本日は、N.×hookeriana Lindl.'vittata NO-2'です。

①自然交配 :N.rafflesiana×ampullaria
       自生地:マレー半島、ボルネオ島、スマトラ島、シンガポール等の
       インドネシア諸島、1881年記載種
②入手時期 :2011年6月
③入手元  :うつぼかずらの郷殿
④成長度合 :普通
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木  :我が家での実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax12cm程
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績無し

N.×hookerianaにも色々なバリエーションがありますが、本日のこの種は極一般的で古くから栽培されているオールドタイプでしょうか。グリーン地に赤い斑模様が入ります。本種は入手して4ケ月程経過した位から急に元気が無くなり、枯死寸前になった事がありました。水質改善でやっと元気になったものの、他の種と比べると一寸愚図り気味でしょうか。しかも冬の低温時期は中々着袋しませんが、気温の上昇と共に着袋の兆しが見えてきます。本種も最低18℃、出来れば20℃欲しいですね。
本種の特徴って言うわけではありませんが、一寸癖なのでしょうか。環境の悪い時期、着袋シーズン最初の嚢等に良く表れるのですが、蓋が殆ど生長せず小さいままの状態で完成する感じになります。落ち着いた環境になると普通の大きさに戻る様です。唯、今年は既に蓋がおかしいですね~。下段写真左から、

1.入手して約3ヶ月後の2011年9月7日、やっと着袋し始めた。未開の嚢
  だが形が面白い
2.こちらは2012年9月18日の未開の嚢。1と比べるとこちらの方が丸っ
  こくて色合いが薄い感じ
3.2012年9月22日、2の嚢が開いたもの
4.こちらは一週間後の2012年9月29日、3の嚢でリップの色合いが赤身
  がかってきた
5.2012年10月17日に撮ったもので、未開の嚢。未開の嚢一つとっても
  形や色合いに微妙な変化が有って面白いと思う
6.こちらは2012年11月5日、嚢の正面から撮ったもの
7.こちらも11月5日、2と同じ嚢を側面よりから撮ったもので、明らかに嚢
  が縦長になってきていると思う。ミドル当たりと思うが、それにしては蔓が
  正面に付いている
8.2012年12月17日、夜温が随分低下してきたので嚢付きも悪くなって
  くる。これがこのシーズン最後の嚢となった。春暖かくなるまで暫くお預け
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1.入手した当初の2011年6月25日に撮った草姿全体。立派な苗を分譲し
  ていただいた
2.2012年9月18日、入手して1年以上経過するが、この時点では成長は
  やや遅めといった感じ
3.2013年4月30日、やっと株元当たりから腋芽が発生してきた
4.2013年8月24日に撮った補虫嚢。これは結構明るい感じ
5.203年9月12日に撮ったものだが、あまり変わり映えはしない
6.2014年10月29日に撮ったもので、脇芽が成長してきた枝に出来た補
  虫嚢。既に1年以上写真を撮っていなかった。親芽は未だ80cm程度だが
  カメラに収まらなかった
イメージ 2

1.2015年5月29日、今シーズンになって漸く着袋し始めた。蓋の生長が
  未熟な状態
2.2015年5月29日、次の嚢が生長中の様子
3.2015年6月10日、左の嚢が開き完成した様子。一寸暗くて見え辛いの
  はご容赦の程
4.こちらから2枚は2015年6月22日に撮ったもので、こちらは左の嚢の
  その後。リップが色付き茶色っぽくなってきた
5.こちらは最新の補虫嚢で、掌に取ってみた。大きさは概ねこんな感じ。こん
  なレベルなのか、我が家の環境が悪いのか、きっと後者だと思うが・・・・
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1.2015年8月15日、腋芽にできたロアーで、気温の高い時期に出来る嚢
  にはしっかりとした大きな蓋ができる
2.2015年11月7日、気温が低下してくると、まともな蓋が出来ずに小さ
  いおちょぼな感じになってくる
3.2016年1月5日、多分昔からの系統だと思うが、これと言って独特な個
  性のある個体ではない
4.2016月1月21日に撮ったもの。今年は今まで暖冬だったせいかボチボ
  チ着袋してくれた。唯、最近急に本来の冬になってきた様でずっと1ケタ台
  の気温が続いており、高温を好む本種等にとっては一寸きつい
5.2016年5月18日、色合い柄共にボチボチの様だ
6.こちらから二枚は今朝2016年9月28日に撮ったもので、こちらは最新
  の補虫嚢。未だ気温は高いが既に蓋が無いに等しい位小さい
7.こちらは最新の生長途中の補虫嚢。これも殆どと言って良い程蓋は確認でき
  ない
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