本日は、N.neoguineensis Macfarl.です。

①自生地  :ニューギニア島、ダントルカストー諸島、1911年記載種
②入手時期 :2012年4月
③入手元  :jips殿
④成長度合 :今の所遅い
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家でMax8cm前後
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績無し

本種は1000m以下の低山帯~平地にかけて自生する種で、基本的には低地性種として扱われています。栽培に当たっても高温多湿を維持すれば、成長も早く育て易い種の様ですが、どうも我が家では成長が芳しくありません。入手して3年5ケ月程経過しますが、殆ど大きくなってくれません。自生地では開けた崖の斜面なとで、直射ガンガンで育っている事が多いですので、我が家でも十分陽に当てて育てていましたが、中々思った様にはいかないものです。そこで50%程度の遮光下で栽培してみましたが、益々愚図ってしまいました。これから陽が徐々に弱くなってきますので、日照の良い場所に移そうと思います。
本種の最大の特長は特にアッパーにあり、房飾りのついた翼がそのまま蔓の途中まで繋がる形態を示すユニークな種で、N.mirabilisのWingdに似ている様な気がします。我が家の個体はその独特な特長が全然見られません。まあ、もう暫く様子を見る事にしましょうか。下段写真左から、

1.入手した当日の2012年4月6日に撮った株姿。少しか細い感じだが、蕾
  が一つ付いている
2.2012年5月26日、葉が1枚枯れたが、徐々に補虫嚢が膨れてきた
3.2012年10月6日、大きさは殆ど変化なし。補虫嚢も一つ枯れては一つ
  付く程度の緩慢さ
4.2013年6月16日に撮ったもの。やはり入手時と比べても殆ど大きさに
  変化無しで、成長が遅い
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1.2012年6月15日、我が家に来てはじめて出来た補虫嚢をアップ
2.2013年1月21日に撮ったもので、何の変哲もないただの嚢って感じ
3.2013年2月27日、開きかけたばかりの補虫嚢
4.2013年5月4日、補虫嚢の大きさ、形状、色合も全然変わらず
5.2013年6月16日に撮った補虫嚢のアップだが、本種の最大の特長であ
  る房飾りのついた翼が蔓に繋がる雰囲気が全くない。腋芽が発生し、成長す
  るまで待つしかなさそう
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1.2013年10月9日に撮ったもので、相変わらずパッとしない嚢
2.2013年11月26日、ややスレンダーな感じ
3.2014年7月30日、こちらの嚢は割と斑模様がはっきりとしている
4.2014年9月28日、相変わらず翼の房飾りは大きくならない
5.こちらは2014年10月24日に撮ったもの
6.同10月24日に撮った草姿全体。一寸ピンボケで見辛いのはご容赦の程。
  うぅ~ん、中々思った様には成長してくれない。暫らく見守るしかなさそう
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1.2015年1月19日、気温が低くても比較的良く着袋してくれる
2.2015年3月21日、左写真の嚢のその後。柔らかくて華奢な嚢だが比較
  的長持ちする
3.2015年5月6日、この3月にやっと脇芽が発生し、僅かながら大きくな
  り、着袋が始まった
4.こちらから五枚は今朝2015年9月1日に撮ったもので、こちらは脇芽の
  その後の様子。あまり良い生長とは言えない
5.こちらは株全体を撮ったもの。何時まで経っても愚図子ちゃんのまんま
6.主茎に出来た一つ前の嚢
7.こちらも主茎に出来た嚢で最新のもの。なんかバッとしない
8.これは生長途中の嚢で、左が主茎に出来つつあるもので、左の小さな方が脇
  芽に出来つつある嚢
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