本日は、Cephalotus folliculariswです。

本種は1科1属1種の食虫植物で、オーストラリア西南部にのみ自生しています。自生地は、海岸線沿いの切り立った崖で、海水の水分が十分当たる湿度の高い場所です。
栽培に当たっては湿度を十分保つ必要がありますので、我が家では入手後ずっと温室内に設置しているワーディアンケース内で育てていましたが、光線量がやや少ないのか発色が良くないようでしたので、ガラスケースから出して、もう少し陽のあたる場所で管理していました。それでも調子はイマイチで、補虫葉も小さくなり、更には尋常葉の数も1枚になってしまいました。戴いて2年1ヶ月程経過した今年の5月初旬にお迎えが来てしまいました。
折しも、ブログでお世話になっているめそさんから、子苗を分けていただけるとのありがたいお話をいただき、早速送っていただきました。それが今回紹介するNO2です。
未だめっちゃ小さな個体ですが、何とか大きく育て上げたいものです。NO1はずっと温室内で管理していましたが、このNO2は冬季ある程度の低温で管理し、しっかりとした株にしてみようと思い、その環境下で栽培しています。何とかこの冬場をのり切ってくれた様で、最近になって中心部の芽が動き始めましたので、生長モードにスイッチが入ったものと思われます。今後の生長に期待したいものです。
本種の花は見た事がありませんが、日本に自生するユキノシタに似ているので、フクロユキノシタの和名が付けられた様です。下段写真左から、

1.戴いた当日の2015年6月5日に撮ったもの。直径は3cm弱と超ちっち
  ゃいが、果たして私の腕で育て上げることができるだろうか
2.こちらは2015年9月28日に撮ったもので、3.5ケ月程度経過した状
  態。少しずつ成長しており、やっと直径6cm程度にまでなったが、補虫葉
  は未だ1cm弱といったところ、それにしても最近は補虫葉ばかりで尋常葉
  が全然展開してこない
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1.こちらから二枚は2015年9月28日に撮ったもので、補虫葉をアップし
  たもの。1cm弱とめっちゃ小さい。それに遮光して管理しているので全く
  赤味が無い
2.奥側の補虫葉は出来つつある最新のもの。グリーン一色はみずみずしい感じ
  だが、やはりしっかりとお陽さんに当てて発色良く育てたい。我が家の環境
  にも慣れてくれたようなので、遮光率を徐々に低くしていこうと思う
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1.2015年10月29日、補虫葉は少しくらい増えただろうか(・・?、それ
  にしてもアントシアニンフリーみたい
2.2015年11月25日、1ヶ月程度では殆ど変化なしってとこかな
3.2016年1月15日、温室内から外に出して管理することにした。日中は
  直射光下、夜間は3~4℃程度まで冷える廊下で管理。徐々に色付き始めた
4.2016年2月28日、直射に慣らすまでに古い補虫葉が枯れ、数が少なく
  なって一寸みすぼらしい(・・?
5.2016年3月15日、大きさはイマイチだが色合いはとってもす・て・き
6.こちらも同3月15日に撮ったもので別の補虫葉をアップ。それにしても未
  だ毎日降霜で冷え込むせいか、生長点から全然芽が出てこない
7.こちらは今朝2016年3月28日に撮った株姿。補虫葉に変化はない。唯
  尋常葉が一枚も展開していないって言うのも何か変(・・?。一寸見辛いがや
  っと中心部が動き始めたようで、これからの生長に期待したいもの
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