本日は、N.mirabillis Redです。

①自生地:北は中国の広東省から、ボルネオ島、スマトラ島、スラウェシ島、
     マルク島、ニューギニア島、マレーシア半島、インドシナ半島、タイ、
     ミャンマー、カンボジア、フィリピン、ホンコン、ミクロネシア、
     マカオ、パラオ、そして南はオーストラリアのヨーク半島クイーンズ
     ランド州に至る殆ど全ての島々、1869年記載種
②入手時期:2012年4月
③入手元:うつぼの郷殿
④成長度合:早い
⑤栽培難度:簡単
⑥挿し木:我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家でMax15cm前後
⑧雌雄:?、我が家での開花実績無し

N.mirabillisは分布エリアがとても広く、且つ垂直分布も0m~1500m辺りに及ぶ事から、非常に多くのバラエティーが存在します。本日はN.mirabillisの中でもとても発色の良いレッドです。夜間最低気温が15℃前後あればしっかりと着袋してくれますし、成長も速く育てやすい種で、非常に強健だと思います。但し、水切れには要注意です。
唯、他のN.mirabillisは腋芽が良く発生しますが、本種はいつまで経っても発生してくれません。一体どないなっとんねん。(≧ヘ≦) といつも文句を言っていたら、今年の4月になって漸く脇芽が発生してきました。笑 もう少し早く発生していたら主茎をカットし挿し木をしたかったところですが、これから気温が低下してきますので、来春以降にお預けです。下段写真左から、

1.入手当日の2012年4月12日に撮ったもので、比較的大きな苗で、補虫
  嚢が1つ付いていたが、殆どグリーン
2.同じく4月12日に撮った補虫嚢のアップ。緑地に赤い斑点が少し入る感じ
  で、レッドのイメージは無い
3.2012年6月17日に撮った補虫嚢。徐々に色付いてきた。ロゼって感じ
  かな
4.2012年8月22日のもの、随分赤くなってきた。まさしくレッドって感
  じの色合いだが、濃いめの赤ってとこだろうか
5.これも8月22日に撮った草姿全体。4ケ月ちょっと経過した状態だが、大
  分しっかりとしてきた
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1.こちらも8月22日に撮った別の補虫嚢
2.2012年9月30日、色合いが濃くて中々良い感じ
3.これは2012年12月16日に撮ったもので、気温が低下してきているに
  も関わらず、今までで一番大きな嚢がついた。15cmはあった。色合いも
  非常に赤くて良い
4.2013年1月17日、茎が大分伸びてきたので、嚢の色合いも少し薄くな
  ってきた
5.2013年5月11日のもの。やはり色合いが薄くなってきている。蔓も横
  向きになってきた様子。アッパーになれば色が抜けてしまうかな
6.2013年9月28日、やや尻すぼみの感じになった嚢
7.2013年10月12日、左が本種の補虫嚢で、右下が’Green’の個体
8.2013年12月27日、本種の襟は変種のechinostomaにやや似た感じに
  なる
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1.2014年2月1日、冬場でも着袋するが、色合が薄く、小ぶりでショボイ
  補虫嚢になる
2.2014年7月20日に撮ったもの。未だミドル当たりだろうか
3.2014年10月6日、ややスレンダーな感じ
4.2014年11月27日、大分色合いが薄くなってきた
5.2015年1月17日に撮ったもので、ほぼアッパー辺りかな?
6.2015年2月19日に撮ったもので、左の写真のその後。殆ど変化は無い
7.こちらも同2月19日に撮ったもので最新の補虫嚢。随分色合いが薄くなっ
  てきたアッパー。右奥に写っている嚢も本種のもの
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1.2015年6月21日、待望の脇芽が発生し、それについた最初の補虫嚢、
  かわいい~
2.2015年6月29日、主茎に出来たアッパー。既に1.5m程伸長してい
  るが、何時まで経っても蔓がカールしないし、全然開花の兆候がみられない
3.2015年7月18日、脇芽の二番目に出来たロアー。葉の縁が鋸状を呈す
  のがN.mirabillisの特徴である
4.2015年8月19日、脇芽の三番目に出来たロアー
5.こちらから三枚は今朝2015年8月27日にとったもので、こちらは主茎
  にできたアッパーで色合いは薄くなるが、グリーンにはならずややロゼっぽ
  い感じで、これも中々乙なもの
6.脇芽の四番目に出来たロアーで、いよいよこれから本種の本来の色合いが出
  てくる。濃いワインレッドに色付くととてもピウティフル
7.次の嚢が生長中
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