本日は、N.Mixta×Dyerianaの交配-その5について紹介します。

①交配番号 :NO.01
②交配親  :N.Mixta(northiana×maxima)[♀]×
       Dyeriana(Mixta[northiana×maxima]×
       Dicksoniana[rafflesiana×veitchii])[♂]
③交配日  :2011年11月6日
④採取日  :2012年4月2日
⑤播種日  :2012年4月4日
⑥発芽確認日:2012年8月2日

N.Mixtaに自分の子を掛けてみましたが、1芽しか発芽しませんでした。我が家では10種以上の雌花にN.Dyerianaを掛けていますが、何れも失敗。唯一本種のみ成功したものですが、僅か1芽と寂しい限りです。我が家ではどうもN.Dyerianaは稔性が悪い様で、他の女の子からは嫌われっぱなしです。
1株だけですが、何んとか生き延びてくれているようですので、このまま順調に成長して欲しいと願うばかりです。唯、交配・発芽して丸3年経過しましたが、一向に大きくなる気配がありません。何とか命をつなぎとめてるって感じです。苦笑 もう少し大きくなってくれればある程度成長も早くなってくれるのではないかと思って、二回りほど大きなブラ鉢に植替えしましたが、何とも言えない感じです。
葉身は雰囲気的にN.Dyerianaに似て表面に産毛が沢山生えています。じっくりと今後の成長を見守っていくしかないでしょう。下段写真左から、

1.種子親のN.Mixta、ビクトリア朝時代に作出された古典的な品種で、N.north
  ianaとN.maximaの二種混合交配
2.花粉親のN.Dyeriana、以前はN.Sir William T.Thistelton Dyer Mast(通称
  T.T Dyer)と呼称されていたもので、N.MixtaとN.Dicksoniana(rafflesian
  a×veitchii)の四種混合交配。1903年にリリースされた非常に有名な古
  典品種で、名だたる名品中の名品
3.採取した蒴果はまともと思われたが、種子は充実していると思われるものが
  殆どなく、僅か5粒程度であった。怪しいものも含め播種
4.2012年8月27日に撮った実生。結局1芽しか発芽しなかった。一般的
  なネペンの双葉は披針形になることが多いが、本種の双葉は卵型よりもさら
  に丸みのあるもので、大きさも一般的な実生と比べ倍近くあった。将来期待
  できるかも?
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1.2012年10月9日、やっと本葉がそろった状態
2.2012年12月26日、一回り程大きな葉身が展開してきた。もうボチボ
  チ植替えの時期かと思う
3.2013年3月24日に撮ったもの。1月に連結ポットに植替えして2ヶ月
  程度経過。成長はゆっくりだが、それなりに大きくなってきている感じ
4.2013年8月20日、連日の猛暑で思った以上に乾燥が激しく、少し水切
  れを起こしたためか下葉が枯れてしまったが、何んとか回復基調
5.2013年9月19日に撮ったもので、9月4日にビニールポットへ鉢上げ
  したもの。何となく葉身の雰囲気がN.Dyerianaに似てきた感じがする
6.これも同9月19日に撮ったもので補虫嚢をアップ。未だめっちゃ小さいが
  これも雰囲気的にN.Dyeriana似の様に思えてならない
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1.2013年10月5日、植替えして1ケ月程経過したが、葉身が展開してき
  ているので、無事活着していると思う
2.2014年1月9日に撮った草姿。やや大きめの葉身が展開してきた。今春
  以降ググッと大きくなってくれる事を期待したい。それにしても雰囲気が花
  粉親のN.Dyerianaに良く似てきた様で、葉の表面には産毛が沢山生えている
3.2014年3月4日、調子はイマイチで中々元気になってくれない
4.2014年5月12日、暖かくなってきたにも関わらず愚図子のまま
5.2014年7月1日、いよいよ葉身が3枚になってしまった。唯、嚢は付い
  ているし次の嚢も生長しようとする兆しはあるみたい
6.2014年9月12日、相変わらず片足以上棺桶に突っ込んでいる状態
7.2015年6月10日、二回り程大きなブラ鉢に植替えしているが、更に状
  況は良くない
8.こちらは今朝2015年8月17日に撮ったもので、ほんの少しだけ大きく
  なった感じだが、未だ予断は許さない
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