本日は、N.rafflesiana(NO-3)です。

①自生地  :マレー半島、北ボルネオ島、スマトラ島、シンガポールなど、
       1835年記載種
②入手時期 :2011年12月
③入手元  :大谷園芸殿
④成長度合 :普通
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :水挿しで75%程
⑦嚢の大きさ:我が家でMax15cm前後
⑧雌雄   :♂、11月頃

そもそも和名の「うつぼかずら」とは、「ウツボ」すなわち、昔、弓矢をいれた壷状の容器を指し、補虫嚢が壷状をしていることに因むとされています。そして「カズラ」は蔓状の植物である事から、その様に命名されたようです。そして、日本に初めて導入されたこのN.rafflesianaこそが「うつぼかずら」と命名された種に他なりません。・・・・と前置きはこれ位にしましょう。ξ^▽〆オーホッホッホ
本種は、赤褐色地で薄緑色の斑点が少し入る個体として入手しました。生育は入手当初は概ねゆるりゆるりといった感じでしたが、ある日突然徒長が始まり見る見るうちに温室の天井に届いてしまいました。その後地際より数cm程上部から二芽腋芽が発生し生長を始めました。そこで温室の天井に届いていた頂芽をカットし、本種では初めての挿し木を実施しました。頂芽枝×1、節間枝×3の4本挿し木しましたが、1本は力尽きてしまいました。頂芽枝は何とか発根してきましたので、ビニールポットへ上げましたが、残りの2本は発根量がとても少ない状態ですので、未だ水挿しのままにしてあります。下段写真左から、

1.入手当日、2011年12月10日の草姿全体を撮ったもの。枯れかけた嚢
  が二つ付いていた
2.2012年6月24日、約半年経過した株で、気温の上昇と共に元気になっ
  てきた様に思う。ボチボチ着袋してきた
3.2012年8月3日に撮った草姿全体。成長はのんびり屋さんかな!
4.こちらは2013年4月10日に撮った株姿。やっと暖かくなってきたので
  元気を取り戻してきた。これから更に気温が上昇するので、ラフレにとって
  は最高の時期に入る
5.2015年6月27日、既に1年7ヶ月程写真を撮っていなかった様だ。笑
  頂芽は急に徒長を始め温室の天井に届いた。そしてやっと待望の腋芽が発生
  してきた様子。地際よりやや上部から二芽出てきている
6.2015年8月29日に撮った脇芽のその後
7.こちらは今朝2015年12月2日に撮った脇芽の様子で、二芽とも順調に
  生長しており、やっとロアーの着袋が始まった
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1.2012年2月26日、中々艶のある美しい嚢が付いた
2.2012年6月23日、嚢とリップの色合いがコントラストを強調している
3.こちらは2012年10月6日に撮ったもので、蓋が開き始めた嚢。斑模様
  が全体的に少ない
4.2013年2月19日、正面から撮ったもので、翼のエッヂ部分がほのかに
  赤く色付いているのが良い
5.これは4の嚢を側面から撮ったもの、2013年2月22日の様子
6.2013年4月10日に撮った最新の嚢。間もなく開きそう。暖かくなり嚢
  も大きくなる傾向にある
7.2013年4月24日、左の嚢が開いた様子。本種はネックがやや長くなる
  と共に、嚢も大分長めでエロンガタの雰囲気に似る感じ(・・?
8.2013年5月31日、次の嚢が生長している様子
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1.2013年6月26日に撮った補虫嚢
2.2013年8月17日、さらに縦長になってきている様に感じるが・・・・
3.2013年11月11日、主茎に咲いた雄花。我が家ではN.rafflesianaと
  しては初めての開花だったので、交配してみたが稔性はとても悪かった
4.こちらから三枚は2015年11月10日に撮ったもので、今春になって温
  室の天井に届いていた頂芽をカットし、本種では初めての挿し木を実施。頂
  芽枝×1、節間枝×3の4本挿し木したが、1本は力尽きてしまった。頂芽
  枝は何とか発根してきた
5.発根部をアップしたもの。低地性種の割には発根量が少ない感じ
6.ビニールポットに上げた状態。頂芽が温室の天井を這っていたため、枝が蛇
  の様にクネクネとしているヾ(´▽`*;)ゝ"
7.こちらは今朝2015年12月2日に撮ったもので、腋芽の最初に出来たロ
  アー。蓋の部分が奇形になっており、その存在が殆ど認められない。まあ、
  時々あることで、これ以降はまともな嚢が付いてくれるものと思う
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