本日は、N.Glossy Kotoです。

本種は1980年に河瀬晃四郎氏が作出された古都シリーズの一品種で、N.mirabilis×balmy koto(thorelii×maxima)の交配になります。一昨年の1月に挿し穂を分譲していただき、2年と8ケ月弱経過しましたが、中々大きくなってくれません。昨年3月頃から漸く大きめの葉が展開してきましたので、これからグンっと成長してくれると思っていましたが、中々スピードアップしてくれない様です。形態的には種子親のN.mirabilisに良く似ている様ですが・・・・。今夏になって漸く少しずつ徒長してきた様です。それにこの8月中旬以降地際から待望の脇芽が二芽程発生してきました。ある程度の大きさになったら親芽はカットして挿し木にしようと思います。
何れにせよ両親共に強健種ですので、期待に応えてくれるのではないかと思っていますが、ボチボチまいりましょうか。下段写真左から、

①人工交配 :N.mirabilis×Balmy koto、1980年、河瀬晃四郎氏作出
②入手時期 :2013年1月
③入手元  :ピイちゃんさん
④成長度合 :やや遅い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :ミズゴケ挿しで簡単に発根
⑦嚢の大きさ:我が家では今のところMax10cm
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績無し

1.入手した当日の2013年1月27日に撮った挿し穂の状態。腋芽が少し伸
  長し始めている状態なので、既に発根していると思われるが、葉の生理状態
  が良くないので油断は禁物
2.2013年4月6日、挿し穂の葉身は枯れてしまったが、何とか腋芽が少し
  成長し生きながらえてくれてるって感じ
3.2013年11月13日、ボチボチ着袋してくれている状況
4.2014年3月7日、挿し木をして1年2ケ月程度経過、順調に成長、着袋
  しているので、『思い立ったが吉日』で植替えることにした。株を根鉢から
  撮った状態。根張りはやや少なめだが、健康そうな感じ。このビニールポッ
  トより一回り程大きめの鉢に植替えしよう
5.2014年3月7日、素焼鉢にミズゴケで植付けた状態、これで今年は十分
  成長してくれるものと思う
6.2014年3月18日、植え替えてから未だ11日しか経っていないが、大
  きめの葉身が展開。活着は未だだが、何れ根付いてくれると思う
7.2014年8月13日に撮ったもので、割と大きめの葉身が展開してきてい
  るが、中々伸長してくれない
8.2015年3月2日に撮った草姿。ボチボチ大きくなっている様だが、他の
  古都シリーズと比べ成長は随分遅い
イメージ 1

1.2013年8月14日、挿し木後最初の補虫嚢が付いた。色白で本種の特徴
  は見られない
2.2013年8月29日、二番目の補虫嚢で、やや色合いが出てきた感じ
3.2013年11月26日、非常に濃い色合の嚢になった
4.2014年3月7日に撮ったもの
5.こちらは2014年3月18日に撮った最新の補虫嚢、これから気温も上昇
  してくるので、綺麗な嚢が期待できそう
6.2014年8月13日に撮った最新の補虫嚢。形態的に種子親に良く似てい
  るかな
7.これも同8月13日に撮った次に成長中の嚢、かすかに花粉親の縦縞の痕跡
  が認められる?イメージ 2

1.2014年8月13日に撮った別の補虫嚢
2.2014年9月28日、あまり変わり映えはしないかな
3.2014年10月24日、左の嚢は写真左のものと同一。右は新しい嚢
4.2014年11月12日、出来たての補虫嚢で色合いは薄いが、徐々に色付
  いていく
5.2015年3月2日に撮った補虫嚢で、既に大分時間が経過してヨレヨレ状
  態。気温が低いので中々着袋しないが、本種は時期的にはこれから成長して
  くれる筈?
イメージ 3

1.23015年6月14日、暖かくなってきて何となく良い感じの嚢が付きだ
  した
2.2015年9月2日に撮った補虫嚢
3.こちらから三枚は今朝2015年9月8日に撮ったもので、こちらは最新の
  補虫嚢。種子親のN.mirabilisに良く似る。N.Balmy kotoの面影は全くといっ
  ていい程無い感じ
4.こちらは草姿全体を採ったもの。今年になって漸くチマチマと徒長が始まっ
  た
5.この8月中旬になって地際から脇芽が二芽発生してきた。株に体力があれば
  いいが、現状の様子では多分一芽しか生長しないのではないだろうか
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