本日は、N.ventricosa×densifloraです。

①人工交配 :N.ventricosa×densiflora
②入手時期 :2011年8月
③入手元  :山田食虫植物農園殿
④成長度合 :普通
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax15cm程
⑧雌雄   :♂、2月~5月

本種はやや暑がる傾向にありますが、成長が少し緩慢となり節間が詰まった生育をするものの、夏場は40℃近い温室の中で、又、周年ほぼ直射に近い環境下でも問題なく成長・着袋していますので、非常に強健種だと思います。唯、通年着袋させるのはちょっと難しいと感じます。暫く付かないと思っていたら何時の間にか3つ4つポコポコっと着袋する事が多い様です。
N.ventricosaに似にて、秋~初夏の時期が生育に良い様で、嚢付きも良いと思います。低地性種と同様の環境で全く問題ありませんが、夏場涼しい環境にしてあげる方が更に成績が良くなるかもしれません。
補虫嚢、草姿を含め花粉親のN.densifloraに非常に良く似ていると思います。特に、襟の内側のギザギザ部分や、襟が蓋の基部にかけてせり上がる感が良く似ています。又、アッパーはストライプが特に目立ち特徴的な嚢になる様です。
最近は株の老化が進んでいるのか、イマイチの状態になってきましたので、今春には挿し木を実施し、株の更新を図ろうと思います。下段写真左から、

1.入手して1ケ月程度経過した2011年9月6日に撮ったもので、我が家に
  来て初めて着袋したもの。非常に明るく綺麗な色合いだと思う
2.2011年12月16日に撮った未だロアー辺り、色合いがとても濃くなっ
  た感じ。斑模様と、リップが何とも言えない良い感じ
3.2013年7月17日、最初の腋芽にできたロアー、とっても濃い色合いが
  何んとも云えない
4.2013年8月25日、この嚢は特にリップが広い
5.2013年12月9日、最初の腋芽がある程度成長した枝にできた嚢、中々
  良い感じ
6.こちらは2014年7月28日に撮ったもので、二番目の腋芽が発生しその
  最初にできた超ロアー。とても色合いが濃い
7.こちらも同7月28日に撮ったもので、二番目の腋芽の二番目にできつつあ
  るロアー
イメージ 1

1.2012年6月20日、親芽にできたミドル寄りの嚢で、やや色合いが薄く
  なってきた感じ
2.2012年10月20日、親芽にできたアッパー。左の嚢は未だ若干色合い
  が残るが、右の嚢は殆ど色合いが無くなった感じ
3.2013年2月26日、待望の腋芽が発生して成長しつつある状況
4.2013年5月7日、親芽に咲いた花序(雄花)で二番花。一番花は2月に
  咲いた
5.2013年7月28日、親芽にできたアッパーで、左の嚢は完成して1ヶ月
  程度経過したもの、右の嚢は蓋が開いたばかりのもの
6.2014年7月27日に撮ったアッパー。全体的に色が無くなってくると、
  リップのストライプがとても良く目立つようになる
7.2014年7月28日に撮ったもので、二番目の腋芽が発生し生長してきた
  様子
イメージ 2

1.2014年7月27日に撮ったもので、腋芽の最初に出来たロアー
2.2014年7月31日、腋芽の二番目に出来たロアー。色合いがとても濃い
3.2014年8月26日、こちらは腋芽の三番目に出来たロアー
4.2015年1月8日、既に1m以上伸長した腋芽に出来たアッパー。一寸シ
  ョボくれた感じ
5.2015年3月8日に撮った腋芽にできたロアー
イメージ 3

1.こちらは2015年3月22日に撮ったもので、未だロアー寄りの嚢だが、
  既に蔓は背面に移動している
2.2015年7月25日、夏場に出来る嚢はショボいものが多い。これは蓋が
  奇形の様で痕跡しかない
3.2015年8月19日に撮ったアッパー
4.2015年12月28日に撮ったもので、次に発生してきた腋芽にできつつ
  あるロアー
5.こちらは昨日の2016年1月11日に撮ったもので、左写真の嚢のその後
  未だ出来たてでリップは完全に巻き込んでいないので、先端の鋸状のぎざぎ
  ざが良く判る
イメージ 4
 
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