本日は、N.viking×campanulata 'konan'です。

種子親のN.vikingは、近年発見された種類で、タイの本国及び西海岸アンダマン辺りの島々に自生する低地性のネペンテスです。ネオファームによってAタイプ、Bタイプ、ボートフォーム、ビビッドレッド等の種々タイプが発売されたそうです。そもそもバイキングとはゲルマン人(ノルマン人)の別称で、彼らは快速軍船を開発し大洋航海を可能にしたことで、様々な地域を侵略、略奪、征服、植民地化したこと等で有名だと思います。
本種の最大の特徴は、根部がぼってりと膨らんだ塊根状になる事です。これは乾期や野火などに耐えれるように進化したとか、何れにしてもとても生命力旺盛で猛暑に対しては全く問題なく絶好調でどんどん成長、低温にもある程度耐えれる様で、とても育て易い強健種だと思います。
一方花粉親のN.campanulataは、ボルネオ島のサラワク等標高300~500m辺りの石灰岩で出来た垂直な崖に自生する低地性小型の品種です。そもそもは、1957年にA.J.G.'Doc' Kostermans(Andre Joseph Guillaume Henri Kostermans)氏が、ボルネオ島東カリマンタンのILAS Bungaan山で発見したそうですが、森林火災によって絶滅したと考えられていました。その後の調査で、1997年にムル国立公園で再発見された様です。種小名は(鐘状の、つぼ冠のある)と云う意味で、釣鐘状のピッチャーに由来します。
以上の両親を元に交配された新しい品種で、N氏作出の苗をぷりんさんからおすそ分けしていただきました。誠にありがとうございました。m(_ _"m) 戴いて7ヶ月半少々経過しました。今のところ何とか枯らさずに生きてくれています。(^▽^)/ 暖かくなってやや大きめの葉身が展開してきましたので植替えをしました。これから冬に向かっていきますので、生長は緩慢になるかるしれませんが、何とか維持できるように努めたいと思います。下段写真左から、

1.こちらから三枚は、戴いた当日の2016年2月18日に撮ったもので、こ
  ちらは未だ小さな実生苗で、ミズゴケに包まれていた。何と2固体も戴いた
2.ビニールポットにミズゴケで植付けた様子
3.湿度保持のためプラッチックケースに入れ、蓋をして50%以上の遮光下で
  管理
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1.2016年4月3日、戴いたNO-1固体。葉数が少し増えてきた様で、何とか
  活着してくれそうな雰囲気
2.2016年4月21日に撮ったNO-1固体。最近になってやや大きめの葉身が
  展開してきた
3.2016年6月17日、徐々に大きめの葉身も展開してきていることから、
  光線量も多くした
4.こちらから二枚は2016年9月6日に撮ったもので、こちらは植替え前の
  草姿
5.こちらは4号ブラ鉢に鉢増ししたところ
6.こちらから二枚は今朝2016年10月5日に撮ったものだが、外は台風で
  大しけ状態。昨夜家に取り込んだもので、家の中で撮った為写りが悪いNO-1
  個体の株姿。直射バンバンで育てているので葉焼け気味(#^.^#)
7.最新の補虫嚢。どっちともつかず(・・?
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1.2016年4月3日、戴いたNO-2固体。こちらも葉数が少し増えてきた様で
  何とか活着してくれそう
2.2016年4月21日に撮ったNO-2固体。こちらの個体も最近になってやや
  大きめの葉身が展開してきた。何れも何とか活着してくれた様で一寸(´▽`)
   ホッ。4月以降日中のみプラッチックケースの蓋を外して外気に慣らしてい
  る。これからの生長が期待されるところ
3.2016年6月17日、徐々にではあるが大きくなってきた
4.こちらから三枚は2016年8月4日に撮ったもので、こちらは補虫嚢をア
  ップしたもの。やはりどっちともつかず(・・?
5.最新の葉身はやや大きめになった
6.4号ブラ鉢に鉢増ししたところ
7.こちらから二枚は今朝2016年10月5日に撮ったもので、こちらは株姿
  だが一寸見辛くて(o_ _)o))
8.最新の補虫嚢をアップ。まだまだ特徴は出ていないが、果たしてどんな風に
  生長してくれるのかとても楽しみ~
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おまけ画像
昨夜台風被害回避の為家に取り込んだネペン達。左から二枚目は今年の3月にぷりんさんより戴いたスナックパイン。デカくなって温室に入れることができないよ~(´;ω;`)ウッ…
このネペン達もどないしよう。(⌒▽⌒)アハハ! まずは明日早朝に戸外へ出す予定だが、来秋から夜温が低下してくる予報なので、今週末には温室のスペースを確保しなければ。
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