本日は、N.gracilis sport NO-1です。

①自生地  :マレー半島、ボルネオ島、スマトラ島、スラウェシ島等、
       1839年記載種
②入手時期 :2011年6月
③入手元  :うつぼの郷殿
④成長度合 :早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :水挿し発根良好
⑦嚢の大きさ:我が家でMax6cm前後
⑧雌雄   :♂、8~9月頃開花

本種は2011年6月に入手しましたが、入手後ほどなく急に愚図りだしました。大よそ1年近く愚図りっ放しで瀕死状態にまで陥りました。何が悪かったのか良く判りませんでしたが、第一は水質が悪かった様に思います。塩基類の多い水質だったので、浄化装置を付けたRO水を灌水に使用する様にしました。それと推測するに鉢内の水分量だった可能性もあります。
N.gracilis全般に云えることですが、本種は特に鉢内が過湿になると駄目になり易い様に感じます。しかも乾燥すると直ぐに干上がってしまいますので、水加減が難しい所です。又、他のN.gracilisと比べ、多少暑がるきらいがあります。我が家ではずっと直射ですが、多少遮光をした方が良いのでしょうか。
唯、NO-2はまったく問題なくグングン成長しています。個体差があるのでしょうか。とは言っても多分同一個体だと思いますが、NO-2には遠く及びません。
ここの所1年近く何の手入れもしていなかったせいか、根部の状態も非常に悪くなっている様で随分へたってしまいました。暖かい日を見つけて植替えリフレッシュを図りたいと思います。下段写真左から、

1.入手して約4ヶ月後の2011年10月31日に撮ったもの。入手から直ぐ
  に愚図り始め、この頃には既にコンドルの首から頭の様にハゲハゲで瀕死状
  態に陥った
2.2012年6月27日、既に親芽は枯死してしまったが、枯死寸前に腋芽が
  発生し、その腋芽が少しずつ大きくなってきているので、何とか助かるかも
  知れない
3.2012年11月7日、調子はイマイチの様だが、何とか成長してくれてい
  る様子
4.2013年6月6日、何とかここまで育ってくれた。これ位までなってくれ
  ると一安心。今後の成長を期待したいもの
5.2013年9月14日、大分補虫嚢も付きだし賑やかになってきた
6.こちらは2013年12月31日に撮った草姿全体。40cm程度まで伸長
  してきたが、腋芽は中々大きくならない様子。気温も低下してきたので、着
  袋もイマイチ。春からの成長に期待したいもの
7.こちらも同12月31日に撮った株元の様子。何と補虫嚢が顔を出してきた
  アンプのグランドとまではいかなくても、鉢の上に沢山の嚢をグランドの様
  に付けてくれる日も近いかな?
イメージ 1

1.2013年6月30日、ずっと愚図ってばかりだったが、やっと本種らしい
  嚢が付き始めた
2.2013年9月19日に撮った補虫嚢のアップ
3.2013年10月19日、正面からの補虫嚢
4.こちらは2013年12月31日に撮った未開の補虫嚢
5.これも同12月31日に撮ったもので、腋芽に付いた補虫嚢。腋芽は一向に
  大きくなってくれないがボチボチ嚢を付けてくれる
6.最初の腋芽にできた嚢。1ケ月程度経過しているもの
7.こちらは最新の補虫嚢をアップ。気温が低下してやや小ぶりとなったが、本
  種独特のズングリむっくりが何とも可愛い。又、嚢内部の斑点も良いかな。
  本種はN.reinwardtianaの様に襟の構造がめっちゃ簡単
イメージ 2

1.2014年6月23日、上の腋芽に加え、地際からも腋芽が発生してきた。
  もう少しすればグランドもどきが見られるかも
2.2014年7月7日、一枚目の写真の背面を撮ったもの、半ばうずもれた嚢
  がユニーク。現地ではアンプの様に沢山埋もれて蟻等の獲物を待っているの
  だろうか
3.2014年8月29日、地際の腋芽が徐々に成長してきているが、グランド
  もどきは殆ど無い
4.こちらは2014年9月18日に撮った草姿全体。大凡70cm程度の株
5.これも同9月18日撮ったもので、親芽の上部をアップしたもの。形、大き
  さ共に殆ど変りはない
6.こちらも同9月18日に撮ったもので株元の様子。少しだけだがグランドも
  どき風になってきたイメージ 3

1.こちらの六枚は今朝2015年12月5日に撮ったもので、こちらは株姿だ
  が1年以上ほったらかしにしていたせいか、めっちゃ汚いしへたってるぅ~
2.枯れ葉、枯れ嚢をカットした状態。めっちゃしょぼくてみすぼらしい状態だ
  天気の良い日に植替えしリフレッシュしなければなるまい
3.こちらは現在の主茎に出来た補虫嚢
4.こちらも現在の主茎に出来つつある補虫嚢
5.こちらは茎の途中から発生した腋芽にできた補虫嚢。一寸ボケ気味m(_ _"m)
6.こちらも茎の途中から発生した腋芽にできた一つ前の補虫嚢
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