本日は、N.gracilis Greenです。

①自生地  :マレー半島、ボルネオ島、スマトラ島、スラウェシ島など主に東南
       アジアの至る所に自生
②入手時期 :2013年3月
③入手元  :ピイちゃんさん
④成長度合 :遅い
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木  :ミズゴケ挿しで容易
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax6cm程
⑧雌雄   :? 開花実績無し

2013年の3月にピイちゃんさんから挿し穂(頂芽と節間枝)を戴き、早速ミズゴケで挿し木をしましたが、2本共に発根しました。遅々ではあるものの順調に生育していましたが、低温には随分と弱い様で、毎年冬場は殆どといって良い程成長しませんでした。昨年こそ徒長してくれることを期待していましたが、あにはからんや、全然成長してくれませんでした。(:_;)
本種はN.gracilisの中でも特に高温と通気を要求する様です。ビニールポットに挿し木をしてそのままの状態ですので、近々素焼き鉢に鉢増ししようと思っています。と思いつつ2年半近くそのままで経過してしまいました。
昨年の9月6日、朝から悪天候でしたので思い立ったが吉日、温室内で早速植替えることにしました。根鉢を取ってみるとミズゴケがスカスカ、殆ど無い状態で鉢底に根がトグロを巻いていました。写真に収めようとデジカメを準備したのは良いのですが、失念し植替えてしまってから気付くという愚かさ。d(^^*)
本種は、最低18℃~20℃程度ないと冬場の成長、着袋は望めない様ですので、昨シーズンの生長は多分無理かと思いましたがやはりそうでした。アッハッハ。しっかりと?植替えしましたのに、その後も遅々として生長してくれませんでした。(´;ω;`)ウゥゥ  最近漸く暖かくなってきたこともあり、やっと少しだけ成長速度が速まったでしょうか。これからの生長に期待したいものです。下段写真左から、

1.挿し穂をいただいた当日の2013年3月20日に撮ったもの。早速、頂芽
  枝及び節間枝共にミズゴケに挿した
2.2013年6月13日、新芽が成長してきたので、既に発根していると思う
3.2013年9月1日、気温の高い時期なので、順調に生育し嚢もボチボチ付
  けてきた
4.2013年10月14日、徐々に気温が低下してきているので、下葉が落ち
  生育も緩慢になりつつある。本種は気温にとても敏感な種の様に思う
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1.2014年3月21日に撮ったもの。冬の間は全くと言って良いほど成長し
  なかった。気温の低下による影響だったが、ここ最近は少しずつ気温も上昇
  してきて、成長、着袋が始まった、とは云うものの大きさは殆ど変化なし
2.2014年8月25日、本種は夏の高温時期が一番調子良さそう。但し、伸
  長はしないのだが・・・・
3.2014年10月19日に撮った草姿。気温の低下と共にみすぼらしくなっ
  てきた。植替えは未だ間に合いそうなので、早速取りかかる事としよう
イメージ 2

1.2013年7月19日、挿し木後初めて着袋した
2.2013年7月22日、次々と着袋。とてもみずみずしい
3.2013年10月14日に撮った補虫嚢。この頃迄が一番良い補虫嚢を付け
  ていた
4.2014年1月9日に撮ったもので、付いた嚢も小さく、これ以降殆ど成長
  していない
5.2014年8月25日に撮ったもので、草体は全く大きくならないが、ボチ
  ボチ着袋はしてくれる
6.2014年10月19日に撮ったもので、嚢自体は中々良い感じ。本種は透
  き通るようなグリーンがとても綺麗。翼の部分にアクセントとして赤色が少
  し載る
イメージ 3

1.こちらから四枚は2015年9月6日に撮ったもので、こちらは挿し木から
  2年半経過した株姿。殆どと言ってよいほど大きくなっていない。それもそ
  の筈で、挿し木した状態から一度も植替えしていない。(p>□<q*))根
  鉢を取ったところ、鉢底に根がトグロ状になっていた
2.早速二回りほど大きなブラ鉢に植替えた。こちらは植替え終了後の様子。根
  鉢の状態を撮ろうとデジカメスタンバイ状態だったにも関わらず失念。まあ
  これで少しはまともな生長をしてくれるだろうか
3.補虫嚢の様子を正面寄りから撮ったもの
4.こちらは斜め寄りのアングル。この透き通った様なグリーンが美しい。草姿
  と比較すると大ぶりな嚢を付けてくれる
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1.2016年3月2日、二株を上方寄りから撮ったもの。何となく元気そうな
  葉身が展開してきだした
2.こちらから五枚は今朝2016年4月25日に撮ったもので、こちらは二株
  の株姿全体。植替え後暫くの間は愚図り気味だったが、気温が上昇してきた
  せいか漸く生長し始めた感じ(´▽`) ホッ
3.こちらは左写真の左側の一寸小さ目の株の株元の様子をアップしたもの。め
  っちゃ判り辛いが、小さな腋芽が動き始めた感じ
4.やや大きめの個体にできた最新の補虫嚢
5.こちらもやや大きめの個体にできつつある補虫嚢
6.こちらは一寸小さ目の個体に出来た最新の補虫嚢。何れの個体も今年は何と
  かグングンと徒長して欲しいもの。腋芽も伸びて~、お願いっ!イメージ 5

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