本日は、N.thorelii×(truncata×campanulata)です。

①人工交配 :N.thorelii×(truncata×campanulata)
②入手時期 :2011年6月
③入手元  :山田食虫植物農園殿
④成長度合 :今の所やや遅い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax12cm程
⑧雌雄   :♀、開花時期は8月~9月頃が多いが不定期に開花することも

面白い交配種だと思い入手しましたが、何れの親にもこれと言って似た様子はない感じです。敢えて言うならば、葉身は照葉で結構革質なのでN.truncataに似てるかなってところでしょうか。ミドルからアッパーにかけては、開口部がやや広がるN.campanulataの特徴が若干発現している雰囲気でしょうか。
補虫嚢はオレンジ~赤っぽい独特な色合いで、襟の部分が緑色を帯びた感じになる様です。親株は80cm程度でやや成長は遅いですが、既に一昨年~昨年と開花、今年もボチボチ開花が始まりましたが、本種は極めて稔性が低いようです。
N.truncataの遺伝が強いのか成長はやや遅いですが、耐暑性は結構あり又、夜間最低温度が15℃程度でも良く着袋してくれますので、強健で育て易い品種だと思います。下段写真左から

1.入手当日の2011年6月29日の株姿。既に美しい補虫嚢が4つも付いて
  いる
2.2011年10月15日に撮った補虫嚢の様子
3.こちらは2012年6月27日に撮った補虫嚢。ポッテリ型からやや漏斗型
  に変わってきた感じがする
4.2012年10月2日に撮った花序で女の子。既に開花して2週間以上経過
  たもの
5.10月2日に撮った腋芽の様子。親芽は30cm程度だが既に腋芽が3芽発
  生し、順調に成長しロアーがポコポコ付いている
イメージ 2

1.2012年11月7日に撮った腋芽に発生した開いたばかりの補虫嚢。艶が
  あって良い
2.こちらは1の5日後2012年11月12日に撮ったもの。中々良い色合い
  になってきた。嚢の色と襟の色合いのコントラストが何とも言えない
3.2013年1月3日、冬場でも美しい嚢をボチボチ付けてくれるので、ある
  程度耐寒性があるのだろう
4.2013年6月9日に撮った、腋芽にできた補虫嚢。未だロアーなので色合
  が濃くて見応えがある
5.これも同6月9日に撮ったもので、親芽にできた補虫嚢。既にミドル辺りだ
  ろうか。色合が薄くなり蔓が側面から背面辺りに移動しつつあるイメージ 1

1.2013年6月17日、腋芽にできたロアーで、結構ポッチャリ型
2.こちらは2013年11月16日に撮ったもので、同じく腋芽にできたロア
  ーだが、比較的ソッポ型
3.2014年6月9日、やっとミドル辺りの嚢ができ始めた。入手して3年以
  上経過するが、中々伸長しない。親芽は未だ60cm程度
4.2014年8月26日に撮った、3番目の腋芽にできたロアーで、ポッチャ
  リとしており、やや襟が角ばっている
5.腋芽に上がってきた花序(雌花)。本種は成長は遅いものの、開花し易い
イメージ 3

1.2014年8月26日、左奥はロアーで、右手前はミドル
2.2014年11月27日、未だロアー辺りの嚢
3.こちらも同11月27日に撮ったもので、これはロアーからややミドルへ移
  行する辺りのものだろうか
4.こちらから3枚は2015年5月20日に撮ったもので、これは何番目かは
  もう判らないが、最近生長してきた脇芽に出来たロアー
5.こちらは主茎に出来たアッパー寄りの嚢
6.こちらも主茎に出来つつある次の嚢
イメージ 4

1.2015年6月21日、既にミドルからアッパー寄りの嚢か、殆ど色は落ち
  てしまっている
2.2015年10月8日、腋芽にできたロアー
3.こちらから四枚は今朝2015年12月28日に撮ったもので、腋芽の最初
  のころに出来たロアー
4.こちらも腋芽に出来たロアーだが、めっちゃショボイ
5.ミドル辺りの嚢
6.花序が上がってきた。ガク片が徐々に開きつつある雌花で、柱頭が僅かに覗
  いている。本種の稔性は悪い
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