本日は、N.ventricosa(B)squat×truncataです。

①人工交配 :N.ventricosa(B)squat×truncata
②入手時期 :2013年9月
③入手元  :ぷりんさん
④成長度合 :やや遅い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :我が家での実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax30cm程
⑧雌雄   :♂、10月~11月頃

低温、乾燥にとても強く耐暑性もある強健な種子親と、草姿、補虫嚢共に大きくなりリップが臙脂色に色付くダイナミックな品種との掛け合わせです。従って、暑さ、寒さにも耐えうると判断、通常の管理で十分栽培可能ではないかと思い入手しました。N.truncata系の交配種は大きくなる物が多く、本種も兎に角大きくなるようですので、どれだけ大きくすることができるのか腕の見せ所でしょうか。って殆ど腕はありませんが(⌒∇⌒)
入手して2年7ケ月程度経過しました。最初の頃成長は緩慢でとてもゆっくりとしていましたが、昨年の秋口辺りから結構大きな葉身が展開し始め徒長が始まりました。その後雄花が開花しました。一般的な花穂茎は円柱形なのですが、やはり大型の為か帯状花穂となり、更には花穂が三分裂していました。花数は多く花粉量もすごい状態で臭いもめっちゃひどかったです。(・∀・)
いよいよ本来の成長をしていく様ですね~。大きくなってくれれば見応え十分で嬉しいのですが、あまり大きくなりすぎると温室に入らなくなり一寸問題です。さて、それ位大きくなったらどうしましょう。って(;^_^A アセアセ・・・温室増設あるのみ(・・?下段写真左から、

1.入手した当日の2013年9月18日に撮った草姿全体。引き締まった感じ
  の良い苗
2.2013年12月5日、これから気温が低下していくので、成長度合いは更
  に遅くなりそう。最近展開した葉身はやや大きくなってきた
3.2014年3月6日、半年弱経過したが、大きさはさほど変化が無い
4.2014年5月18日に撮った草姿。更に大きな葉身が展開してきた。いよ
  いよ本種の爆発的大きさに向かって生長開始?葉に白っぽいゴミみたいなの
  が所々有るが、どうも斑の様で、全体的にもう少し入り、固定してくれれば
  と思っているが、どんなふうになっていくのか楽しみ
5.2015年2月8日に撮った株姿。葉身が展開する度に大きくなってきてい
  る様な気がする。斑は有る様な無い様な!(^O^)
イメージ 1

1.入手した当日の2013年9月18日に撮った補虫嚢のアップ。ややベント
  リ似の様な雰囲気がする
2.2013年12月5日に撮ったもので、入手時に既に膨らみかけていた蕾が
  開いたもので、開いて2週間程度経過したもの
3.2014年1月23日、寒い時期なので嚢は大きくはないが、確実に着袋し
  てくれている。これもペントリの血か
4.2014年5月18日に撮ったもの。もう少しベントリの襟が再現できる筈
  だが、この嚢はまだまだ
5.こちらも同5月18日に撮ったもので、最新の未開の補虫嚢。結構大きくな
  ってきたので、襟も角ばってくれるだろうか
6.2014年7月2日、いよいよ角ばった襟が出来始めた様子。リップも赤く
  なりそうな感じ
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1.2014年11月9日に撮った補虫嚢
2.2014年11月22日に撮ったもので、出来て間もないもの。後方に見え
  る二つの補虫嚢も本種のもの
3.こちらも同11月22日に撮ったもので、掌に乗せてみた。これでおおよそ
  15cm程度
4.こちらから3枚は2015年2月8日に撮ったもの。これは二つ前の嚢でや
  や小ぶりだが、リップが良く色付いた
5.こちらは1つ前に出来た嚢。大分リップの角張が大きくなり見応えが出てき
  た。そう言えば、本種を見ていると26年前に作出された品種を思いだす。
  多分種子親はsquatではなく異株ではあろうが、1990年に山本氏が作出
  されたN.otokuni、N.otokuni red nansouで、同一交配だったと記憶してい
  る
6.こちらは最新の嚢で、やっと20cm程度まで大きくなってきた。これから
  更に大きくなってくれるのか楽しみ
イメージ 3

1.2015年3月22日、節間がやや長くなってきつつある雰囲気。ボチボチ
  徒長が始まるのだろうか
2.2015年4月20日、出来たばかりの嚢、大きさは28cm程度
3.同4月20日に撮った口部をアップしたもの。内班が美しい
4.2015年5月25日、他の蔓に邪魔されてリップが一寸歪
5.2015年7月29日、これでやっと30cm程度といったところだろうか
  多分本種はもっと大きくなってくれるのではと期待しているところ
6.こちらから三枚は2015年9月22日に撮ったもの。こちらは茎の様子で
  既に徒長を開始しグングン伸びている
7.葉身はそれほど大きくないが、白っぽい斑が殆どの葉に僅かに認められる
8.こちらは最新の補虫嚢で、左後方に見えるのはN.truncata red×lowii
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1.2015年11月11日、いよいよ雄花が開花した。それにしても花数がめ
  っちゃ多いし臭いも強烈(ФωФ)フフフ・・・
2.左写真の花穂上部を撮ったもので、花穂が二股に分かれている様に見えるが
  実は奥側にも後一つ分かれて三又になっている。しかも花穂が帯状になって
  めっちゃぶっとい状態(^▽^)/
3.2016年3月25日に撮ったもので、最新の出来たて補虫嚢
4.2016年4月14日、右の嚢は間も無く完成しそうな感じ。左は次の嚢が
  膨らんでできている様子
5.こちらから四枚は今朝2016年4月28日に撮ったもので、左写真嚢が生
  長した様子
6.こちらは一つ前に出来た補虫嚢で、徐々にリップが色付いてきた
7.こちらは次の次の嚢で、既に膨らんできているぞ~
8.頂芽付近の様子。既にステムは80cmを超えてきた。一寸判り辛いが、ス
  テム左奥に見える小さな嚢は、次の次の次のものが膨らみ始めているところ
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