本日は、N.Effulgent Koto×Kuchingensis redの交配‐その2について紹介します。
 
①交配番号:NO.49
②交配親:N.Effulgent Koto[♀]×Kuchingensis red[♂]
③交配日:2014年8月4日
④採取日:2014年10月18日
⑤播種日:2014年10月28日
⑥発芽確認日:2015年1月28日
 
種子親のN.Effulgent Kotoは、河瀬晃四郎氏が1974年から1983年にかけて作出された56種類程ある古都シリーズの内の一品種で、1978年に作出されたものです。非常に育てやすい強健種の両親から生まれた種ですので、当然のことながら超育てやすいです。低温・高温にとても強く、非常に根張りがよく、成長も速く、良く着袋してくれる品種で、初心者の方に超お勧めなのですが、少々芸が足りないところが不人気の一因でしょうか。
一方種子親は、N.ampullariaとN.mirabilisの自然交配種で、こちらも非常に根張りが良く成長も早い育てやすい品種です。このredは、N.Kuchingensisの中でも特に成長が早い様です。
この2種を交配してみました。コンセプトとしては、やはり両親の強健さを引き継いだ品種である事を目指しましたが、果たしてどんな子に育ってくれるでしょうか。下段写真左から、

1.種子親のN.Effulgent Kotoで、ロアーは翼や蓋の裏がやや赤みを帯びるが、
  ミドル~アッパーはほぼグリーン一色になる。芸が少なく人気はないが、高
  温、低温に強く非常に強健種で良く着袋してくれる品種
2.こちらが種子親のN.Kuchingensis red。本種はぷりんさんからお譲りいただ
  いたもので、とても強健で育てやすい品種。ロアー~ミドル辺りまでは良く
  着袋してくれる。アッパーはアンプに似て多少付きが悪くなる。これはロア
  ー辺りの嚢
3.蒴果と種子。種子は比較的沢山採れたがカスが多かった
4.こちらは2015年3月25日に撮った播種鉢内の発芽の様子。チマチマと
  発芽してきたが、これ以降殆ど発芽せず、30芽程度だった。本種は発芽に
  随分と時間を要した。両親からして強健な品種になってくれると思ったが、
  あにはからんや、生き残ってくれるかどうかを心配するありさま
イメージ 1

1.2015年8月18日に撮ったもので、暫く播種鉢のまま放置していたが、
  やっとセルトレイに植え付けた
2.こちらは今朝2015年8月28日に撮ったもの。植付けして10日程なの
  で何の変わりようもない。何とか数株でも残って欲しいもの
イメージ 2

ンキング参加中、ポチッと! 応援の程宜しくお願い致します。m(._.)m
↓↓↓
イメージ 4