本日は、N.Wittei Veitch.です。
①人工交配:N.maxima×veitchii、1897年Witte氏作出(従来はN.maximaと不
明種若しくはN.Stenophyllaの交配種とされていたが、近年ではN.veit
chiiではないかとの見解。事実不詳?でもN.Stenophyllaの様な感じ)
②入手時期:1993年頃
③入手元:一正園殿
④成長度合:やや遅い
⑤栽培難度:普通、低温、高温に強い
⑥挿し木:鹿沼土で100%
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax15cm前後
⑧雌雄:? 我が家での開花実績無し
②入手時期:1993年頃
③入手元:一正園殿
④成長度合:やや遅い
⑤栽培難度:普通、低温、高温に強い
⑥挿し木:鹿沼土で100%
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax15cm前後
⑧雌雄:? 我が家での開花実績無し
本種は、ヴィーチ商会の温室で採取された種子をオランダ・ライデン植物園のH.Wittei氏が育成、流布されたもので、作出されて既に100年以上愛培され続けてきた品種です。N.Mastersiana、N.Dyeriana、N.Mixta、N.Wrigleyanaなどと共に古典的な名品ですので、是非とも系統維持していきたいものです。
本種はN.mixtaと同様、阪神大震災で温室のガラスが割れ、暫く寒風にさらされ、停電中は当然無加温状態であったにも関わらず、生き延びてきた数少ない品種で、とても思い入れがあります。
低温にも十分耐えうる品種で、しかも夏の暑さにも結構平気な強健種です。又、本種は腋芽が発生しやすくブッシュ状になります。我が家の個体も最盛期には6芽程度発生し、結構賑やかな状態でしたが、2014年の春に枯死してしまいました。泣
いつの間にか蟻の巣窟になっており、慌てて植替えをしましたが、根がボロボロで親株は敢え無く潰えてしまいました。何んとか1本のみ挿し穂が撮れる状態でしたので、早速鹿沼土に挿しダニコール1000倍希釈液で越水していましたが、無事に頂芽挿し×1、節間挿し×2の3本全てで発根、活着してくれました。ホッ!
これに先立つこと2012年5月に4本程挿し木をしていましたが、全て無事に発根し、3株は里子に出ました。1株は保険の意味で手元に置いていたのですが、順調に生育していたのも束の間、親株の枯死と時を同じくして、頂芽が枯れこんでしまいました。唯、地際に小さな発生したばかりの腋芽が覗いていましたので、成長は無理と思いつつ潅水していますが、今のところ何んとかなるかもしれない雰囲気です。何れにしても、今では殆ど入手出来ない貴重な品種ですので、何んとか無事に育て上げたいものです。下段写真左から、
本種はN.mixtaと同様、阪神大震災で温室のガラスが割れ、暫く寒風にさらされ、停電中は当然無加温状態であったにも関わらず、生き延びてきた数少ない品種で、とても思い入れがあります。
低温にも十分耐えうる品種で、しかも夏の暑さにも結構平気な強健種です。又、本種は腋芽が発生しやすくブッシュ状になります。我が家の個体も最盛期には6芽程度発生し、結構賑やかな状態でしたが、2014年の春に枯死してしまいました。泣
いつの間にか蟻の巣窟になっており、慌てて植替えをしましたが、根がボロボロで親株は敢え無く潰えてしまいました。何んとか1本のみ挿し穂が撮れる状態でしたので、早速鹿沼土に挿しダニコール1000倍希釈液で越水していましたが、無事に頂芽挿し×1、節間挿し×2の3本全てで発根、活着してくれました。ホッ!
これに先立つこと2012年5月に4本程挿し木をしていましたが、全て無事に発根し、3株は里子に出ました。1株は保険の意味で手元に置いていたのですが、順調に生育していたのも束の間、親株の枯死と時を同じくして、頂芽が枯れこんでしまいました。唯、地際に小さな発生したばかりの腋芽が覗いていましたので、成長は無理と思いつつ潅水していますが、今のところ何んとかなるかもしれない雰囲気です。何れにしても、今では殆ど入手出来ない貴重な品種ですので、何んとか無事に育て上げたいものです。下段写真左から、
1.2011年10月10日に撮ったもので、腋芽の最初のころに出来た未開の
ロアー
2.2011年10月15日に撮った別の袋のロアー。縦縞模様がとてもクッキ
リと表れていて、とても美しいと思う
3.こちらは2013年の元日のもの、昨年8月19日に、ほぼ4年ぶりとなる
ロアー
2.2011年10月15日に撮った別の袋のロアー。縦縞模様がとてもクッキ
リと表れていて、とても美しいと思う
3.こちらは2013年の元日のもの、昨年8月19日に、ほぼ4年ぶりとなる
植替えを実施したところ、腋芽が3芽程発生し全部で6芽程度になりぐんぐ
んと育ってきた。やはり定期的に植替えをして、用土をリフレッシュさせ、
根張りを良くさせる必要がある事をを大いに実感、大分ブッシュ上になって
きた感じ。これもロアーで後ろに見える株元が本種のもの
4.以前写真を整理していたら11年程前のものが出てきた。これは2003年
5月10日に撮ったミドル。ロアーももミドルもさほど変わらない
4.以前写真を整理していたら11年程前のものが出てきた。これは2003年
5月10日に撮ったミドル。ロアーももミドルもさほど変わらない

1.2011年9月21日、この頃はアッパーが多かった。腋芽の成長が良くな
かったので、ロアーが殆ど無い状態だった様に思う
2.このアッパーは2011年10月2日、1m程度伸長した茎に出来たもの。
色彩が殆ど無くなり、やや漏斗型になる
3.2011年10月21日、出来かけのアッパー。中々面白い形をしている
4.親芽が随分徒長したので、2012年5月7日にカットし、鹿沼土に挿し木
を実施した。本種では初めての挿し木であったが、すんなり100%成功。
これは半年経過した2012年11月12日に撮った挿し穂に出来たピッチ
ャー。既にミドル当たりの雰囲気
かったので、ロアーが殆ど無い状態だった様に思う
2.このアッパーは2011年10月2日、1m程度伸長した茎に出来たもの。
色彩が殆ど無くなり、やや漏斗型になる
3.2011年10月21日、出来かけのアッパー。中々面白い形をしている
4.親芽が随分徒長したので、2012年5月7日にカットし、鹿沼土に挿し木
を実施した。本種では初めての挿し木であったが、すんなり100%成功。
これは半年経過した2012年11月12日に撮った挿し穂に出来たピッチ
ャー。既にミドル当たりの雰囲気

1.2013年7月2日に撮ったもので、2012年5月に挿し木をした株に出
来たミドル辺りの嚢
2.2013年10月5日、左の株とは別の挿し木苗に出来たミドル辺りの嚢。
2.2013年10月5日、左の株とは別の挿し木苗に出来たミドル辺りの嚢。
この後、挿した3株は里子へ
3.2014年11月30日に撮ったもので、2012年5月に挿し木した1株
を手元で育てていたが、この春に頂芽が急に枯れこんでしまい枯死寸前だっ
たが、ちいさな腋芽が発生していたものが少し大きくなった。何んとか持ち
直してくれるかも知れない
4.同11月30日に撮った挿し木苗の状態。2014年の5月に親株が枯死し
3.2014年11月30日に撮ったもので、2012年5月に挿し木した1株
を手元で育てていたが、この春に頂芽が急に枯れこんでしまい枯死寸前だっ
たが、ちいさな腋芽が発生していたものが少し大きくなった。何んとか持ち
直してくれるかも知れない
4.同11月30日に撮った挿し木苗の状態。2014年の5月に親株が枯死し
てしまったが、何んとか1本挿し穂が残ったので、頂芽挿し×1、節間挿し
×2を鹿沼土挿ししたが、何んとか全てで発根してくれた。奥の株が頂芽挿
し、手前の2株が節間挿し。何んとか無事に育て上げ、系統維持に努めたい
5.こちらから二枚は今朝2015年7月28日に撮ったもの。左から三枚目写
真の脇芽のその後の様子で、主茎は既に枯れている。この脇芽は中々大きく
ならない様で、辛うじて生きているって感じ
6.左から四枚目写真の挿し木苗のその後の様子。ボチボチ着袋ししっかりとし
た感じになってきたので、秋口になったら砂利系混合用土で植替えをしよう
と思う
5.こちらから二枚は今朝2015年7月28日に撮ったもの。左から三枚目写
真の脇芽のその後の様子で、主茎は既に枯れている。この脇芽は中々大きく
ならない様で、辛うじて生きているって感じ
6.左から四枚目写真の挿し木苗のその後の様子。ボチボチ着袋ししっかりとし
た感じになってきたので、秋口になったら砂利系混合用土で植替えをしよう
と思う

1.2015年6月27日、挿し木苗に出来た嚢で、ミドル辺りの雰囲気
2.こちらから四枚は2015年7月25日に撮ったもので、こちらは何となく
ロアーな感じ
3.蓋が開いたばかりの嚢
4.こちらも挿し木苗に出来た嚢だが、ロアーの雰囲気
5.こっちの嚢は既にアッパーって感じ。何れも昨年の5月に挿し木した苗に出
来た嚢。今秋になったら砂利系混合用土で一回り大きな鉢に植替えよう。早
く以前の親株の様にブッシュ状になって貰いたいものだ
2.こちらから四枚は2015年7月25日に撮ったもので、こちらは何となく
ロアーな感じ
3.蓋が開いたばかりの嚢
4.こちらも挿し木苗に出来た嚢だが、ロアーの雰囲気
5.こっちの嚢は既にアッパーって感じ。何れも昨年の5月に挿し木した苗に出
来た嚢。今秋になったら砂利系混合用土で一回り大きな鉢に植替えよう。早
く以前の親株の様にブッシュ状になって貰いたいものだ

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