本日は、N.burbidgeae×edwardsianaです。

①人工交配種:N.burbidgeae×edwardsiana
②入手時期 :2015年3月
③入手元  :リベラルファーム殿(ぷりんさん)
④成長度合 :遅い
⑤栽培難度 :普通?
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家では未だ8cm程度
⑧雌雄   :?、我が家では開花実績無し

種子親のN.burbidgeaeは標高1200m~2000m辺りの高地に自生する種ですが、夏場の暑さには比較的平気な様で、低地性種と同様の管理でも大丈夫です。唯、やはり夏場は涼しい環境にした方が成績は良い様です。本種はロゼット状の期間は短く、登攀性で10m~15m程度まで木々を駆け上り、木々の樹冠に達し思う存分日光浴をし、着袋、開花しています。本種のロアーは特徴的な色合いですが、アッパーは殆ど色彩がなくなり、一般的にいう二形性を示します。
一方花粉親のN.edwardsianaもN.burbidgeaeと同様、ボルネオ島のキナバル山とタンブユコン山に固有の種で、襟の構造が特異で円盤を連ねた感じになります。何となくN.villosaの襟の構造と似ていますね。近縁種なのでしょう。色合いも結構派手で、嚢の形状も独特でマニア垂涎の種ですが、中々手に入るものではなく、且つ栽培も難しい様です。
この両種の掛け合わせですが、果たしてどんな風に育ってくれるのでしょうか。本種は自然交配種ではとも言われていますが、どうなのでしょうか。又、実生系なのかcloneなのかも一寸不詳です。(o_ _)o))
両親からすると果たして夏場無事に越してくれるかが心配でしたが、hybridなので何とかなるのではないかとの安易な気持ちで入手してしまいました。昨夏は50%程度の遮光で涼しく管理してみました。結果的には杞憂だった様で、逆に冬場よりも春~秋にかけての高温期の方が調子良かった様に思います。
この冬場に一寸調子を落としていましたが、気温の上昇と共にボチボチ着袋し始めてきており、成長期を迎えてくれた様です。今夏も昨夏同様の管理をして経過観察して行きたいと思います。下段写真左から、

1.入手した当日の2015年3月27日に撮った株姿。少し頼りない感じがす
  るが、無事に生長してくれるかは腕にかかっている?
2.こちらは2015年6月23日に撮った株姿。生長は非常に遅く、葉身の展
  開は1枚/1.5ヶ月程度
3.2015年8月12日、どうも夏場の方が調子よさそう
4.2015年11月9日、一回り大きな葉身が展開してきている
5.2016年1月20日に撮った株姿
6.こちらは今朝2016年5月16日に撮った株姿。冬場随分調子を落として
  しまった。これから調子を取り戻してくれることを期待したいもの
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1.入手した当日の2015年3月27日に撮ったもので、幼い補虫嚢
2.2015年3月30日、未だ小さい為か襟の構造は円盤状ではない
3.こちらから2枚は2015年6月24日に撮ったものだが、一寸ボケ気味は
  ご容赦の程。こちらは最新の補虫嚢
4.こちらはひとつ前に出来た補虫嚢。まだまだオチビなので本来の姿ではない
  が、果たしてどんな生長をしてくれるか楽しみ
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1.2015年8月12日に撮った補虫嚢で、暑さの影響か一寸小さくなった様
  だ。但し、この夏場の方が草勢は強く元気だ
2.2016年4月30日、やや大きめの補虫嚢がついたが、未だショボイ
3.こちらから二枚は今朝2016年5月16日に撮ったもので、こちらは左写
  真の嚢のその後で、リップの色合いが濃くなってきた。形も徐々に良い感じ
  になってくれれば良いが・・・・
4.こちらは次の嚢が生長してきている様子
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