本日は、N.maxima×vogeliiです。

①人工交配 :N.maxima×vogelii
②入手時期 :2014年2月
③入手元  :jips殿
④成長度合 :遅い
⑤栽培難度 :簡単、低温に強い
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax12cm程度
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績無し

本種は一昨年jips殿のお年玉プレゼントに当選したものです。(ΦωΦ)フフフ… 種子親のN.maximaは、ボルネオ、スラウェシ、ニューギニア、マルク諸島等に自生し、殆どのフォームで襟の部分が非常に良く発達しとても美しい色合いになります。1824年に正式記載された種で、発見当時は最大の補虫嚢を付ける品種であった事から、maxima(最大の)と冠されたものです。昔から今日に至るまで、交配親として種々素晴らしい品種が作出されてきました。
一方、花粉親は2002年に記載されたもので、ボルネオ島のサラワクに固有で、1000~1500m当たりの低山帯に自生しています。比較的耐暑性があり、夏場涼しい環境で育てれば冷房無しでも大丈夫です。
この特長的な両親をもつ本種ですが、どの様に育ってくれるでしょうか。入手して2年2ヶ月経過しました。成長は遅めですが、何とか問題なく育ってくれています。昨夏の猛暑で枯死する種が出てきたものの、本種は遮光強めで問題なく夏越しできました。一昨年夏及び昨夏の生育状況からみて、やや高温を苦手にするようですが、低地性種の環境でもある程度の遮光下で特に問題なく育ってくれる様です。下段写真左から、

1.入手当日の2014年2月7日に撮ったもので、根洗い状態の苗。比較的大
  きなしっかりとした根の様に見える
2.こちらは当日素焼鉢にミズゴケで植えつけたところ。根部がしっかりしてい
  るようなので、こちらの種もミズゴケを選択した。どんな嚢を付けてくれる
  か楽しみ。N.vogeliiに似て色グロで煙管の様な雰囲気になってくれるかも?
3.2014年4月5日、新しい葉身が2枚程展開してきたので、何とか活着し
  てくれている様に思う。そろそろ遮光を低くしてお陽さんに当てても良い頃
  かも
4.2014年6月7日に撮ったもの。少し光を強くしたのでガッチリとしてき
  た感じ。やっと補虫嚢も付き始めてきた
5.2014年8月14日に撮ったもの。何んとか夏を乗り切って欲しいもの
6.2014年12月20日に撮った草姿。大きさは殆ど変わらないが、何んと
  か無事に夏越ししてくれた。やや高温期は調子が落ちるが、涼しく管理すれ
  ば問題なさそうな感じ
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1.2014年6月7日に撮ったもので、我が家で初めて付いた補虫嚢
2.これも同日の6月7日に撮ったもので、二番目にできた補虫嚢。班もはっき
  りとしてきた様で、ややN.vogelii似だろうか?リップには僅かにストライ
  プが認められる
3.2014年8月14日に撮ったものだが、まだまだ小さい
4.2014年12月20日に撮ったもので、2ヶ月以上経過した嚢
5.こちらも同12月20日に撮ったもので、1ヶ月以上前に出来た嚢
6.これも同12月20日に撮ったもので最新の補虫嚢。徐々に細長くなってき
  た?感じで、花粉親に似た雰囲気がする
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1.2015年10月8日に撮ったもので全体の株姿。一寸ひょろっとした感が
  あるが、今夏猛暑だった事から遮光を強めにしていたため。これからはしっ
  かりと光線に当てがっちりとさせたい
2.2015年12月8日に撮った株姿
3.こちらは今朝2016年4月29日に撮ったもので、大きさは変わり映えし
  ない。1.5枚/2ヶ月程度の割合で葉身が展開してくる。めっちゃ遅っ・・・・
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1.こちらから二枚は2015年10月8日に撮ったもので、こちらはひとつ前
  に出来た嚢だが、なんかめっちゃしょぼいわ~
2.こちらは最新の補虫嚢で、比較的綺麗なものになった。煙管の様に細長い感
  じはN.vogeliiに良く似る
3.こちらから二枚は2015年12月8日に撮ったもので、こちらは一つ前に
  出来た補虫嚢
4.こちらは出来て間もない補虫嚢
5.こちらから三枚は今朝2016年4月29日に撮ったもの。こちらは二つ前
  にできたもので、左写真の嚢のその後
6.こちらは一つ前に出来た補虫嚢
7.最新の補虫嚢。一寸ボケ気味はご容赦m(_ _"m) 斑模様がとても良く目立つ
  感じで、やはりN.vogeliiに良く似る
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