したロアー、中々良い色合い
2.2014年9月6日、腋芽の様子。生長はとても早い
3.2014年9月30日、こちらのロアーはひときわ赤味が強い
4.2015年3月1日、徐々に色合いが擦れてきた
5.2015年3月30日、昨年の晩秋に水差ししていた挿し穂が随分発根して
  きた状態。ビニールポットへ上げることにした
6.こちらから3枚は2015年4月15日に撮ったもの。こちらはビニールポ
  ットへ上げて半月経過したもので、新葉が展開してきたので活着してきたと
  思われる
7.昨年の初夏に二目発生した腋芽の生長状況。本種はやはり生長がとても早い
8.こちらは出来て随分経過しているのか、大分ショボくなってきた。見れば見
  る程N.ventricosa似かな(・・?
イメージ 3

1.2015年7月20日、右は出来て間もない嚢、左は生長途中の嚢
2.2015年8月4日、ぼちぼち鈴なりになってきたぞ~(*^ワ^*)唯、何
  れの嚢も全然リップが発達してないやん
3.2015年8月17日、出来たての嚢で、角ばった広めのリップが出来た
4.2015年9月10日、左写真の嚢のその後。徐々に色付いてきた
5.2015年10月16日、こじんまりとした嚢になったが、色合いがややピ
  ンクっぽい感じ
6.こちらは2015年10月28日に撮ったもので、左の嚢は開いたばかり。
  右の嚢は既に2ヶ月以上経過しており、写真真ん中二つの嚢のその後でリッ
  プは真っ赤に染まった
イメージ 4

1.2015年10月28日、開いたばかりの嚢をアップしたもの
2.2015年11月7日、上段写真右から二番目の嚢のその後。やや色合いが
  濃くなった感じ
3.2016年1月5日、ロアーからミドル当たりの嚢だが、リップは未だ色合
  いが濃い
4.こちらから二枚は2016年4月15日に撮ったもので、こちらは大分くた
  びれてきた嚢
5.花穂が伸びてきた。5月初旬には雄花が開花しそう
イメージ 5

1.2016年5月14日、一昨年の10月に挿し木していた3個体の内2個体
  は里子に出たが、本個体は頂芽挿しでヒョロヒョロとしていたので、我が家
  の予備とした。設置場所が悪く棚下に追いやられ青瓢箪だが、地際から腋芽
  が発生し生長してきている
2.2016年7月25日、こちらは親株に出来たアッパー。良く見ると蟻さん
  がいるが、この後一体どうなったんだろうか
3.2016年8月16日、左端写真の挿し木苗の腋芽に出来たロアー
4.2016年9月5日、こちらは出来て1ヶ月以上経過したロアーで、中々良
  い感じの発色
5.2016年9月13日、出来たてのロアーだが、これは襟の角張が少ない様
  だね~。これから時間の経過とともに赤味が増していく
6.こちらから二枚は2016年10月16日に撮ったもので、こちらは出来て
  1ヶ月以上経過したロアー
7.こちらは出来て日が浅いロアーだが。襟の右側部分が一寸虫食い状態( ノД`)
8.こちらは今朝2016年10月2Ⅰ日に撮ったもので、親株に出来たアッパ
  ー。親株は腋がボチボチ生長してきており、ロアーは無くなり殆どアッパー
  ばかりになってしまってるよ~
イメージ 6

ランキング参加中、ポチッと! 応援の程宜しくお願い致します。m(._.)m
↓↓↓
イメージ 4