本日は、N.surigaoensisです。

①自生地  :フィリピンのミンダナオ島、1915年記載種
②入手時期 :2011年6月
③入手元  :うつぼかずらの郷殿
④成長度合 :早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :水挿し発根容易
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax20cm前後
⑧雌雄   :? 我が家では開花実績無し

本種は、以前N.alataとN.merrilliana?の自然交配種ではないかと云われていた様ですが、現在は原種と同定されていまる様です。草姿は、N.philippinensisやN.merrilliataなどと同様細葉系で、葉身はasymmetricになる事が多い様です。補虫嚢は結構大きくなりますが、蔓は非常に細く、茎も細めであるにも関わらず、スルスルっと成長する感じで結構大きくなります。樹勢は強く成長も早い様です。唯、何時まで経っても開花してくれない様です。
本種は特に嚢の出来る時期、環境等によって微妙に色合いが異なります。夏の暑さにも平気ですので、強健種で育てやすい種類といえるでしょう。腋芽の発生も良く、地際のみならず、茎の途中からも発生してきます。下段写真左から、

1.入手して3ケ月程度経過した2011年11月10日に撮ったミドルのア
  ップ。中々良い色合いだと思う。個人的にこんな感じが好み
2.2011年11月29日、こちらもミドル当たりの嚢だが、色合いが無く
  ほぼグリーン一色に近い。本種の特長は、蓋の形状がボンネット状になる
  事と、裏側が異常に赤く染まる
3.こちらは2012年2月9日に撮ったもの。新芽の先端、嚢になる部分が
  この様に赤く色付く事が多い
4.2012年5月14日に撮ったもの。これも色は薄いがやや斑模様が入る
5.少しボケて見辛いが、2012年5月14日に脇芽の様子を撮ったもので
  脇芽も同様赤く染まることが多い
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1.2012年6月17日、色合いが良くない
2.2012年7月11日に撮った脇芽に出来たロアーだが、既に蔓が後ろ向
  きになっている。出来たての嚢なので艶々していて美しい
3.こちらは2012年9月5日のもの、赤身がやや強く出た嚢
4.2012年11月24日に撮ったもので、親株が1mほど伸びた枝に出来
  たアッパー。ロアーからアッパーまで殆ど形に違いは無い様だ
5.2013年1月3日に撮った、腋芽が成長してきたミドル当たりの嚢。上
  段の一番左の嚢と同様、時々この様に薄いワインレッドに色付く事がある
  が、本種の嚢の中では一番良い感じだと思う
イメージ 2
  
1.2013年7月14日、こちらのミドルは殆ど色・柄が抜け落ちグリーン
  一色
2.2013年10月15日、こちらもミドルだが、リップと蓋の裏側が真っ
  赤に染まって美しい
3.2014年6月9日、こちらはアッパー。ご多分に洩れずパッとしない感
  じ
4.2014年6月30日、茎の途中から発生した腋芽。本種は地際やこの様
  に茎の途中から腋芽が良く発生する
5.2014年8月20日に撮ったもので、茎の途中から発生した腋芽の最初
  にできた嚢だが、既に蔓は後ろ向き。本種のロアーは蔓が前に来たところ
  を見たことがない
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1.2015年9月21日、結構良い色合いの嚢
2.2014年9月26日、何番目の腋芽か分からないが、元気な芽が出てき
  た様子
3.2014年11月14日に撮ったミドル辺りの嚢
4.2014年11月27日、これは結構斑模様が目立つ
5.2015年2月12日に撮ったもの
6.2015年3月14日、ミドルからアッパー寄りの嚢で、色合いは薄いが
  時間の経過と共にやや色付く
7.こちらは2015年4月6日に撮ったもので、左の写真のその後。結構襟
  元と蓋の裏が真っ赤に染まった
8.同4月6日、左から二枚目の写真の腋芽が大分生長してきた様子
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1.2015年月21日、親株に出来たアッパー
2.2015年10月28日、挿し木苗に出来たロアーからミドル寄りの嚢
3.同10月28日に撮った親株のアッパー。裏蓋だけが赤く色付いている
4.2015年11月8日、挿し木苗に出来たロアーからミドル寄りの嚢だが
  大分色褪せてきた。ボチボチアッパーか
5.こちらから二枚は今朝2015年11月22日に撮ったもので、こちらは
  左写真のその後。大分色付いてきた
6.こちらは親株に出来たアッパーだが、めっちゃショボイ嚢
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