本日は、N.albomarginata T.Lobb ex Lindl."All Red"です。

①自生地:ボルネオ島、ペナン島、スマトラ島、マレー半島、
     1849年記載種
②入手時期:2011年11月
③入手元:リベラルファーム(ぷりんさん)殿
④成長度合:最初はやや遅いが徒長しだすと早くなる
⑤栽培難度:普通
⑥挿し木:我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家でMax10cm前後
⑧雌雄:?、我が家での開花実績無し

本種の最大の特長は、何といっても他種には見られない、襟の周りにリング状の真白い綿毛が生え、ハチマキをしている様になっている事でしょう。種小名は、その模様(albo:白、marginata:縁)に因みます。
補虫嚢の色は、グリーン、レッド、パープル、スポット等様々なフォームがありますが、全ての種の下位補虫嚢~上位補虫嚢にこのハチマキがあります。本種は暫くの間ロゼット葉のままですが、急に徒長を始めます。徒長を開始するとそのスピードはとても早い様で、この事も特徴の一つでしょうか。
我が家のN.albomarginataの中では一番元気で、良く着袋してくれます。又、N.albomarginataはグリーン系統をはじめ一般的にやや暑さを嫌う傾向にありますが、このレッドは真夏の暑い時期の方が成績が良く、冬場は少し成長が緩慢になるようです。最近は徒長して1.5m程度伸びていますが、一向に開花する気はないようです。ただ、最近やっとアッパーを付け始めました。下段写真左から、

1.入手当日、2011年11月9日の草姿全体を撮ったもの。挿し
  木苗だが割と大きくてしっかりとしている。一つだけ着袋してい
  た
2.2012年5月14日、約半年経過した株で、暖かくなってきた
  せいか、元気になってきた感じがする。着袋率は非常に良く、ほ
  ぼ100%
3.2012年12月24日に撮った草姿全体。気温が低下してきた
  ので、成長が緩慢になってきた。嚢も枯れ始め数少なくなった
4.こちらは2013年4月9日に撮った株姿だが、気温の上昇と共
  に元気になって、良く着袋してくれている。未だロゼットだが、
  暫くすると徒長を開始すると思う
イメージ 1

1.2012年1月17日、我が家に来て初めて付いた嚢。色合いが
  やや薄いが赤い嚢にハチマキが目立つ
2.2012年8月3日、高温期には草姿も立派になり、良く着袋し
  てくれる
3.こちらは2012年10月9日に撮った未開の嚢。やや色合いが
  薄い感じ
4.2012年10月23日、3の嚢が開いたものを反対側から撮っ
  たもの。色合いが薄いせいか、斑模様が少し目立つ
5.2012年12月24日に撮った補虫嚢のアップ。中々良い色合
  い
6.これは2013年4月9日に撮ったもの
イメージ 2

1.2013年10月5日、結構寸胴な感じの嚢
2.2013年11月22日、気温が低くなると色合いが濃くなる傾
  向にある様に思う
3.2014年5月12日、出来たての嚢。このレッド系はN.albom
  arginataの中でも特にハチマキが目立つ。右奥に少し写っている
  茎が本種の徒長枝で、下の棚から上の棚を潜り抜け伸びているた
  め、動かしようが無くなってしまった。そろそろカットして挿し
  木に挑戦しようか、それとも開花を待とうか一寸悩むところ
4.2014年8月30日に撮ったもので嚢三兄弟。真中奥が出来て
  2ヶ月以上経過したもの。ハチマキは汚れ煤けてくる。左が1ヶ
  月少々経過したもの、そして右の嚢が出来て間もないもの。やは
  り出来たては良いねぇ~
イメージ 3
1.2014年10月14日、右は出来たての嚢、左は間もなく蓋が
  開きそう
2.2014年10月29日に撮ったもの
3.2015年3月29日、主茎が既に1.5m程徒長しやっとアッ
  パーが付き始めた
4.2015年4月14日、ミドルの最後辺りの嚢
5.こちらは今朝2015年4月19日に撮ったもので、ひとつ前に
  出来たミドル
6.こちらも今朝とったもので、やっとアッパーが付き始めた。まだ
  色合いは残っているが、いずれ消えるのだろうか。形も漏斗型に
  なるのだろうか
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