本日は、N.gracilis Braunです。

①自生地  :マレー半島、ボルネオ島、スマトラ島、スラウェシ島、
       1839年記載種
②入手時期 :2012年4月
③入手元  :うつぼの郷殿
④成長度合 :早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :水挿し発根容易
⑦嚢の大きさ:我が家でMax5cm前後
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績無し

本種は東南アジアの至る所に自生するごく普通の種で、小型の品種になります。N.gracilisは生息域が広いため、地域によってそれぞれのバラエティーがあります。
一般的には育てやすい種なのですが、やや癖のある種もある種です。順調に生育する時はほっといてもどんどん大きくなりますが、いったん愚図ると簡単に枯死してしまう場合があります。
本種は、N.gracilisの中でも小さい部類でしょうか。我が家では補虫嚢の大きさは5~6cm前後にしかならないようです。比較的濃い茶色をしています。暫らく育てていると株もとからシュートを数本だしブッシュ化することが多いようです。いたって強健で着袋率も高い種だと思います。下段写真左から、

1.入手して約6週間後の2012年5月25日に撮ったもの。入手時に既に小
  さな腋芽が発生していたが、徐々に大きくなってきた
2.2012年7月14日、腋芽にできた補虫嚢。中々良い具合になってきた
3.2012年9月4日に撮った腋芽の成長状況。ボチボチ成長して、本種の特
  徴であるチョコレートの様な茶色の補虫嚢が付いてきた
4.2012年10月20日、シュートにできた補虫嚢
5.2013年7月13日、こちらも新しく発生したシュートにできたもので、
  中々濃い色合いになった
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1.2013年8月11日に撮ったシュートの補虫嚢
2.こちらも同日の8月11日に撮った物で、親芽にできた補虫嚢。色合いは徐
  々に薄くなる
3.2013年10月9日に撮った挿し木苗に出来た補虫嚢
4.2014年9月19日に撮ったもまで、同じく挿し木苗に出来た嚢で、色合
  いは薄い
5.2014年10月1日に撮った、親株の腋芽が70cm程度伸長した枝に出
  来た嚢
イメージ 2

1.2013年7月9日に撮ったもの。2013年4月1日に水挿し実施。6月
  1日に発根を確認、それから1カ月少々で2cm前後まで根が伸長した。我
  が家ではこれくらいで鉢上げを実施している
2.こちらは同日の7月9日に撮ったもので、ビニールポットにミズゴケで鉢上
  げした状態(頂芽枝×1、節間枝×3)
3.2013年8月11日に撮った鉢上げした個体のその後の様子。頂芽挿しは
  既に補虫嚢が3つ程付いている。他の挿し穂も徐々に蔓の先端が膨らみ始め
  た。その後、節間挿しの3株は里子に出て、頂芽挿しのヒョロヒョロっとし
  た株だけ我が家に残し、有事の際のバックアップとした
4.2014年6月26日に撮った頂芽挿しの株元に発生した脇芽。スポート程
  ではないが、グランドもどきが発生する
5.2014年10月1日に撮ったものだが、このグランドもどきは成長が遅く
  数も少ない
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1.2014年10月30日、挿し木苗のグランドもどき
2.こちらから三枚は今朝2015年10月24日に撮ったもので、こちらはㇶ
  ョロヒョロとした挿し木苗のその後。地際から発生していた脇芽は力尽きて
  しまったが、その後各節から沢山脇芽が発生、着袋してきた
3.こちらは親株のその後で、又グランドもどきがボツボツ発生してきた。中々
  良い感じの色合い
4.こちらは親株で2m以上徒長した枝に出来たアッパー。来春にはカットして
  挿し木にしよう
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