本日は、N.khasiana Hook.f.です。

①自生地  :インド北東部のアッサム地方、1873年記載種
②入手時期 :2011年6月
③入手元  :うつぼかずらの郷殿
④成長度合 :早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax18cm前後
⑧雌雄   :?、我が家では開花実績無し

本種は東南アジアから隔離したインドに分布するやや大型のネペンテスです。本種は高地に自生しますので、低温にはめっきり強い(7~8℃程度でも可)ですし、高温にも耐える強健種です。徒長をを始めると凄く成長が早くなり草姿も大柄です。本種はCITESⅠ類の絶滅危惧品種に指定されている貴重な種ですが、人気がイマイチの様ですね。
補虫嚢自体に魅力を欠くのでしょうか。以前は交配親にも良く使われた品種で、名品を数々作出してきました。長く維持管理すると共に、是非増殖し普及させていきたいものです。下段写真左から、

1.入手して3ケ月程度経過した2011年9月25日に撮った補虫嚢のアップ
  中々良い色合いだが、縞模様が薄い
2.2011年10月2日、二つとも腋芽に発生した嚢だが、色合いが無くほぼ
  グリーン一色に近い。本種は他種と比べると逆で、ロアーは色彩が乏しいが
  アッパーになる程色彩豊かになってくる
3.こちらは2012年6月29日に撮ったもの。全体的に色が薄いが、裏蓋と
  襟の部分が異様に赤い。夏場に出来る嚢は色がやや薄めかな
4.2012年8月23日に撮ったもの。色は薄いがやや縦縞模様が入った
5.こちらは2012年10月6日に撮ったもの。気温が低下してきたので、色
  合いも徐々に濃くなってきたと思う
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1.2012年11月7日、未開のアッパー。縦縞が目立つ。今から徐々に色付
  いてくると思う
2.2012年11月10日に撮った腋芽。最初の腋芽は既に80cm程度伸長
  し、その次に発生したもの。どうも二芽程出てきている感じ。何と蜘蛛が宿
  っているではないか。獲物を横取りするつもりなのかな?
3.2012年11月11日、1の嚢で蓋が開いたもの。思ったより色付きは薄
  かった
4.2012年11月25日に撮った別の嚢。これ位の色合いが何とも云えず美
  しいと個人的に思うのだが・・・・
5.こちらは2012年11月30日、別の嚢で、色合いは何かイマイチかな
イメージ 2

1.2013年2月26日、出来て間もない嚢。時間の経過と共にもう少し色付
  く。冬場に出来る嚢は大きくて美しくなる
2.2013年3月31日に撮ったアッパー。穂が矢で葉これ位の色合いかな。
  もう少し赤く色付いてくれたら良いのだが・・・・
3.2013年6月8日、腋芽が発生してきた様子
4.2013年6月14日、腋芽の三番目に出来た補虫嚢。ロアーは何時もこの
  様に色彩が乏しい
5.2013年6月27日、この時期にしては結構色付いている。奥に見える補
  虫嚢も本種のもの
6.2013年9月13日、ロアーからミドル辺りの嚢
7.2014年12月11日に撮ったもので、何んとN.ventricosaiに捕食され
  ているではないか!共食いやん。N.ventricosaiの口がでかいのはこのため
  か(・・?って、まさか。死して尚も食らうとは恐れ入ったスクープ映像 笑
8.こちらも同12月11日に撮ったものだが、色合いは未だイマイチ。これか
  ら徐々に良くなってくれるものと思う
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1.2015年1月1日に撮ったアッパー
2.2015年3月26日、縞模様はある程度出ているが色合いはパッとしない
3.2015年4月1日、嚢の周囲及び、裏蓋の蜜が凄い
4.2015年7月28日、出来て2ヶ月以上経過した嚢でボチボチ寿命か。本
  種の嚢は思ったより寿命が短い
5.2016年2月26日、蓋が開いて数日経過した嚢
6.こちらから二枚は今朝2016年2月29日に撮ったもので、こちらは左写
  真の嚢のその後
7.こちらは最新の生長途中の嚢
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