本日は、(N.ampullaria Red×viking)×vikingの播種~成長過程 -その3について
紹介します。

①交配親  :(N.ampullaria Red×viking)[♀]×viking[♂]
②種子入手日:2014年4月14日
③播種日  :2014年4月15日
④発芽確認日:2014年5月14日

本種は、リベラルファーム殿(ぷりんさん)のオリジナル交配で、この程種子をお分けいただき播種しましたが、少しずつですが大きくなってきました。と言っても未だ見られるレベルまで育ってはいませんが、笑 途中経過という事で・・・・。
種子親は両親にとても良く似て、とても美しい赤い嚢でリップも見事になる個体です。一方花粉親も良形の個体です。どんな子に育ってくれるのかとても楽しみですね。ほぼ赤味の強い子が多いのではと期待しているところです。
種子をお譲りいただいた翌日に鹿沼土小粒に播種しました。気温もある程度高くなってきたからか、比較的発芽は早かった様で1ケ月程度でした。その後半月ほどで大分発芽してきました。一昨年6月上旬には本葉が展開し始めましたので、一寸早いとは思いましたがセルトレイへ植替えしプラッチックケース内で育てています。その後順調に生育していましたが、本種も他のプラッチックケースと間違えて強めの陽に当ててしまい、半分以上ロストしてしまう失態を犯してしまいました。(:_;)
強光に打ち勝った苗が10株程ありますので、大きくなった個体を少しずつビニールポットへ上げました。又、昨年になって少し見られる位になってきた個体を縦長ブラ鉢に鉢増しを開始しています。最近は気温が低いせいか、あまり良い塩梅ではありませんが、今春以降の生長に期待したいと思います。
現在のところ最初に鉢増しした個体(NO-1)から個体差のある(NO-3)までの三個体を選別し残す予定です。今回、交配親の写真をぷりんさんのご了解をいただき掲載させていただきました。ありがとうございました。下段写真左から、

1.こちらが交配親の雌雄。種子親のN.ampullaria red × vikingは中々良い感じ
  の丸さと赤味の強い個体、花粉親のN.vikingも中々のもの
イメージ 1

1.戴いた種子。とても充実している様で、発芽も間違いなしと言ったところだ
  ろうか
2.こちらは2014年5月30日に撮った播種鉢内の様子。結構発芽は早い様
  で何時の間にか発芽してきている。未だ本葉は展開していないが、後半月も
  すれば出てきそう
3.2014年6月7日、ボチボチ本葉が展開してきたので、セルトレイへ植え
  付けを実施したところ
4.2014年9月6日、真中二列の10株が本種。気温が高いので生育はまあ
  まあ良さそう。この後誤って強めの陽に当ててしまった為、半分程逝かせて
  しまった 。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
5.2014年12月14日に撮ったもので、この10月18日に最初にビニー
  ルポットへ上げた個体。未だめっちゃ小さいが、既に嚢には色が載っている
  何か赤くなりそうな雰囲気。最新の葉身がやや大きくなってきたので、来春
  以降の成長に期待がもてそう
6.こちらも同12月14日に撮ったもので、11月1日に二株目のビニールポ
  ット上げした個体。これも最新の葉身が大きくなる雰囲気。他の個体も順次
  鉢上げしなければならないが、遅々として進まない。一日48時間は欲しい
  ところ
7.この個体も11月1日に三株目のビニールポット上げした個体。未だ小さい
  が最初の個体同様、ほんのりと赤が載っている感じ
イメージ 2

1.2015年5月5日、最初に縦長ブラ鉢に鉢増しした個体。ほんのりと色付
  いているので、これから期待が持てそう
2.2015年6月17日、鉢増しすると生長が加速される。大きな葉身が展開
  してきたところ。嚢付きも良いようで、少しずつ色合いも載ってくると共に
  ポッチャリとした感じになりつつある
3.こちらは2015年7月16日に撮った草姿、光が強いので一寸葉色が赤い
  が、まあ大丈夫だろう。既に脇芽が発生しグングン生長している。着袋は中
  々良い感じ
4.2015年6月17日、主茎に出来た補虫嚢で、ポッチャリとして色が載っ
  てきた。この嚢の奥側と右葉下に脇芽の補虫嚢が見える
5.2015年6月23日、左の写真のその後。少しずつ色が載ってきた
6.2015年6月23日、次にできた補虫嚢で、更に良い感じの色合いになっ
  てきた。唯、一寸蓋が奇形の様だが・・・・
7.2015年7月10日、最新の補虫嚢で、蓋が開いたばかりのもの
8.こちらは2015年7月16日に撮ったもので、左の写真の嚢のその後。う
  ぅ~ん、中々良い感じになってきた。これからリップはどんな感じになって
  いくだろうか。期待大!
イメージ 4

1.こちらの写真8枚は、最初に植替えした個体(NO-1)で、2015年8月24
  日に撮ったもの。少しずつだが大きくなり順調に着袋しているが、50%程
  度の遮光下で栽培しているため色合いが悪い
2.2015年9月26日、徐々に直射日光に慣らしたところ。多少赤くなった
  が葉焼けする程ではなさそう。直射を浴びて嚢の色合いは濃くなった
3.2015年11月22日、温室内に取り込んでからは、光線量がやや減った
  ので色合いが薄くなった
4.こちらは今朝2016年1月31日に撮った草姿。今日は10日振り位に良
  い天気で、気温も12℃程あり戸外で写真を撮った。本種は夜間15℃程度
  でもしっかり着袋してくれているので、低温にも比較的強そうな感じ
5.2015年9月5日に撮った補虫嚢。とってもクリアな赤色が美しい
6.こちらから三枚は今朝2016年1月31日に撮ったもので、こちらは最新
  の補虫嚢。色合いは一寸どす黒い(・・?
7.これは腋芽にできた一つ前の嚢で、比較的ストライプが目立つ
8.手前の嚢は腋芽に出来た最新のもので、一寸色合いは薄い。奥の嚢は主茎に
  出来た物だが、大きな獲物を捕まえ消化しきれずに嚢が傷んでしまっている
  ぞ~
イメージ 3

1.こちらから六枚の写真は今朝2016年1月31日に撮ったもので、こちら
  は(NO-2)の個体。一寸出来は悪いが既に腋芽が生長してきている
2.(NO-2)の個体にできた嚢で、(NO-1)の嚢と比べやや面長になる様である
3.こちらは(NO-3)の個体。(NO-1)と(NO-2)に比べ葉の質感が異なる。又、葉の
  色合いも濃いめである
4.この(NO-3)の個体も(NO-1)と(NO-2)同様に、既に腋芽が4芽発生してきた。
  N.ampullariaの様になるのだろうか
5.(NO-3)の個体に出来た一つ前の嚢。何となくそのまんまN.vikingって感じ
6.(NO-3)の個体に出来た最新の嚢。やはりN.vikingに似る。色合いは薄くあま
  り赤味を帯びない感じだが、これからの化け方を注視したい。このコロコロ
  は何となく良い感じだね~
イメージ 5

  ランキング参加中、ポチッと! 応援の程宜しくお願い致します。m(._.)m
↓↓↓
イメージ 4